2023年10月 3日

Roland Boutique JU-06A

先日、久しぶりにArturiaのMicroBruteをいじっていたところ、改めてこのサイズ感がとても好ましく思えました。音も凄く好みなので愛着もあるのですが、モノフォニック(単音しか鳴らない)というのが難点です。鍵盤で弾いていると、すぐに飽きてしまうのですよね。

ポリフォニック(和音が鳴る)シンセならKORGのminilogueもあるのですが、こちらはいかんせん大きすぎます。膝の上に置いて弾く気にはなれません。そんなわけで、デジタルでもいいから何かポリフォニックの小さなシンセが欲しいと思うようになりました。


いろいろ物色していると、ローランドのBoutiqueシリーズが理想的に思えました。音源モジュール(何種類かある)に25鍵の専用キーボードを接続(というか合体)できるデザインが秀逸ですね。音源部をチルトアップできるのもクールです。

発売された頃(2015年?)はデジタル音源なのに値段も高いということで興味を持てませんでしたが、あれからアナログシンセはいろいろ買って一定の満足感は得られたので、最近はこういうお手軽なヴァーチャル・アナログ音源もアリだなと思えるようになりました。他の音源も新機種がいろいろ増えていて、以前より魅力的になっているように感じました。値段も、先日マイナポイントで2万円分のポイントを貰ったので、それを足しにすればたいした負担じゃないなと思ったら、もう買うしかなくなりました(^^;)

音源は数年前に出たJU-06Aにしました。ローランドの往年の名機であるJUNO-60JUNO-106を再現したモデルです。同時発音数は実機より少ない4音ですが、まあこの25鍵のキーボードで弾いて遊ぶには十分です。作った音色を保存できるのも、気楽に使うなら重要ですね。

Roland Boutique JU-06A & K-25M音源とキーボードの接続は昔ながらのフラットケーブルなのですが、少し奥まった位置にコネクタがあって、意外と苦労しました。ピンを曲げないよう注意する必要もあり、気軽にちょくちょく音源を交換したりするのはちょっと怖いですね。せっかくだから、そのうちもう1台(ピアノの音が欲しいのでPCM音源の何かを)欲しいと思っているんですけどね。

チルトアップ機構は音源部を持ち上げて裏にある折りたたみ式の支柱の上に乗せるだけなので(固定されるわけではないので)そのまま持ち歩いたりはできません。支えも意外と弱そうで、動かしていたら一度バネが外れてしまって苦労しました。

また、私が購入した個体には、本体下部に(左から4つ目の白鍵の上あたり)大きな傷がありました。実際には最初からあったのか、取り付けに苦労してるとき気づかず引っ掻いたのか(だとしらかなり塗膜が弱い)分からなかったので、返品はしませんでした。銀色の地金が見えて目立っていたのですが、黒の油性ペンで塗ったら気にならなくなったので、まあOKです。

音はプリセットをざっと聴いてみた限りですが、悪くないですね。ポリフォニックということで和音を弾いて楽しめるPAD系の音色が充実しているように感じました。また、これまで聴いたことがないような不思議なシンセサウンドもあって驚かされました。

ダイソーで買ったPCケースケースも用意しました。A4ファイルサイズなのでPCケースが使えると聞いて、まずはダイソーで13.3インチPC用のケースを買ってみました。400円+税です。失敗しても諦めがつく値段ですね。

具体的なサイズが書いてなかったのでギャンブルでしたが、横幅と厚さは理想に近いです。縦は足りないことを覚悟していたのですが、予想に反して大きく余りました。これは最近のワイドサイズのPCに合わせたケースではないのかもしれませんね。でも結果オーライです。しばらくこれを使っていこうと思います。

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2023年9月27日

MACKIE ProFX12v3 その後

4日の日記のその後です。テレビ視聴用ということもあって毎日のように使っています。機能的には問題ありませんが、使い勝手の部分でいくつか気になるところがあったので、対策しました。

20230908-0001.jpgまず、安かったので純正カバーを買ってみました。ミキサーは埃まみれになると掃除が大変ですからね。本体を買ったときには主要なお店のどこにも在庫がなかったのですが、数日後にAmazonを見たら入荷していました。3千円弱でした。

後ろの部分はマジックテープで剥がせるようになっていてケーブルを挿したままにできるのが便利です。ただ、それでも変換アダプターを使うと長くなってしまうので、更に収まりが良くなるよう、繋ぎっぱなしにするケーブルはL字アダプターを経由するようにしました。これでスッキリです。


MACKIE ProFX12v3 ノブ交換次に、フェーダーのノブを変えました。カタログ写真などを見て昔から気になっていたのですが、マッキーのフェーダーのノブは形状が独特なんですよね。

このほうが使いやすいのだろうかとずっと半信半疑でしたが、やはり普通のノブと比べて1本指で操作しにくいし、色が黒いので視認性も悪いです。更に、板状なのでヘッドフォン等の細いケーブルが引っかかりやすいという予想していなかった問題もありました。

20230918-0001.jpg左は新旧の比較写真です。手前の黒いほうがオリジナルです。ちょっと小さいし、中央部の幅が狭いのが良くないのかもしれません。

交換したノブはAmazonでたくさん売っているuxcell製の安いやつです。サイズにはバリエーションがあるようですが、裏にある差し込みが4x1.2mmのものがピッタリでした。一般的なものですね。たいてい10個セットなのですが、このミキサーには11個必要なので、白とグレイを買って色分けしました。だいぶ余りましたが、将来の予備ですかね。見た目も普通に格好良いし、快適になりました。

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2023年9月 4日

MACKIE ProFX12v3

ふと思い立って、自室用にMACKIEの12chミキサー、ProFX12v3を買いました。6年くらい前に買った1世代前の4chモデルからのリプレイスです。4万円くらいでした。


