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2014年4月 2日
とりあえず音圧を下げてくれませんか、話はそれからです
最近、ネットワークプレイヤーを購入したことをきっかけに、古いものから新しいものまで、たくさんのCDを聴いているのですが、以前から不満だったことが気になって仕方なくなってしまいました。
それは音質です。最近のCD(ただしクラシックやジャズ等は除く)は、明らかに以前より音が悪くなってますよね。例えば、テレビやネットで聴いて良いなと思ってCDを買ってみたけど、音が悪くてガッカリなんて経験が、ここ数年で異常に増えたような気がします。
実際、古いCDを聴いた直後に新しいのを聞くと、FMラジオからAMラジオに変わったくらいの落差を感じます。音だけはやたら大きいんですけどね(^^;) 技術的には、音圧重視の音作り(音量の大小を圧縮して均一化する加工)をしているせいで音質が犠牲になっているわけですが、このほうがプアな再生環境で聴いたときに聴感上のインパクトがあり、実際、売れ行きにも大きく影響するようです。逆に良いシステムで聴くほど音の悪さがよく分かるという、残念な状態になっています。
まあ、これは今に始まったことではなく、かなり以前からあった問題で、何を今更という話ですが、それでも以前は「音質に影響しないギリギリ」という段階には、とどまっていたように思います。まだ良心がありました(笑) それが最近はもう「音質が落ちてもいいから可能な限り音圧を上げろ!」という乱暴なレベルになっているように感じます。ヘッドフォンなんかで聴いていると不快に感じるものもあり、タイトルのようなコメントを出したくなるわけです(^^;)
ただし、希望はあります。ハイレゾです。どうやら、市販されているハイレゾの楽曲は、CDほど音圧を上げずマスタリングされているものが少なくないようです。制作サイドも、この問題に我慢できない人がいるのでしょう。当然ですよね。ハイレゾを求める人は音質重視の人と言って間違いないので、将来は同じ楽曲でも音質重視のハイレゾと、それ以外の音圧フルブースト版(笑)という住み分けができていく可能性はありますね。そのためには、ハイレゾがもっと普及しなければならないわけですが、期待して買い支えていきたいと思います。
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