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2005年2月 7日

地上波デジタルがアナログより劣る部分

カテゴリー: 趣味

地上波デジタル放送が見られるようになって数日たちました。アナログに比べて良くなった点はもちろんたくさんあるのですが、それは改めて書くまでもないと思うので、不満に感じたことを書いてみたいと思います。

まず、チャンネンルの切り替えが非常に遅い。これは受信する側の機器によっても違うのかもしれませんが、うちのCATVのセットトップボックス(PanasonicのTZ-DCH505)だと、切り替えに1〜2秒もかかります。初めから目的のチャンネルが決まっていて、そこに切り替える分にはたいした問題ではありませんが、チャンネルのアップダウンキーで順々に切り替えて見たい番組を探すような使い方は現実的ではありません。個人的には非常に不満です。

実際にはチャンネルを変えると(リモコンのボタンを押すと)ほぼ瞬時に変えたチャンネル名や番組名などの情報が表示され、1秒程で音声が出て、更に1秒程で映像が出る、という感じです。情報が出た時点で別のチャンネルに切り替えることは可能です。


次に不満なのがアスペクト比。現在の地上波デジタル放送では16:9の番組と4:3の番組が混在しています。しかしテレビ局側から送出されている映像は16:9の画面で見ることしか考慮していないらしく、4:3の番組の場合、画面の左右に黒い部分を付け加えて16:9にするという、かなり乱暴な加工がしてあります。つまりこれを16:9の画面で見ると左右に黒い部分がついた映像として普通に見られますが、4:3の画面で見ると、左右だけでなく上下にも黒い部分がついてしまうのです。全体的に小さくなってしまうわけですね。元の映像がレターボックス(4:3の上下を黒くして16:9にした映像)だったりすると、更に上下が小さくなります。セットトップボックス側で左右をカットして拡大表示させることは可能ですが、番組によっていちいち切り替えるのはかなり面倒です。

映像にアスペクト比(16:9か4:3か)の情報を持たせれば(MPEG2なんだから持たせてあると思うけど)わざわざテレビ局側で加工する必要なんてないはずです。なぜこんなふうにしてるんでしょうね。まあ、地上波デジタルチューナー内蔵で4:3のテレビというのは存在しないのかもしれませんが、それでも私のようにCATV経由で見たり、従来型のビデオに録画することもあるわけですから、ちゃんと考慮して欲しかったですね。つーか「この仕様考えたやつ出てこい!」って感じ?(笑) DVDではちゃんとやってるんだしねぇ。

ちなみにこの問題はBSデジタル放送でも同様のようです。



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