2006年11月11日
スピーカーケーブルを新調
オーディオ機器リニューアル計画の最終章として、スピーカーケーブルを新調しました。今までのケーブルに不満があったわけではないのですが、バイワイヤリングを試してみたくなったのです。今まではスピーカーが対応していなかったので(フルレンジだったので当然ですが)これが初体験です。
バイワイヤリングにするには倍の長さのケーブルが必要になるわけで、予算的に厳しくなります。うちは引き回しも長めなので尚更です。個人的にはスピーカーケーブルなんてOFC素材で、それなりに太さのあるケーブルなら十分じゃないかと思っていますが、それでもグレードが落ちるのは嫌なので、今までのケーブルと同程度の価格のものからBELDENのSTUDIO 716MK2を選びました。選択基準は特にありませんが、非常識に高額なケーブル(1m数万円とか数十万円とか)をラインナップしているようなメーカーは避けました。
バイワイヤリングについては今まで、理屈を考えると多少の効果は期待できそうだとは思っていましたが、どの程度かとなると全く予想できませんでした。今回はケーブルも変えたので、差を知るためにまずシングルワイヤリングに(というかジャンパーを付けたままに)してみました。試聴してみると、以前のケーブルとあまり変化は感じません。同程度の価格のものなので大きく変わってしまうはずもないのですが、ちょっと拍子抜けです(^^;)
アルバムを1枚ほど聴いてから、次にバイワイヤリングにして(ジャンパーを外して)同じものを聴いてみました。結果は、なんと驚いたことに、見事に変わりましたね。どうせそんなに差は出ないだろうと思っていたのですが、音質がどうこうではなく位相が揃ってスッキリしたという印象です。その後も何枚か聴いてみましたが、やはり多少の効果はあるようです。自分一人ではブラインドテストはできませんが、もしやってみたとしても違いが分かるんじゃないかと思える程度の差は感じました。
正直、オーディオ界にはどう考えても効果が期待できそうにないアクセサリーや「こうすると音が良くなる」的な非科学的な迷信が蔓延しているので、もう何が正しくて何が間違っているのか分からなくなっていましたが、やはり「理屈に納得できるかどうか」がポイントかなと思いました。それでも、いわゆるプラシーボ効果なんじゃないかという思いは拭えませんが(^^;)
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