元々、深夜のヘッドフォン使用時に、テレビを見ながら電子楽器をいじるために買ったわけですが、思ったより使用頻度が高く、色々やろうとするとさすがに4chでは(TAPE INがあるので実質6chですが)厳しくなってきました。実はギターアンプを常設して、ライン出力を繋いだままにしたいとずっと思っていたので、もう少しチャンネル数の多いミキサーに買い換えることにしました。他にも、ギターと同時にリズムマシン等を繋いだりしたくなることがありますしね。

まあ、それでも12chは少々オーバースペックですが、これより下のモデルだとレベル調整がツマミになってしまうので、ちょっと奮発してこれにしました。やはりフェーダーのほうが使いやすいですからね。

MACKIE ProFX12v3以前は右の写真のワゴンの中段のスペースにオーディオ・インターフェイスと一緒に入れていたのですが、さすがにもう無理なので上に置きました。測ってから買ったのでサイズはピッタリですが、ちょっと威圧感がありますね(^^;) なお、今度のこのミキサーにはオーディオ・インターフェイス機能があるので(これも条件の1つだった)単体のものはもうここでは使いません。


同じメーカーの同じシリーズの後継機にしては、音も少し変わったような気がします。でも良い感じです。なんと表現して良いか分かりませんが、好みの方向に変わったと思います。3バンドのイコライザーも良い塩梅に調整できて好印象です。以前は不要だと思っていたのですが、最近は着け心地優先で廉価なヘッドフォンやワイヤレスイヤフォンもよく使うので、あると助かりますね。モノラルchにはコンプレッサーもあるのですが、これも使いやすそうです。今度ベースギターを直に入力して試してみたいですね。

オーディオインターフェイス機能も試しましたが、プレイバックは少しコツがいるでしょうか? マニュアルだけではよく分からない部分もあったのですが、メーカーの以下の記事が参考になりました。

Mackie ProFXv3シリーズ「ダイレクトモニタリング」と「ループバック」設定方法

そういや別の部屋で使っているサウンドクラフトのミキサーでは、この記事にある無限ループっぽいミスをしてしまうことが何度かありました。ここはちゃんと理解して、用途に応じてどう使うべきか考えたいですね。


関連リンク
MACKIE ProFX12v3 その後 (2023年09月27日)

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2023年8月15日

VOX SILK DRIVE

久々にエフェクターを買いました。Nutube(新型真空管)搭載のVOXのVALVENERGYシリーズの1つ、SILK DRIVEです。


以前、シリーズでいちばんハイゲインなCUTTING EDGE買いましたが、これは逆にいちばんローゲインなモデルだと思います。

最近セミアコを買ってからクリーントーンの音を追求しているのですが、真空管アンプ直の音が意外とコンプレッション感があって弾きやすいので、エフェクターでもそれを実現したくなりました。CUTTING EDGEを歪み用に、SILK DRIVEを僅かに歪むか歪まないかくらいの、ほぼクリーンにセッティングして、切り替えて使うつもりです。

とりあえず音を聴いてみた限り狙いどおり活用できそうです。キャビネットシミュレーターモードも相変わらず良いですね。録音にも使えると思うので、この機能も目的の1つです。

エフェクトボードボードはいっぱいだったので、以前あったコンプレッサーは外しました。目的は似てますしね。また、ここに書いてはいませんでしたが、昨年購入したワウペダルも、ちょっと前にオートワウと入れ替えました。このサイズなら入るのです!

スイッチャーは、とりあえずバンク1だけ、以下のように設定しました。

1:CUTTING EDGE
2:CUTTING EDGE+ワウ
3:SILK DRIVE
4:SILK DRIVE+コーラス

私はあまりいろんなエフェクトを使い回すタイプではないので、基本的にこれだけで十分かもしれません。しいて言えば、あとSILK DRIVE+ワウが欲しいでしょうか。あとは常時オンのディレイをリバーブに変えるかどうかは、ちょっと迷っています。両方とも使えるペダルだと良いかもしれませんね。

ちなみにVALVENERGYシリーズにはLINK端子があって、2台を繋げば片方をオンにするともう片方がオフになるので、スイッチャーがなくてもそれほど使い勝手は悪くないはずです。そうすればボードのスペースがかなり空くな〜と思ったりもしたのですが、まあこれは電源ユニットでもあるし、チューナー出力が便利なので、しばらくはこのまま使い続けることにしました。

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2023年7月24日

Digital Performer 11

ここ15年くらいDAW(Digital Audio Workstation)はSteinbergのCubaseを使い続けてきましたが、思うところがあってMOTUのDigital Performer (DP11)を買いました。


私はその昔、Digital Performerの前身であるMIDIシーケンサー Performerを愛用していて、思い入れがあります。Performerと比べてCubaseは(特に最近のバージョンは)どうも馴染めないなと思いつつ使い続けてきました。たまにしか使わないせいかもしれませんが、何かやるたびに苦労するんですよね。

旧Performerはバージョン6を最後にバージョンアップされなくなってから30年くらいたちますが、Digital Performerへのアップグレードは今でも可能です。これ、なかなか凄いことですよね(^^;) 先日たまたま半額の16,500円でアップグレードできるセールがあり、気まぐれ半分で購入してしまいました。

実際には、まず最初にデモ版を少し試しました。見た目は旧Performerの面影はあまりありませんが、何の設定もせず、手持ちのオーディオインターフェイスで録音までできたのが好印象でした。VSTインストゥルメントの使い方もすぐに分かりました。このあたりの使い勝手はCubaseとも共通点が多いのでその経験が生きたのかもしれませんが、何かやるのにあまり苦労させられないという点では期待が持てました。

