最近のコンピュータディスプレイは昔に比べてかなり高解像度になりました。広い画面はとても便利でありがたいものですが、たまに使いにくい場面もあります。例えばゴミ箱へのドラッグです。頻繁に行うだけに、遠くのゴミ箱までドラッグする操作は非常に面倒です。
ScrubDelete Xはマウスのスクラブ操作(マウスを素早く左右に振る操作)でファイルをゴミ箱に移動するためのユーティリティです。慣れるとドラッグするよりも楽に捨てられるようになります。捨て心地(?)もなかなか爽快です(^^;) ホットキーとの組み合わせでゴミ箱を空にすることもできます。動作環境はMacOS X 10.2以降です。
ScrubDelete Xはアプリケーションです。任意のフォルダ(アプリケーションフォルダなど)にコピーして起動してください。起動項目に設定することをお勧めします。
ScrubDelete Xはバックグラウンド専用アプリケーションなので、起動しても特に何も起こりません。(起動した状態で更にScrubDelete Xのアイコンをダブルクリックすると環境設定ダイアログが表示されます。)
旧バージョンからバージョンアップする場合は、いったん起動中のScrubDelete Xを終了させて(方法は後述)新しいバージョンに入れ替えて再起動してください。なお、インストール場所を変更した場合など、起動項目の再設定が必要になる場合もありますので、ご注意ください。
ScrubDelete Xの使い方は次のとおりです。
※ScrubDelete Xが有効なのはFinderが最前面にあるときだけです。Finderがバックグラウンドにある状態でスクラブ操作をしても何も起こりません。 |
ScrubDelete Xの設定をするには、ScrubDelete Xが起動している状態でScrubDelete Xのアイコンをダブルクリックします。起動していない状態でダブルクリックした場合は、単にScrubDelete Xが起動するだけになります。
次のようなダイアログが表示されます。設定が終了したらクローズボックスをクリックしてください。
「感度」スライダーは、スクラブ操作の効き具合の設定です。スライダーのノブをドラッグしてください。右に設定するほど感度が強くなり、遅いスクラブ操作でもゴミ箱へ移動されるようになります。
「サウンドを再生する」チェックボックスは、ファイルをゴミ箱に捨てるときにサウンドを鳴らすかどうかの設定です。チェックすると再生します。下側のポップアップメニューでScrubDelete X内蔵のサウンド、またはシステムにインストールされているサウンド(警告音)を選択できます。~/Library/sounds/ にAIFF形式のサウンドファイルを追加することで、好きなサウンドを選択することが可能です。
「ボリューム」スライダーでサウンドの音量を変更することが可能です。左に設定するほど、システム全体の音量設定に対して小さな音になります。
「確認アラートを表示する」チェックボックスは、ファイルをゴミ箱に捨てる前に確認のためのアラートを表示するかどうかの設定です。チェックすると表示します。スクラブ操作に慣れるまでは表示するようにしておくことをお勧めします。
※最低でもサウンドかアラートのどちらか一方はチェックすることをお勧めします。間違って大事なファイルを捨ててしまっても作者は責任を取れません。 |
「ゴミ箱へ捨てるとき」と同様ですが、こちらはホットキーの設定が必須となります。
また、Finderの環境設定でゴミ箱を空にする前に警告を表示するように設定している場合、FinderとScrubDelete Xの両方から確認が出てしまいます。必要に応じてどちらかをオフに設定してください。
通常は特にScrubDelete Xを終了させる必要はありませんが、何らかの理由で終了したい場合は設定ダイアログを出して、optionキーを押しながらクローズボックスをクリックしてください。
ScrubDelete Xはシェアウェアです。継続してご使用にになる場合には代金1,000円をお支払いいただく必要があります。シェアウェア登録することによって起動時に表示されるメッセージは出なくなります。
お支払い方法は、インターネットで下記のURLにアクセスしてください。(クリックすると移動します)
http://www.asari.jp/scrubdeletex/regist.html
なお、誠に勝手ながら、電子メールアドレスをお持ちでない方からの送金は受け付けておりません。ご了承ください。
ScrubDelete Xの著作権は作者である浅利哲に帰属します。取り扱いは一般的なシェアウェアと同じように考えてください。
最後に、このプログラムにぴったりのサウンドを提供してくれたKURUMIさん、開発テストに協力してくれた仲野さん、どうもありがとうございました。