キーボード上のパワーキーを押すと,システムを再起動したり終了したりするためのダイアログが表示されます。通常はマウスでボタンをクリックするのですが,このダイアログにはRキーを押すと再起動,Sキーを押すとスリープというショートカットが設定されています。ところが,日本語システムでは日本語入力のためのインプットメソッドがオンになっている場合,RキーやSキーを押すと文字入力用のウィンドウが開いてしまい,これらのショートカットが効きません。command + Rやcommand + Sを使えば問題ないのですが,ちょっと使いづらいですね。
PowerKeyShortcutは,パワーキーが押されたときに自動的にスクリプトを切り替えることにより,RとSのショートカットを使いやすくするためのコントロールパネルです。動作環境はシステム7.5以降です。なおPowerKeyshortcutは以下の場合は動作しません。
Finderで,PowerKeyShortcutのアイコンをシステムフォルダのアイコンにドラッグ&ドロップしてください。自動的にコントロールパネルフォルダに入れられます。その後MacOSを再起動してください。
「PowerKeyShortcut」チェックボックスは,PowerKeyShortcutの機能のオン/オフです。チェックされた状態がオンです。
「Startup Icon」チェックボックスは,起動時に画面の下にアイコンを参列させるかどうかの設定です。チェックすると表示します。
PowerKeyShortcutは元々シェアウェアでしたが,バージョン1.1からフリーウェアとなりました。2000年夏にアップルからリリースされた新型キーボードでパワーキーが廃止され、PowerKeyShortcutの存在意義が薄れたのが変更の理由です。PowerKeyShortcutの開発はバージョン1.1で終了となります。
PowerKeyShortcutの著作権は浅利哲が保有しています。配布は自由ですが、雑誌やCD-ROM等に掲載する場合には電子メールで連絡していただければ幸いです。
最後に,万が一あなたがPowerKeyShortcutを使用して何らかの被害を被っても,作者は何の責任も取りません。ご自身のリスクでご使用ください。
Ver. 1.1 (September 2000)
・シェアウェアからフリーウェアに変更