20230724-01.png更に決め手となったのは、旧Performerで愛用していた、とある機能のことを思い出したことです。Record Beatsという機能なのですが、これはメトロノームなどを使わず適当なテンポで記録した演奏データに対して、後から小節の区切り位置を合わせるための機能です。作曲のときよく使っていたのですが、Cubaseには似た機能がなく(上位版にはあるみたい?)残念に思っていました。

これを使うと自動的にテンポチェンジ情報が入って元の演奏イメージのまま小節が合うので、クオンタイズをはじめとした便利なMIDI編集機能が使えるようになります。更に、あとからテンポチェンジ情報だけ削除すれば、きちっとした(メトロノームのような)テンポの演奏にも簡単に加工できます。作曲のときはいちいちクリックに合わせて弾いたりしないので、かなり重宝します。

Digital Performerだと更に、録音したオーディオデータでも使えるのでしょうか? まだ試していませんが、ギターなどの生楽器を録音しっぱなしにして即興で弾いて、その中の気に入ったフレーズを元に他のパートを作るとか、そういうこともできそうですね。そんなこと考えていたら16,500円ならアリだなと思ってアップグレードすることにしました(^^;)

かつてはVisionと並び2大シーケンサーと呼ばれたPerformer、その頃と比べるとほぼマイナーなソフトと言ってもいいレベルに落ちぶれている印象ですが、昔からの愛用者はプロ、アマ問わず、まだまだ多そうです。ネット上に情報が少なかったり、日本語のマニュアルがなかったり(バージョン10の頃はあったという情報も?)と、逆にCubaseより苦労しそうな部分もありますが、素性の良さは今でも感じられるので、しばらくメインのDAWとして使っていきたいと思います。

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2023年6月25日

M5Stack用MIDIモジュール その5

M5StackのMIDIモジュールを使ってランダム再生させるプログラムを作っている件、遅くなってしまいましたが5月分のツイートをまとめました。(4月分の続き)今回は2つだけですが・・・。

いつもどおり1つのテーマがスレッドにまとまっているので、それぞれRead the full conversation on Twitterの部分をクリックすると全体が見られます。

実は次のネタも1つ作ってはみたのですが、あまり期待していた効果が出ず、お蔵入りさせてしまいました。それ以来、ギター改造したり買ったりしていて開発が止まっています(^^;)

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2023年6月16日

Epiphone Riviera

ふと思い立って、エピフォンのセミアコ(セミ・アコースティックギター)リヴィエラを買いました。

Epiphone Riviera実は先日Twitterで「エピフォン」がトレンド入りしていたのですが(その理由はしょーもない話でしたが)それを見て昔からちょっと気になっていたカジノ(わりと有名で人気のあるギター)を調べたりしているうちに、欲しくて仕方なくなってしまいました(^^;)

リヴィエラというギターの存在は全く知らなかったのですが、こちらにした理由はいくつかあります。まずカジノはセミアコっぽいけど構造はフルアコ(センターブロックがない)なので(これも知らなかった)深夜に弾くと生音がうるさそうだという理由です。家族が寝静まってから弾くことが多いので、このへんのことはどうしても気になります。そして最大の決め手は、たまたまイケベ楽器でリヴィエラのチョイ傷アウトレット品が59,800円で売られていて、更に5千円引きのクーポンもあったことです。ポイントも少し残っていたので、この値段だと、もう衝動買いレベルです。

Epiphone Riviera テイルピースデザイン的にも、リヴィエラのこの特徴的なフリケンセイター・テールピース(ボディ下部から伸びている金属パーツ)には凄く惹かれました。そもそもセンターブロックのあるセミアコならギブソンみたいなストップ・テールピースでもイケるはずですが、あえてフルアコっぽくしているのが良いです。更にプレーン弦(1,2,3弦)と巻き弦(4,5,6弦)で長さが大きく違う構造が面白いですね。これによって弦のテンションが変わるわけですが(弦が長いほうがテンションが弱くなる)それ以上に見た目のインパクトが絶大です。とても気に入りました。

色はRoyal Tanですが、もう1色のSparkling Burgundy(ワインレッドのような赤)も凄く良いですよね。アウトレットが両方あったとしたら、そっちを買ったかもしれません。

製造は中国ですが、エピフォンの自社工場らしく、品質には定評があるようです。実際、届いたこのギターの品質にも不満はありません。他にギブソンのギターを所有している私から見ても、特に劣るところは感じられません。1つだけ、ピックガードにあるEマーク(アルミ製?)の端が少し浮いていたのですが、手で押しつけたらくっつきました(^^;) その程度です。また剥がれてきたら接着してしまおうと思います。

アウトレットの理由であるチョイ傷も、ヘッドの上のほうとインプットジャックのまわりに1〜2本、拭き傷のような線状の傷があった程度で、普通に使っていたらすぐについてしまうようなものでした。今このギターを新品で買うと7万8千円くらいするので、この値段はだいぶお得だと思います。中古のような売り値ですよね。

ちょっとだけ弾いてみましたが、かなり好印象です。ボディは大きいけど薄くて軽いからか、思ったより弾きやすいです。生音の大きさも、まあセミアコならこのくらいかな〜という程度です。アンプを通した音も満足で、歪ませてもクリーンでも好印象です。たぶん、このギターはいじらないで弾き続ける気がします。まあ、セミアコのパーツ交換は、ちょっと面倒ですしね(^^;)

Epiphone Riviera 重さ重さも測ってみました。3.54kgというところでしょうか。大きいけどさすがセミアコ、私のストラトより軽いです。でもフルアコのカジノはもっと軽いんでしょうね。

ちなみにセミアコやフルアコというのは、日本独自の分類らしいですね。セミアコのほうは、このタイプのギターを表現する本当に良い言葉だと思うのですが、フルアコはちょっとバカっぽいですよね。フルアコースティック・エレクトリックギターの略なのでしょうか?(^^;)


関連リンク
ギターの重さを比較 (2022年05月15日)

