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2017年9月 9日
CASIO PB-200
ヤフオクでカシオのポケコン(ポケットコンピュータ)PB-200を入手しました。おそらく1983年のモデルで、その前年に出たPB-100(カシオのポケコン1号機)のRAMを増設したモデルですね。
PB-100が標準の約0.5KBから1.5KBまで増設できたのに対して、これは初めから1.5KBを搭載したモデルです。先日のPC-8001が、これより古くても16KBか32KBですから、デスクトップ機と比べて、いかに少ないかが分かりますね。
ポケコンの定義は人によって様々だと思いますが、私の定義は「ポケットに入るほど小さく、長期間電池だけで動作し、QWERTYキーボードを搭載し、単体でプログラミング可能なPC」ですかね。ちなみに、私は子供の頃にポケコンを買おうと(買ってもらおうと)思ったことはありませんでした。なんというか当時は、デスクトップPCすら持っていないのに、安いからという理由でポケコンを買ってしまったら負けだと思っていました(笑)
しかし、決して憧れがなかったわけではなく、その小ささとデザインには、かなりグッと来ていたことを覚えています。今回、新品のように綺麗な個体が出品されていたのを見て、つい我慢できず入札してしまいました(^^;)
実際、ボディはデッドストックと言われても信じてしまうほど綺麗でした。子供の頃の記憶よりずっと小さく、薄く、そして美しかったです。iPhone 6sよりちょっと大きくて、ちょっと厚いくらいですかね。重量はかなり軽くて、届いたとき違うものが入ってるんじゃないかと疑ったほどです(笑)
ボディは傷1つないけど、液晶には僅かな変色が見られます。ただ、電源を入れると分からなくなるレベルで、視認性は新品の頃と変わらないのではないかと思います。まあ、製造から30年はたっているでしょうから、いつダメになってもおかしくはありませんけどね。
ちなみに晩年のポケコンは、2大メーカーのカシオ、シャープともに黒いボディが主流になってしまい、個人的には残念に思っていました。やはりこの当時のデザインが好きですね。最後までポケコンを製造していたシャープの最終機(PC-G850VS)は、まだ新品が手に入るようです。画面は広いし、BASICだけでなくC言語などいくつかの言語か使えるようで、欲しくないと言えば嘘になります。黒いけど(笑)
付属品は合皮のケースのみで、こちらは少し痛みも見られましたが、それでも綺麗です。おそらく、このケースに入れたまま長期間保管されていたのでしょうね。
PCなんて商品は今でもそうでしょうが、買ってはみたものの使わなかった(使えなかった)というパターンはかなり多いでしょうから、こうやって新品同様で残っているものは意外と多いのかもしれませんね。たとえ汚くても壊れていても捨てずに、ぜひ市場に流して欲しいものです。
さて、これを何に使おうかと考えていて、1つ作ってみたいプログラムを思いつきました。資料がないので苦労するかもしれませんが、デスクトップ機と違ってテレビを見ながらでもやれるので、のんびり楽しみたいと思います。
関連リンク
・CASIO PB-200 その2 (2017年09月10日)
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