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2006年9月28日

STAX SR-404

カテゴリー: Audio&Visual

16日の日記で「やはりスピーカーからの音じゃないと楽しめない」みたいなことを書きましたが、私にはまだヘッドフォンの未体験ゾーンがあることに思い当たりました。例えば本格的なヘッドフォンアンプ、そしてコンデンサー型のヘッドフォンです。コンデンサー型といえばSTAXが定番(というかほとんど唯一無二の存在?)ですが、昔から高価なイメージがあって、今までまともに検討したことはありませんでした。ところが調べてみると、組み合わせ次第では意外とリーズナブルなようです。先日、深夜にビールを飲みながらネットで情報収集していたところ「これを買えば小さな幸せが得られるかもしれない」という考えに脳が支配され、衝動的に注文してしまいました(^^;)

衝動的とはいえ、機種はちゃんと検討しました。値段を考えると選択肢は限られてしまいます。20万円もするハイエンドのSR-007はどう考えても無理。そうすると次はSR-404 (Signature)になります。これなら実売3万円台です。事実上、選択肢はこの機種しかありませんね。

20060928-18.jpg

コンデンサー型なので本体だけでは使えません。専用のドライバーユニット(アンプ)が必要です。これはちょっと悩みました。SR-404にはSRS-4040Aというセット商品もあって、そのドライバーユニットはSRM-006tAなのですが、この組み合わせだと10万円を超えてしまいます。また、真空管アンプなので使い勝手の面でも不安がありました。そこで1つグレードを落として、ソリッドステートのSRM-313にしました。これだと実売3万円台で、本体と合わせて7万円ほどの出費で済みます。試聴なしの衝動買いでは、このくらいが限界ですね(^^;)


肝心の音は、まだCDを何曲か聴いてみただけですが、素直でクリアなサウンドですね。低音も思ったより出るし、高域はどこまでも伸びていくような余裕を感じます。かといってバランスも悪くない。解像度も高い。値段分の良さは感じますね。エージングが進めば更によくなるはずなので楽しみです。ヘッドフォンはスピーカーの代替にはならないという考えは変わりませんが、音質だけ見れば我が家のどの再生装置よりもハイクオリティです。これに見合った、もっと良いCDプレイヤーが欲しくなりました。

音漏れは大きいとは聞いていましたが、予想以上に大きいです。ヘッドフォンを外して手に持ってみても、それなりの音量で聞こえます。日本語の歌なら何を言っているか聞き取れるほどです。装着時については一人では試せないので分かりませんが、静かな環境で側に誰かいたら迷惑になるのは確実ですね。ただ、この漏れた音がまた凄くハイクオリティ(笑) 非常にまろやかで、こんな小さな音でこんな良い音は聴いたことがありません。どっちかというと、こっちの音に驚きました(^^;)

試聴なしでの購入ということで心配していた装着感も悪くありません。かなり大きくて耳がすっぽり覆われるので、メガネをかけていても問題なさそうです。

おなじみの無骨なデザインは、これはもはや伝統的と言えるのかもしれませんが、見れば見るほどかっこ悪いですね(笑) まあ、プラスチック部分以外には高級感を感じなくもないし、まだ自分が装着している姿は見ていないので今のところギリギリ許容内でしょうか(^^;) 外に持ち出すこともないしね。色はSTAXのホームページにある写真より濃い茶色(チョコレート色)で良い感じでした。

ドライバーユニットはA級アンプということで発熱が心配でしたが、それほど問題なさそうです。奥行きがあるので、ちゃんとラックに入れたいのですが、今のラックでは棚が足りません。やはり新しいのを購入せねば。


関連リンク
オーディオラックを購入 (2006年10月02日)
STAX SR-404 その後 (2006年10月16日)



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