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2023年6月13日

.strandberg* Boden Standard 6 Tremolo その後6

5/16の日記のその後です。あれから2点ほど改良しました。

前回、トーンのポットを交換したところ、音が少し変わりました。好みの方向に変わったので結果オーライなのですが、ツマミをフルテン(最大の10)にしても音が変わるということを改めて再確認しました。

詳しくない方のために補足すると、パッシブピックアップ搭載ギターのトーン回路は高域を絞ることしかできないので、フルテンにすると効果が最小なのですが、それでも効果ゼロにはなりません。これを嫌ってトーン自体を取ってしまう人もいます。私も昔やりました。


私はあまりトーンは使わないので、フルテンの状態での音というのを追求したくなりました。そこで試しにコンデンサも変えてみました。当然もっと音が変わるはずです。

あまりお金はかけたくないので、定番と言われている通称(?)オレンジドロップにしてみました。Amazonのマーケットプレイスで送料込み500円でした。コンデンサ1個の値段としてはバカみたいに高いけど、ギター用のパーツとなるとこのくらいは仕方がないですね。ポットやスイッチ類も高いですし・・・。他にも定番のものの中には数千円くらいするコンデンサもあるようです。

元々ついていたコンデンサに比べてやけに大きくて驚きましたが、結果は、やはりフルテンでも変わりますね・・・。ちょっと悔しいくらい変わりました(笑) 良い音かと言われると微妙なところですが、フルテン以外の音も悪くないので、このまま使いたいと思います。


Free-Way Bladeスイッチその後、ピックアップを切り替えるスイッチも変えました。ネットを眺めていてFree-Wayスイッチという特殊なセレクターがあることを知り、とても興味が湧きました。いくつか種類があるのですが、このギターについているストラトタイプの5ポジションのスイッチを、更に垂直方向にも切り替えられるようにした(つまり10ポジションの切り替え)Bladeスイッチというものがあります。9千円くらいするのですが、非常にクールで、試してみたくて仕方なくなり、買ってしまいました。

このスイッチの凄さは言葉で説明するより動画が分かりやすいですね。Twitterに載せたので引用しておきます。

私のこのギターはHSHレイアウトに改造してあるので、それ用のスイッチを付けましたが、これでもう気軽にSSHには戻せませんね(^^;) このスイッチをギターを構えた姿勢で上側(弦のあるほう)に傾けるとハムバッカーをコイルタップした状態での5種類セレクトになり、下側にすると通常どおり(タップなし)の切り替えになります。ただし下側の真ん中のポジションはフロント+リアのミックスになります。上側はストラトのような3シングル、下側は2ハムのギターのようにも使えるわけですね。3ピックアップのギターでフロント+リアのミックスはなかなかできないので、これは貴重です。2つのハムバッカーのミックスはなかなか良い音なので(特にクリーントーン時)嬉しいです。

使い勝手も良好です。5ポジションの切り替えは従来のスイッチとほとんど同じ感覚で使えます。上下の切り替えは少し硬めなので、間違って動いてしまうこともありません。慣れれば(すぐ慣れました)思ったように切り替えられると思います。

取り付けは簡単でしたが、ちょっと大きいのでサイズはギリギリでした。裏蓋に触れているかもしれません。ちゃんと自分のギターのサイズを測って購入しないと危ないと思います。もしくはボディを加工する根性が必要ですね。ネジは種類が違っていたので付属のシルバーのものを使いました。(比較写真) 最初は同じ仕様の黒いネジを探してくるか、油性ペンか何かで塗ってしまおうかとも思ったのですが、あまり違和感なかったので、このまま使います。

Free-Way Bladeスイッチによる傷なおこのスイッチ、ギターによるかもしれませんが、乱暴に動かすとボディ側に少し傷がつきます。そっと動かせば問題ありませんが、おそらく金属のたわみのせいですね。光をいろんな方向から当てながらよく見ないと分からない程度ですが、ハーフトーンの位置(2と4)に大きめの傷があります。本来は動かない方向に動かすのだから仕方ありませんが、気になる方はご注意を。

また、ストランドバーグで同じことをしたい方のために補足ですが、このギターは(他のモデルは分かりませんが)元々5ポジションのスーパースイッチを使っていて、ピックアップだけでなく何やらトーンの回路も切り替えているので、単純にこのスイッチに付け替えるとトーンが効かなくなってしまいます。私はだいぶ前に1ボリューム1トーンの普通のギターらしい回路に変更していたので、今回はスイッチの交換だけで済みました。


更に、上の動画にもありますが、このスイッチをつけたことによって、これまでのトーンポットのプッシュプルスイッチでコイルタップする配線は不要になりました。遊ばせておくのも嫌なので、試しにこれをトーンポット自体のON/OFFスイッチ(バイパススイッチ)にしてみました。引っ張るとトーンポットがボリュームポットから電気的に切り離されます。前述の、フルテンとバイパスの音を聴き比べられるようにしたというわけです。結果は、ほんとに微妙だけど変わりました。バイパスによって鮮度が上がる気がします。やはりポットやコンデンサに高音が吸われているのですね。まあ、そりゃそうでしょうけどね。

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2023年5月19日

.strandberg* Boden Standard 6 Tremolo その後5

昨年8/15の日記のその後です。ストランドバーグの購入から1年が経過しました。今でも毎日のように弾いています。本当に弾きやすいギターで、たまに他のギターを持つとネック裏の丸さに違和感を覚えるほどです(^^;)

.strandberg* Boden Standard 6 Tremolo前回からしばらくは、あまり大きなパーツ変更はしていませんでしたが、相変わらずボリュームノブには満足できず、いろいろ買って付けたり戻したりしています。また、前回のMETAL KNOB NOISE KILLERは効果以前にポットの回転が重くなる弊害があったので使用をやめています。やはりノブは樹脂製に限るのかな〜等と思いつつ、いろいろ試しています。

