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2013年1月 8日

QTKit

カテゴリー: プログラミング

Macで、動画ファイルを一定時間(数秒〜1分くらい)ごとにサムネイル表示できる(PS3のシーンサーチのような)アプリがないかと思って探したのですが、見つけられなかったので自分で作ることにしました。

以前、PSP用の動画ツール的なものを作ったことがあるので、QuickTimeのことはだいたい分かっています。ただ、あれはCarbonアプリだったので、今回は勉強も兼ねてCocoaで作ります。そんなわけで、初めてQTKitを使ってみました。

WebKitは経験があるので、おそらく似たようなものでしょう。まずは単純に再生するだけのプログラムを作ろうと、見よう見まねで始めたのですが、どうも実行すると(動画を開くと)クラッシュしてしまいます。アップルに何かサンプルがないかと探したところ、QTKit Application TutorialにCreating a Simple QTKit Media Player Applicationという、期待どおりの情報がありました。

さっそく同じように作ってみたのですが、実行するとやはりクラッシュしてしまいます。ここで、Xcodeのバージョンが違うせいだと確信しました。アップルのサンプルはXcode 3.2を前提としているようですが、今の最新版は4.5.2です。

色々なところの設定を変えて試行錯誤したのですが、XibファイルのDeploymentのOSバージョンを1つずつ古くしていったところ、NSWindowのUse Auto Layoutという設定が引っ掛かりました。これをオフにして実行してみたら、無事に動作するようになりました。面倒なところではなくてホッとしました。

アップルは狂ったようにXcodeのバージョンアップを繰り返していますが、ドキュメントのメンテに関しては、全く行き届いているとは言いがたい状態ですね。進化が早すぎて、たまにしかやらない人間には厳しい世界です。純正のチュートリアルですらこの有様ですから、市販の書籍なども同様なんでしょうね。


関連リンク
QTKit その2 (2013年01月10日)



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