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2005年12月11日

ソニー MDR-DS4000 その後

カテゴリー: Audio&Visual

11/16の日記のその後です。購入から1ヶ月ほどたちましたので、気づいたことを書いてみたいと思います。不満な点も書きましたが、あくまで1ユーザーが限られた環境で使用した結果ということでご了解ください(^^;)

まずワイヤレスヘッドフォンとしての使い勝手ですが、やはりデジタル伝送ということで安定感がありますね。赤外線の到達範囲もかなり広く、部屋の中を歩き回っても問題ありません。個人的にはこのレベルなら文句なしですね。

音声の入力端子はアナログとデジタル(光)がありますが、切り替えがプロセッサー(赤外線の送信ユニット)側にあるので、頻繁に切り替えるとなると面倒です。仕方ないので5.1ch.ソース以外は常にアナログで使用しています。私はテレビやDVD(主に自分で録画したもの)で使うことがほとんどなので、それで問題ありません。

充電は、ヘッドフォン本体をプロセッサーに置くだけということですが、これが意外と難しいです。置くだけとは言え接点があるので、そこがきちんとハマっている必要があります。最初はうまく置くのに何分もかかりました。今は慣れましたが、それでも数秒はかかります。とても“置くだけ”とは思えないですね。このギミックでよく商品化したなというのが正直な感想です。また、プロセッサーの上にヘッドフォンが乗るので、置き場所も選びます。以前はちょっとしたラックの隙間に置いておけたのですが、まだベストな場所が見つけられません(^^;)


次に音質ですが、これまたデジタル伝送ということでクリアで安定したサウンドですね。普通のワイヤードのヘッドフォンに比べると多少S/Nが悪いのと、ちょっと低音がボコボコして耳障りに感じるときもありますが、AV用のヘッドフォンとしてはほぼ満足です。

ただ、サラウンド機能には少し不満があります。元々デジタル伝送のワイヤレスヘッドフォンが欲しくて買ったわけでサラウンドは必要なかったのですが、それにしても不満です。感覚的には前後の動きを左右の動きに変換してごまかしているといった感じで、そのせいかセリフなどのセンターの音が非常に薄く感じます。ヘッドフォンの左右に音が集まっているようなサウンドです。ちなみに、うちにはヤマハのAVアンプがあり、それにはヤマハご自慢のサイレントシアターというヘッドフォンによるヴァーチャルサラウンド機能があるのですが、それと比べると情けないほどチープに感じます。

更にソースがデジタルの場合(ドルビーデジタルの場合だけかも)は、もう1つ不満があります。意図的にダイナミックレンジをコントロールしているように感じるのです。このヘッドフォンにはコンプレッション機能という、ダイナミックレンジを圧縮して音量差を小さくする機能があるのですが、それをオフにしたときにも同じような効果を感じます。そのせいで何とも迫力のないサウンドになってしまいます。気のせいじゃないと思うんですが、うちの個体の問題(スイッチがおかしいとか)かな?(^^;)


まあ、不満な点もありますが、今までのアナログ伝送のワイヤレスヘッドフォンと比べると劣っている部分はないわけで、当初の目的は果たせています。購入価格を考えても満足ですね。



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