今はギブソンのSGタイプのノブ(純正ではなく類似品)を付けています。細めのトップハット型だけど改造した軽めのポットなら十分に小指一本で回せますね。見た目も、マット仕上げのこのギターに意外と合っているので、当分これを使うつもりです。


また昨日、フロントピックアップをディマジオのAIR NORTON S™に替えてみました。スタインバーガーに付けたやつのシングルサイズ版です。通常サイズより少し出力が小さい気がしないでもないですが、音は通常版と同じ路線で、悪くないですね。

これまでのVIRTUAL VINTAGE® 54 PROも良かったのですが、歪ませたときの音はやはりハムバッカーが好みです。HSH化はこのギター購入前からの計画でしたしね。

シングルサイズのハムバッカーの欠点は見た目の統一感のなさですが、そちらも思ったより気になりませんでした。でもディマジオのロゴが白すぎて、弾いてるとき視界の隅で、何かゴミがくっついてるのかと錯覚することがあります。油性ペンとかで塗りつぶしちゃうのもアリ?(笑)

DiMarzio AIR NORTON Sちなみにこのピックアップ、ケーブルは本体からの直出しではなくコネクタ式でした。EMGなどではお馴染みのようですが、ディマジオでは初めて見ました。最近になって変わったんですかね? それともモデルによる? 説明書に何も記載がなくて最初は接続する向きが分からず困ったのですが、基盤の左下のBKって書いてあるほうが黒ですね。あとこのコネクタの分、厚みがあるのは要注意かもしれません。でも配線をいじらず気軽に別のピックアップに交換できるので、これはとても良い作りですね。


また、前回のプッシュプルスイッチ付きのポットは回転が軽すぎて勝手に動いてしまうのがストレスだったので、だいぶ前に通常のポットに戻していました。これも今回、ピックアップ交換のついてに再チャレンジしました。

今度のポットはモントルー製ですが、これはどうやら当たりでした。軽めではあるけど、だいぶ普通です。仕様は前回と同じ500kΩのAカーブ。私は元々トーンは使わない人だけど、最近いろいろ試してみた限り、カーブはAが自然に感じます。

以上、細かい不満点もほぼなくなってきました。いろいろ手をかけてやると愛着も増しますね。


関連リンク
.strandberg* Boden Standard 6 Tremolo その後6 (2023年06月13日)

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2023年5月 6日

M5Stack用MIDIモジュール その4

M5StackのMIDIモジュールを使ってランダム再生させるプログラムを作っている件、4月分のツイートをまとめました。(3月分の続き)

いつもどおり1つのテーマがスレッドにまとまっているので、それぞれRead the full conversation on Twitterの部分をクリックすると全体が見られます。

MC-101の記事はこちら

最後はオマケ(^^;)

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2023年4月 7日

Roland MC-101

昨夜、突然思い立って、ローランドのグルーブボックス、MC-101を買いました。


最近、例のランダム再生ソフトの開発でハードシンセを使う機会が多いのですが、先日(3月31日)ソフトシンセも試してみて、改めて色々と思うところがありました。以下は主に私が所有している古いPCMシンセとの比較の話になりますが、ソフトシンセの良い点は、やはり音ですね。PCはCPUパワーもメモリ量も圧倒的だし、当然サンプリングの時期も新しいはずです。逆に不便に思うのは、自分が使用しているPCの性能でどれだけのパート、または発音数が再生できるのかは実際に試してみないと分からないというところです。まあ、良い点の裏返しですけどね。限界を超えるとノイズとなって現れます。PCは準備も面倒だし、だんだんと最新のPCMシンセが欲しくなったというわけです。

今回の目的にはドラムパートまで内蔵したマルチティンバー音源(複数の音色を同時に鳴らすことができる音源)が必要です。最近はもう音源モジュール自体が絶滅危惧種ですが、できればvolcaのようにデスクトップで使える小型のシンセが良いなと思っていて見つけたのが、このMC-101です。いや、以前から存在は認識していたのですが、マルチティンバー音源としても使えるということは考えもしませんでした。

このMC-101、簡単に言えばPCMシンセに4トラックの録音(記録)機能を追加したようなマシンですが、4つのトラックにはそれぞれ好きなMIDIチャンネルが設定でき、外部機器からMIDI経由で同時に鳴らすことができます。つまり4マルチティンバーということですね。同時発音数は全体で128という(音色によっては減るらしい)これまで所有してきたシンセの中では桁違いのスペックです。これがあれば寒い日はこたつで開発できるな〜と考えていたら、買わないという選択肢はなくなってしまいました(^^;) ちなみにMC-707という8トラックの上位機種もあるのですが、さすがにちょっと高すぎるので断念しました。101の小ささも魅力の1つですしね。というか、このデザインは凄く好みで、発売当初から気になっていました。

Roland MC-101少しだけいじってみましたが、意外と見よう見まねで使えますね。デモプロジェクトをロードして再生したり新規プロジェクトを作ったり、各トラックの音色を入れ替えたりMIDIチャンネルを変えたり、やりたいことはだいたいすぐに方法が分かりました。ランダム再生ソフトでの4パートの演奏もうまくいきました。再生中に、そのままシーケンサーに記録もしてみましたが、さすがに複数トラックの同時記録はできないようですね。まあそこまでは必要ありません。

小さいわりに操作性もまあまあですかね。右上のVALUEノブがボタンにもなっていて使いやすいです。16個あるパッドにはベロシティセンスはないみたいですが、調べたら707のほうにはあるそうで、ここはちょっと残念でした。あとはショボくても良いからスピーカー内蔵だったら嬉しかったんですけどね。ソフト開発のときは極力シンプルな接続にしたいので・・・。まあ、volcaも併用しましょう。

