« AKAI EWI4000s その後3 | メイン | 写真日記204 »
2016年8月21日
ウクレレ
先日、EWIのためにウクレレ用スタンドを買いましたが、実は私はウクレレも持っています。もう15年以上前でしょうか、当時、一緒にバンドをやっていたメンバーにもらったもので、Famousという日本のメーカーのFU-180Pというソプラノ・ウクレレです。高いものではないけど安物でもない、そこそこちゃんとしたウクレレだそうです。
調べてみると、ボディはハワイアンコア材の合板だそうで、なるほど木目が綺麗(特にヘッドや裏が凄い)です。他の素材は分かりませんでしたが、見た目の感じから、おそらくネックはマホガニー、指板はローズウッドでしょうか。
長いこと放置していたせいで、だいぶみすぼらしくなっていたので掃除したり磨いたりしていたら、あちこち気になってきてしまい、少しレストアすることにしました。
まず、ペグが酸化して動きも悪くなっていたので、Amazonで見つけたDer JungのDJ229N-WHPというやつに交換しました。最初はギターのようなギア付きのペグにしようかとも思ったのですが、見た目が変わるのは嫌だったので、色も含め、オリジナルと同じようなデザインのものにしました。ただ、オリジナルはツマミが安っぽいプラスチック(金型のパーティングラインまで残っていた)だったので、そこだけパールホワイトの綺麗なやつを選びました。これ、なかなか格好良いですね(^^;)
加工は少し穴を拡張する必要がありましたが、比較的短時間でできました。古いペグを取り外すときヘッドの表面が少し剥がれてしまいましたが、それ以外はうまくできたと思います。ちなみに、この手のストレートタイプのペグは構造上かなり緩みやすいのですが、このペグは内部にスプリングが入っていて、多少ですが緩みにくくなっているようです。そのかわり、以前のものより少し重いかもしれません。
ナットとサドルも交換しました。こちらもAmazonで牛骨のものを見つけて、それにしました。横幅が同じものを買ったのですが、厚みにかなり違いがあり、すり合わせには苦労しました。120番の紙やすりでゴシゴシやったのですが、牛骨は硬いですね・・・。しかも、削ってるとなんか臭いし(笑) なお、平均的なウクレレのサドルの厚みは3mmということですが、このFU-180Pのブリッジのスリットは、どう見ても2mmくらいしかなかったので、ボディ側も少し削りました。
サドルの弦に当たる部分は、はじめから細かい段階上の加工がされていましたが、なるほど、弦を張ってチューナーで測ってみたところ、オクターブピッチも良い感じです。偶然かもしれませんが、ここもたくさん削って調整するとなると大変なので、ラッキーでした。
ブランクが長すぎて以前との音の比較はできませんが、ウクレレの、この枯れたサウンドはなかなか良いものですね。第一線から退いた今のほうが魅力を感じます。
実際、ウクレレの演奏はギター経験があれば比較的簡単です。若い頃ギターをやっていて今もやりたいけど、いろんな意味で躊躇している、なんていう私みたいな人は少なくないと思いますが、そういう人にとって、この小さくて軽くて、あまり大きな音が出ないウクレレという楽器は、意外に魅力的な選択肢かもしれません。私も、ここのところ電子楽器づいていたせいもありますが、やはり生の楽器は良いですね(^^;)
コメント
いいですねぇ
ウクレレかミニギター欲しいと思ってはや数年・・・
投稿者 お〜ぐろ : 2016年8月22日 00:21
このウクレレは当時、定価18,000円だったみたいです。価格的にもギターより手頃ですね。オススメ(^^;)
投稿者 浅利 : 2016年8月22日 00:46
よろしければコメントしてください。
※メールアドレス以外の項目はこのページ上に公開されます。個人情報などの入力にはご注意ください。