ScrubDelete 2.2.4

 

■はじめに

 私は普段21インチのディスプレイを使用しています。広い画面はとても便利でありがたいのですが、たまに使いにくい場面もあります。例えばゴミ箱へのドラッグです。頻繁に行うだけに、遠くのゴミ箱までドラッグする操作は非常に面倒です。贅沢な悩みでしょうか?(^^;)

 ScrubDeleteはマウスのスクラブ操作(マウスを素早く左右に振る)でファイルをゴミ箱に移動するためのコントロールパネルです。慣れるとドラッグするよりも楽に捨てられるようになります。捨て心地(?)もなかなか爽快です(^^;) ホットキーとの組み合わせでゴミ箱を空にすることもできます。動作環境はMacOS 8.0以上です。MacOS Xでは動作しません。
 

■インストールするには

 Finderで、ScrubDeleteのアイコンをシステムフォルダのアイコンにドラッグ&ドロップしてください。自動的にコントロールパネルフォルダに入れられます。その後Macintoshを再起動してください。

 

■使い方

 ScrubDeleteの使い方は次のとおりです。
 

・ゴミ箱へ捨てるとき

 1.Finderでゴミ箱に捨てたいファイルを選択する。

 2.マウスボタンを離してマウスを素早く左右に振る。
  (ホットキーを設定した場合は、そのキーを押しながらマウスを振ります。
   インストール直後はホットキーは設定されていません。)

 3.ゴミ箱に移動してもいいかを確認するアラートが表示されたらOKボタンをクリックする。
   (このアラートは表示しないようにすることができます。)

 

 ※ScrubDeleteの機能はFinderのファイルメニューの「ゴミ箱に入れる」
  (ディスクの場合は特別メニューの「取り出し」)を利用しています。
  これらのメニュー項目が選択不可になっている場合、ScrubDeleteも動作
  しません。
 

・ゴミ箱を空にするとき

 1.ホットキーを押しながらマウスを素早く左右に振る。
   (ホットキーはインストール直後はCommandキーに設定されています。)

 2.ゴミ箱を空にしてもいいかを確認するアラートが表示されたらOKボタンをクリックする。
   (このアラートは表示しないようにすることができます。)

 

■コントロールパネルの設定

 

・基本設定

 「ScrubDelete を使用する」チェックボックスは、ScrubDeleteの機能のオン/オフです。チェックされた状態がオンです。

 「起動時にアイコンを表示する」チェックボックスは、Macintoshの起動時に画面の下にアイコンを表示するかどうかの設定です。チェックすると表示します。

 「感度」スライダーは、スクラブ操作の効き具合の設定です。スライダーのノブをドラッグしてください。右に行くほど遅いスクラブ操作でもゴミ箱へ移動できるようになります。

 

・ゴミ箱へ捨てるとき

 「サウンドを再生する」チェックボックスは、ファイルをゴミ箱に捨てるときにサウンドを鳴らすかどうかの設定です。チェックすると再生します。下側のポップアップメニューでScrubDelete内蔵のサウンド、またはシステムにインストールされているサウンド(警告音)を選択できます。システムにサウンドを追加することで、好きなサウンドを鳴らすことが可能です。

 「確認アラートを表示する」チェックボックスは、ファイルをゴミ箱に捨てる前に確認のためのアラートを表示するかどうかの設定です。チェックすると表示します。スクラブ操作に慣れるまでは表示するようにしておくことをお勧めします。

※最低でもサウンドかアラートのどちらか一方はチェックすることをお勧めします。
 間違って大事なファイルを捨ててしまっても作者は責任を取れません。
 

 

・ゴミ箱を空にするとき

 「サウンドを再生する」チェックボックスは、ゴミ箱を空にするときにサウンドを鳴らすかどうかの設定です。

 「確認アラートを表示する」チェックボックスは、ゴミ箱を空にする前に確認のためのアラートを表示するかどうかの設定です。

 

■シェアウェア登録

 ScrubDeleteはシェアウェアです。継続してご使用にになる場合には、私、浅利哲に1,000円をお支払いください。登録することによって、Macintoshの起動時に表示されるメッセージは出なくなります。

 お支払い方法は付属のドキュメントを参照してください。

 

■おわりに

 SucrubDeleteの著作権は浅利哲が保有しています。配布は自由ですが、ホームページやBBS等に転載する場合には電子メール(できればインターネットのほうがありがたいです)で連絡していただければ幸いです。

 なお、万が一あなたがScrubDeleteを使用して何らかの被害を被っても、作者は何の責任も取りません。ご自身のリスクでご使用ください。

 最後に、このプログラムにぴったりのサウンドを提供してくださったKURUMIさん、βテストに協力してくださった仲野さん、どうもありがとうございました。


変更来歴

Ver. 2.2.4 (April 2002)

・ドキュメントを修正。

Ver. 2.2.3 (May 2001)

・MacOS 8.1以前のシステムにインストールすると起動時にシステムエラーが発生する問題を修正

Ver. 2.2.2 (January 2001)

・マイクロソフトのインテリマウスでスクロールホイールを回すとスクラブ機能が動作してしまう問題を修正

Ver. 2.2.1 (November 1999)

・MacOS 8.0/8.1でコントロールパネルが開けなくなっていた問題を修正

Ver. 2.2 (November 1999)

・MacOS 9に対応

Ver. 2.1 (October 1999)

・ゴミ箱へ移動するときもホットキーを設定できるように変更

Ver. 2.0 (January 1999)

・ホットキーとの組み合わせでゴミ箱を空にする機能を追加

Ver. 1.3 (October 1998)

・MacOS 8.5 に対応

Ver. 1.2.2 (August 1998)

・まれにサウンドが鳴らなくなる問題を修正
・まれにアラートの文字が化ける問題を修正

Ver. 1.2.1 (July 1998)

・Finderを終了して再起動するとサウンドが鳴らなくなる問題を修正

Ver. 1.2 (May 1998)

・ゴミ捨て時のサウンドを選択できる機能を追加

Ver. 1.1 (April 1998)

・スクラブ操作でディスクの取り出しが行える機能を追加
・従来より強い感度を設定できるように変更
・まれにバッググラウンドで動作中のアプリケーションがおかしくなる問題を修正


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