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2023年4月 3日

M5Stack用MIDIモジュール その3

M5StackのMIDIモジュールを使ってランダム再生させるプログラムを作っている件、3月分のツイートをまとめました。(2月分の続き)

今回は3つです。だんだんプログラムが大きくなってきて開発が大変になってきました。

いつもどおり1つのテーマがスレッドにまとまっているので、それぞれRead the full conversation on Twitterの部分をクリックすると全体が見られます。

1箇所誤字があります。実良的じゃなく実用的(^^;) 何度も読み返してから送信しているのに、誤字がなくなりませんね。特に音楽的なことを考えていると多い気がします。右脳とか左脳とか、そういう部類の何かがあるんじゃないかと疑っています(笑)

4月分に続く。

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2023年2月28日

M5Stack用MIDIモジュール その2

1月分からの続きです。

なお、このあたりから1つ目のツイートに動画を載せて、続くスレッドで説明を書くというスタイルに落ち着きました。Read the full conversation on Twitterの部分をクリックするとスレッド全体が見られます。


このツイートで言及しているケーブルとはこれのことです。


以下、立て続けに開発していきます。反応も増えてきて楽しくなってきました。


これまではreface DXvolca fmなど、FM音源のシンセサイザーがメインでしたが、ここからはPCM音源です。明らかに音色がゴージャスになりましたね。音源の都合で7パートまでですが、MIDIの仕様では16ch.まで扱えるので、いつか試してみたいです。


本当にいろんなことを考えて、有意義な時間でした。


ここまで作ってきたようなプログラムは別にPCやスマホのアプリとして開発しても良いんですよね。MIDIじゃなく内蔵音源にすれば更にシンプルで、使う側のメリットも大きいはずです。でも以下の2つのように特殊なハードウェアを繋いだりしようとすると、PCやスマホではとたんに難しくなります。お手軽に、M5Stackらしいものが作れて楽しかったです。


以上、ここまでが2月分です。このあとどのくらい続くか(続けるか)分かりませんが、アイデアはまだいくつかあるので、もうしばらくは・・・。

3月分に続く。

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M5Stack用MIDIモジュール

1月19日の日記のその後です。購入してからその後の話を全く書いていませんでしたが、M5Stackの開発を濃密に楽しんでいます(^^;) 適度な手軽さと適度な難易度で、私のような職業プログラマが趣味でプログラミングするのに最適なプラットフォームですね。

特にM5Stackと同時に購入したMIDIモジュールにハマっています。この1ヶ月余り、Twitterには開発したプログラムの動画などをアップロードし続けてきたのですが、あとから見返したくなるものも多いので、主要なツイートを引用する形でまとめていきたいと思います。


まず、M5Stackを買うきっかけの1つになった、MIDIモジュールについて。これが全ての始まりでした(^^;)


次にMIDIモジュールの公式のサンプルプログラムを試しました。Arduino MIDI Libraryを使用して開発するのですが、これ良くできてますね。やりたいことが簡単に実現できます。

Read the full conversation on Twitterをクリックするとスレッドの続きが見られます。MIDI INのサンプルの動画もあります。


この、ランダムに送信するプログラムが意外と面白く、少し改良してみたくなりました。しかし、ランダム再生というと昔モジュラーシンセでもやってましたね。ハイ、好きなんです(笑)


以下の「次く」は「続く」の間違いです(笑) たぶん「次に続く」と書いたあと文字数が足りなくて削って、間違ったんだと思います。なお、この日は3つの動画をアップしています。


ここまでが1月分です。長くなるので、ここでいったん区切ります。

2月分に続く。

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2022年12月28日

Cry Baby Mini

とあるお店でCry Baby Mini (CBM95)が安売りしていたので買ってみました。定番のワウペダル、Cry Babyのミニバージョンです。


ワウペダルはわりと好きで、大昔のBOSSのPW-1を持っているのですが、ちょっとデカすぎて・・・。感覚的にこれはその半分以下ですかね。手のひらに乗るくらいのサイズで、小さいもの好きの血が騒ぎます(笑)

まだちょっと使ってみただけですが、私はこれで十分だなと思いました。電池交換や設定変更は裏蓋を外さないとできないし(プラスドライバーが必要)パワーオンのLEDがない(通常モデルにもない?)のが少し気になるけど、それ以外の使い勝手は良好です。

音も不満はありません。特にPW-1はノイズが多くて、ペダルのうしろで歪ませると実用にならないほどだったのですが、これは非常にローノイズに感じます。というか、このくらいが普通って気もしますけどね(^^;)

Cry Baby Miniこのサイズならうちの小さなエフェクトボードにも入りそうだけど、入れるかどうかは未定です。実は、8月にBlackstarの真空管アンプを買ってから、普段はそれ1台で満足していて、最近ほとんどエフェクターの出番がないんですよね。主に深夜、ヘッドフォンでプレイしているせいもあるかもしれません。かなり投資したのに、本当にもったいないことこの上ないです。

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2022年10月 9日

Hartke HD15

9月25日の日記のその後です。ベースを購入したときのポイントが付与されたので、アンプも買いました。ギタリストの私でも知ってるHartke(ハートキー)の、いちばん小型のHD15です。


価格とブランドと、デザインが気に入ったのが決め手です。ポイントを使って実質3千円くらいでした。出力は15Wで、家で使うには高出力すぎますが、それ以下だと電池駆動のポータブル機くらいしか選択肢がありません。ギターアンプで流行った、低出力でそこそこ高価なアンプというジャンルは、ベースアンプには存在しないようですね。

Hartke HD15音は好みの部類ですが、少々ノイズが多めなのが気になりました。ボリュームを上げてもゼロにしても同じレベルでサーというノイズが聴こえます。スピーカーからも出ますが、ヘッドフォンだと特に目立ちます。ただ、ヘッドフォン端子からミキサーに入力するとほとんど目立ちません。何かインピーダンスとかそういう問題なのですかね。1万円そこそこのアンプにあまり多くを期待してはいませんが、この件はもう少し追求してみたいです。

