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2007年1月21日
*ist DSの回転機能
我が愛機、*ist DSには画像の回転機能があります。撮影した画像を再生ボタンで表示して、十字キーの左または右を押すことによって、90度回転する機能です。更に、その状態からOKボタンを押すと、画像を回転した状態で保存することができます。縦位置で撮影した写真は撮影後すぐに正しい位置に回転しておくと後で便利です。例えば花の接写などでは、時間がたつとどの方向が正しいのか分からなくなってしまうことがあるんですよね(^^;)
ただ、この回転機能には1つ疑問点があって、今まで活用できずにいました。私は主にJPEGで撮影しているのですが、回転して再保存する際に再エンコード(再圧縮)されるのかという点です。例えばPCの画像処理ソフト等でJPEGを開いて回転して再保存すると、たいていは再エンコードとなり、理論上画質が劣化します。ただし、JPEGにはロスレス回転という、再エンコードを伴わない回転法もあり、それができるソフトなら問題ありません。*ist DSの回転機能がどっちなのか判断できなかったのです。RAWで撮影していれば関係ない話なんですけどね。
この件はずっと調べようと思っていたのですが、先日やっと実行しました。結論から言えば、ロスレス回転でした。これで安心して使えますね。調べた方法は、1枚の写真から、*ist DSで回転したものと、PCのソフトでロスレス回転したものを作って、自作のプログラム(仕事でたまたま作っていた)を使ってピクセル単位で色を比較しました。結果は完全に一致しました。試しにAdobe Photoshopで回転して再保存した画像とも比較してみましたが、半分以上のピクセルが変わっていました。再エンコードなので当然ですね。
実際には1回くらいの再エンコードでは目に見えて劣化することはありませんが、それでもたかが回転だけのために理論上とはいえ画質が落ちるのは嫌なので、ロスレス回転は嬉しい機能ですね。
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