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2020年3月22日

Carl Zeiss Distagon T* 2.8/25 ZK その後

カテゴリー: カメラ

17日の日記のその後です。このレンズは最短撮影距離が0.17mという、なかかかの接写能力があります。マクロレンズ並に使えるという噂を聞いていたので、実際にデジタル一眼レフで試してみました。残念ながらフルサイズ機は持っていないのでAPS-CサイズのK-5 IIsです。焦点距離は約1.5倍の38mm相当になります。

Distagon T* 2.8/25 接写テスト 1スペックを調べた限り(中古品なので取説の類は付属していなかった)最大撮影倍率が分からなかったので、まずは定規を撮影。ボケ具合も見たかったので絞り開放(F2.8)です。ピントは赤字の下端あたりですが、手持ち撮影なので若干微妙です(^^;)

例えば10mmの物が撮像素子(またはフィルム)上に10mmの大きさで写るのが等倍です。APS-Cセンサーの横幅は23.6mmなので、最大撮影倍率はざっと0.4〜0.5倍くらいでしょうか。本当に一昔前の(もっと昔かな)マクロレンズ並ですね。

なお、焦点距離と撮影距離が同じでも、接写時はレンズ構造によって意外と画角が変わってしまうそうです。したがってスペックが公表されていない場合は、こういったテストをしてみないと、そのレンズの本当の接写能力は分かりません。

Distagon T* 2.8/25 接写テスト 2次に単3電池。ほぼ画面いっぱいに撮れます。イメージしやすいですね。十分な接写能力です。

ちなみに撮影距離というのはフィルム面からの距離のことなので、レンズ先端からの距離(ワーキングディスタンスと言う)は、ほぼ数センチです。フードまで付けたら(このレンズのフードは凄く短いけど)被写体にくっつきそうな程の近さです。つまり、これがほぼ設計上の限界でもあるんですね。やろうと思えばもっと短くできたのかもしれません。

Distagon T* 2.8/25 接写テスト 3最後にもう1枚。愛用のUSBメモリです(^^;) これもピントは"USB"の文字の下あたり。

25mmという超広角域のレンズですが、接写すると思ったより大きくボケますね。特にAPS-Cサイズのデジタルカメラなら、標準マクロとして十分に使えそうです。



コメント

38mm相当でこの接写はいいですねぇ
広角っていうと風景向けのイメージがあるですけど、いろいろ使えそうですね

投稿者 おーぐろ : 2020年3月23日 02:19

期待より良かったですね。普段の小物の撮影なんかも、これでやろうかなと思い始めています。

投稿者 浅利 : 2020年3月23日 13:43

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