ちなみにポイントが付与されるまでの2週間は、安いパッシブタイプのダイレクトボックスを買って、それ経由でミキサーに繋いで弾いていました。Classic ProのCDI-1Pです。こちらも満足いく音でしたが、やはりアンプを通したほうが太くてベースらしいですかね。でもギターと違ってラインの音も十分満足できますね。

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2022年9月25日

Fender Jaguar Bass

理由はよく分からないけど、1週間くらい前に突然ベース(ギター)が欲しくなって、あれこれ調べた挙げ句に買ってしまいました。

Fender  Jaguar Bassフェンダーの定番、ジャズベース・・・に似ているジャガーベースです(^^;) こんなモデルがあるとは知りませんでしたが、2005年に登場したシリーズのようですね。

メキシコ製だけどフェンダーブランドということで、1本目にしては贅沢かなとも思ったのですが、ベースを買うのは最初で最後かもしれないので、後悔しないようちょっと奮発しました。サウンドハウスでセールをしていて安かったのも決め手です。10%ポイント還元で、実質6万円台後半くらいでした。

色はTidepool。意味を調べたら岩礁海岸や干潟の潮間帯において、干潮時に岩や砂泥底などの底質のくぼみに海水が取り残されてたまったものWikipediaより引用)だそうで、凄いネーミングセンスですね・・・。これとシルバーがセール価格だったのですが、ストランドバーグと似ているこっちにしました。ソリッドではなくメタリック塗装で、なかなか味わい深い色味です。

Fender  Jaguar Bass 重さベースということで大きさ、そして重さには覚悟していましたが、測ってみたところ、なんだ、うちのレスポール(4.39kg)より軽いじゃないですか!(笑) 家で弾くだけだし、これくらいならOKですね。

ベースアンプは持っていないので電池駆動のギターアンプで動作確認してみましたが、とりあえず問題なさそうです。ちなみにギターアンプにベースを繋ぐとアンプが壊れるという説があるようですが(壊れないという反論もある)ゲインを下げて小音量で使うなら大丈夫ですよね。でもベースアンプは今回の分のポイントが付与されたら(2週間後らしい)何か安いものを買うつもりです。

ベースは昔バンドをやっていた頃、休憩時間などにメンバーの楽器を借りて何度も弾いたことがあるので、ピックでなら普通に弾けます。でもせっかく買ったので、この機会に指弾きを練習したいですね。あの2本指で弾く姿こそが、私の中のベーシストです(笑) スラップまではやらないと思うけど、今後のハマり方しだいでしょうか(^^;)


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2022年8月22日

Blackstar HT-1R MkII

コロナのせいかロシアのせいか分かりませんが、最近いろんなメーカーの真空管ギターアンプが品薄です。特に低出力モデルで顕著です。


実はBlackstarのHT-1R MkIIが欲しくてずっとチェックしていたのですが、主要なお店から新品在庫が消えつつあったので、思いきって買ってしまいました。BlackstarはFly3に続いて2台目です。

出力は僅か1W。小さいモノ好きの私にはグッと来るコンパクトなアンプです。(写真下はフェンダーの5Wのアンプ) テーブルの上でもギリギリ使えそうなサイズ感です。

Blackstar  HT-1R MkIIこのアンプ、ネットでは音の評価が二分しているようです。その理由は、あちこちにあるレビュー動画を見ていて、なんとなく分かりました。たぶんギターとの相性か、好みの問題です(^^;)

私はこういう中域に特徴のある、いわゆる鼻詰まりサウンドが大好物ですが、やはり苦手な人もいるのでしょうね。特にこのアンプには普通のイコライザーがないので調整もできません。ISFという1つのツマミでトーンを調整する機能はあるのですが、あくまで音のキャラクターを変えるものなので、例えばドンシャリな音にしたいと思っても、そこまではできません。好みに合わないと、どうしようもありませんね。

でもディストーションサウンドは王道で、ハードロック系の人なら満足できるタイプの音なんじゃないかと思います。ただし、1Wといっても一般家庭で使うには十分すぎるほど大きな音が出るので、これはボリューム8〜9時くらいで試した上での印象です。このアンプの本当の評価をするには、様々な音量で試してみる必要があるのかもしれません。

スピーカーエミュレート機能搭載のヘッドフォン端子の音も期待以上です。スピーカーから出てくる音と遜色ないとまでは言いませんが、それほどかけ離れていないように思います。リバーブがステレオになるのも良いですね。

あとどうでもいい話かもしれませんが、付属の電源ケーブルがやけに太くて取り回しが悪いです。真空管とはいえ、このアンプにここまでのものが必要なんでしょうか。細いのに変えてもいいかな?(^^;)

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2022年8月15日

.strandberg* Boden Standard 6 Tremolo その後4

7月20日の日記のその後です。このギターにはもう1つ不満な点が残っていました。ボリュームです。位置が悪いのはどうしようもないとして、回転が少し重いのが難点です。重いというか、少し引っかかるような感じがあって、滑らかに回らないんですよね。パーツの個体の問題でしょうか・・・。

軽さを売りにしている交換用のポットも存在するのですが、どうもインチ仕様のものばかりで、このギターに合うミリ仕様のものが見つけられませんでした。元に戻せないような加工(ボディの穴を広げる等)はしたくないので、それらは使えません。

しかし情報収集していて、以下のサイトを見つけました。CTSのポットは内部のグリスの粘度が高く、別のグリスに交換することで軽く加工できるそうです。

http://tonegarage.blog52.fc2.com/blog-entry-45.html



私にもできそうなので、試してみました。こちらも、いざというとき元に戻せるよう、新たにミリ仕様のCTS製ポットを買って加工しました。

ホームセンターで買った適当なグリス(リチウムグリス)に変えただけで、確かに軽くなりました。劇的というほどではありませんが、引っかかりもなく滑らかに回転するようになりました。軽くても感触がスカスカじゃ安っぽいので、このくらいが良い塩梅なのかもしれません。

