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2014年9月12日
DAT
大昔に録音した自作曲の音声をPCに取り込む必要があって、久々にDAT (Digital Audio Tape)のデッキを引っ張りだしてきました。若い人はご存知ない方も多いでしょう。主に80年代から90年代くらいにかけて販売されていた、デジタル録音ができるテープレコーダーです。MD (MiniDisc)の登場で一般向けとしてはあまり普及することなく終わりましたが、DATのほうが音質が良かったこともあり(CDと同等かそれ以上)音楽制作の現場では長らく使われ続けました。(今でも使われている?)
私が所有しているのはDENONのDTR-80Pというポータブル機で、MTR (Multi Track Recorder)から2ch.ステレオにトラックダウンする際のマスターレコーダーとして、またはスタジオに持ち込んで音源がわりにしたり、演奏を録音したりと、当時はかなり使い倒していました。
購入からもう20年以上たっているので、さすがに壊れてないか心配でしたが、なんとか動きました。ヘッドフォン出力から音が出なかったり、あちこちの端子に接触不良が出はじめていたりしましたが、メカは大丈夫そうです。さすがはメイドインジャパン! 動いてしまえばあとはデジタルです。音質的には全く問題ありません。
PCへの取り込みは、初代MacBookの光デジタル入力端子(マイク端子と兼用)から行いました。ただ、DATのほうのデジタル出力が同軸端子しかなかったので、AVアンプを間にかまして同軸・光変換を行いました。こんな面倒なことはもうやりたくないので、必要になりそうなテープはこの機会にひととおり取り込んでおきました(^^;) いつ壊れてもおかしくないですしね。
アプリケーションはフリーソフトのAudacityを使用しました。デジタル入力からの録音は少々不安定でしたが(音声信号との同期が切れると落ちる)無事に取り込むことができました。これでこのDATもお役御免ですかね。しかし、よく持ったものです。
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