ちなみに元々ついてたポットはAカーブだと思いますが、これはBカーブです。私はボリュームは最大か最小かのどちらかしか使いません。中間は、たまに歪みの調整に使うくらいですが、そのときはBカーブのほうが向いてるように思います。まあ、ここはあまり大きなこだわりはありませんけどね(^^;)

交換作業には、先日購入した新しい半田ごてを使いましたが、快適に取り外しできました。これをやりたくて買いました。やはりパワーがあるとやりやすいけど、ポット自体がすぐに熱くなってしまうので手早く作業する必要がありそうです。


ストランドバーグのポットを交換気を良くしてトーンポットも交換しました。こちらはプッシュプルスイッチ式のやつに替えて、引っ張るとリアピックアップがコイルタップする仕様にしました。

リアに取り付けてあるTONE ZONEはメーカーのディマジオによるとコイルタップしたときの音も優れているそうなのですが、これまではセンターとのハーフトーン時にオートタップするだけだったので、単独の音の良し悪しはよく分かりませんでした。で、独立して操作する仕様にしたというわけです。これでいろいろ試してみたいです。

また、純正のポットはソリッドシャフトだったのですが、スプリットシャフトにしたかったという理由もあります。これで取り付けられるノブの選択肢が広がります。試しに余っていたレスポールのノブを付けてみました。金色は合わないだろうと思ってたけど、意外とイケますかね?(笑)


なお、元々ついていたトーンポットは250kΩ(おそらくAカーブ)でした。ハムバッカーには500kΩが使われることが多いけど、元々のサーキットではセレクターについていたコンデンサと併用するような形になっていたので、あえてこうなんですかね。

私はトーンは使わないので今まで気にしていませんでしたが、せっかくなので500kΩのAカーブに交換しました。そもそも使わないんだしスタインバーガーのときときのようにトーンはなくしてトグルスイッチに替えてしまうという手もあるのですが、デザイン的に今のほうが好みなんですよね。

ちなみにこのSCUDのポット、スイッチ式だからか個体差なのか、回転が凄く軽いです。結果的に、先に加工したボリュームと同程度の感触になりました。しかし、スイッチを引っ張った状態だと更に軽くなります。トーンは迂闊に回らないよう、むしろ重いほうが良ったんですけどね・・・。将来、重めのスイッチ式ポットを見つることができたら(まあ積極的に探したりはしませんが)再度交換したいです。



最後にもう1つ、これはだいぶ前の話ですが、書き忘れていました。純正のノブは滑るので別のものに交換した話は書きましたが、その後、どうもボリュームポットに触れるとノイズが出ることがありました。調べてみると、金属製の(導体の)ノブだとよくある問題のようです。

更に調べてみると、ESPがMETAL KNOB NOISE KILLERというパーツを出しているので試してみたところ、あっさり解決しました。ギターいじりは奥が深いですね〜。


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.strandberg* Boden Standard 6 Tremolo その後5 (2023年05月19日)

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2022年7月20日

.strandberg* Boden Standard 6 Tremolo その後3

6/9の日記のその後です。やはり物足りなくなったのでフロントとセンターのピックアップも交換しました。ディマジオのVIRTUAL VINTAGE® 54 PROです。

.strandberg* Boden Standard 6 Tremoloフロントはずっとシングルサイズのハムバッカーにしようと思っていましたが、デザインがちょっと残念な感じになるので、スタックタイプのシングルコイルを試してみました。まあ、これもハムバッカーの一種ですけどね。

まずはフロントだけ替えたのですが、気に入りました。クリーンも歪みも良い感じです。純正のピックアップより出力が大きいので、リアのTONE ZONEとのバランスも良くなりました。今後もこれでいいやと思えたので、しばらくしてセンターも同じものに替えました。本当は同時にやりたかったけど、気に入らなかったらダメージ2倍ですからね(笑)

取り付けは元々ついていたたネジがそのまま使えたので簡単でしたが、ツバの部分の穴にケーブルが通してあるとザグリに入らなかったので、ほどいて取り付ける必要がありました。また、このピックアップはこれまで試してきたものとは極性が逆だったので、配線も逆にしました。コイルタップも可能ですが、あくまでローノイズなシングルコイルとして使うつもりなので、配線しませんでした。

ついでに、リアのTONE ZONEも180度逆向きに付け替えました。やはり見た目はこちらが自然ですね。音も、気のせいか高域がスッキリしたような気がします。


.strandberg* Boden Standard 6 Tremolo 内部サーキットも改めて少しいじりました。実際にはピックアップ交換より先にこちらをやったのですが、セレクターに付いていたコンデンサや抵抗は取っ払って、普通の1ボリューム、1トーンのギターのようなシンプルな配線に直しました。

元々セレクターに付いていたのは予想どおりトーン用の回路だったようで、コンデンサは0.047μFでした。ちゃんと回路を追ったわけではありませんが、センターピックアップだけそちらに繋がってるようでした。これを取ったら案の定トーンノブが効かなくなったので、ボリュームポットに繋ぐ一般的な配線に直しました。トーンポットに付いていたコンデンサは0.022μFで、ハムバッカーで一般的なやつですね。これはそのまま使用しました。シンプルになったおかげか、トーンを使わないとき(ノブ最大)の音も少しスッキリしたような気がします。


以上、買ってから短期間にいろいろいじりましたが、たぶんこれでお終いです。やっと"自分のギター"になったなという感じで満足です(^^;)


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.strandberg* Boden Standard 6 Tremolo その後4 (2022年08月15日)

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