2018年9月27日

Doepfer A-131 VCA

AmazonでDoepferのA-131 VCAが6千円ちょっとで売られていたので買ってしまいました。(写真の中央付近)

モジュラーシンセ現在のシステム唯一のオシレーターであるPlaitsはローパスゲートを内蔵しているので(VCA的な機能もあるので)今すぐ外部のVCAが必要というわけではないのですが、相場の半額近い安さだったので思わず手を出してしまいました。最近ちょっと散財しすぎたので、しばらく何も買わないつもりだったんですけどね(^^;) まあ、そのうち外部のフィルターを買ったり、別のオシレーターを買ったりして必要になると思うので、先行投資です。

ラックも予想以上のハイペースで埋まってきました。中古が多いですからね。空きスペースの問題もあるし、そろそろ最終的な構成を考えておきたいですね。

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2018年9月26日

2hp Seq その2

3日の日記のその後です。前回ちょっと書いた、ランダム再生時の確率コントロールを試してみました。

♪Seq_RANDOM_and_Manual_DECAY_DEMO.wav (96kHz/24bit/89.9MB)

(非圧縮ハイレゾデータです。回線状態によっては音切れする可能性があります。パケット代も要注意)

16ステップのうち、スケールのキーとなりそうないくつかの音(ルートとか)を複数登録しておくことで、使用される回数を増やすというコンセプトです。期待どおり、かなり調性感が強くなり、音楽的になってきました。

更に、先日EGを入手したので、途中(9小節目以降)からは、これを使ってアクセントを付けてみました。こちらは手動です。リズムに合わせてディケイタイム(今回の音では発音の長さに相当)を動かしています。これだけでかなりグルーブ感が出ますね。あくまで単音なのですが、まるで2パートあるかのようです。

なお、最初はツマミを手で回しながらノリノリで"演奏"していたのですが、長くやってるとキツくなるので、鍵盤をスイッチとして使用するようにしました。適当な鍵盤を押している間だけ、ディケイタイムが長くなるように接続しました。CVコントロールは面白いですね。デジタルでは(MIDIでは)こんなこと簡単にはできないんじゃないでしょうか?(^^;)

しかし、音楽的になるのは良いけど、逆に音がスカスカで寂しくなりましたね。無機質なランダムだとあまり感じないのですが、なかなか奥が深いです。


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2hp Seq その3 (2018年10月15日)

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2018年9月24日

Quimat 2.4"TFT デジタル オシロスコープ その2

17日の日記のその後です。シンセの波形の確認用として(主に娯楽用途ですが)十分に使えそうなので、ラックに取り付けることにしました。いちいち繋ぐのは面倒ですからね。

Quimat デジタル オシロスコープ本当はきちんとパネルを作って埋め込みたいところですが、それには時間がかかるので、まず第一段階はオシロスコープ本体を壊さない範囲でやる方針とし、そのまま両面テープで貼り付けることにしました(^^;) これなら必要に応じて通常のオシロスコープとしても使えます。

本体付属の測定ケーブルは片側にワニ口クリップがついたBNCケーブルで、これまではパッチケーブルの先端をそのクリップで挟んで測定していました。これはかなり不便なので、パッチケーブルをそのまま挿せるアダプタを自作しました。(青いケーブルが繋がっている部分)

市販のBNCケーブルのコネクタ部分を壊し、先日のMultipleの自作で余ったジャックを無理矢理ハンダ付けし、エポキシパテで硬めて、黒く塗装したものです。もう少しコンパクトにできると良かったのですが、BNCはコネクタ自体が大きいので限界がありますね。でもまあ第一段階はこれでOKとしました。

また、このオシロスコープは9VのACアダプタによる電源供給なのですが、いちいち繋ぐのが面倒なので、9V電池(006P)で駆動させてみました。写真を撮り忘れましたが、パネルの裏(ラック内)に電池ボックスが置いてあります。

動作は問題なさそうですが、電池がどのくらい保つか分からないので、しばらく使ってみたいと思います。マニュアルによると最大120mAということなので、測定しっぱなしだと、すぐに切れるかもしれませんね・・・。

本当は電源もユーロラックの電源ユニットから取りたいところですが、そちらは5Vと12Vしか出ていないんですよね。電池があまり保たないようなら、DC/DCコンバーターのようなものを使って変換して使うことも考えています。

ラックのレイアウトも少し見直して、オシロスコープはいちばん左に取り付けました。左端は奥行きに制限があるので、ちょうど良かったです。


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Quimat 2.4"TFT デジタル オシロスコープ その3 (2018年10月03日)

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2018年9月20日

pittsburgh modular Midi 3

ヤフオクでpittsburgh modularのMidi 3を入手しました。(写真中央の太いケーブルが挿さっているやつ) デジタルシンセのMIDI信号を、アナログシンセで一般的なCV/Gate信号に変換するためのモジュールです。これでDX7IIの鍵盤で弾けるようになりました。また、PCとの連携も可能になります。

pittsburgh modular Midi 3この手のモジュールは1万円台半ばくらいからあるのですが、これはわりと高機能なモデルで、新品で買うと2万円台後半〜3万円くらいします。1万円で入手できたので嬉しいです。

機能的にも製品によって様々なのですが、このモデルの特徴はクロックを内蔵していることですかね。MIDI機器を繋がなくてもクロックジェネレータとして使えます。これで先日のEGも本来の目的で(LFOではなくEGとして)活用できます。テンポの設定はボタンをリズミカルに叩く、いわゆるタップテンポ方式で、速いテンポを設定するのは大変ですけどね(^^;)

また、デュオフォニック(同時発音数2)に対応しているので、2和音までの演奏が可能です。まあ、オシレータが1つしかない現状では活用できないんですが、これを利用すれば、何か面白い使い方ができそうな気もします。

ちなみに、はじめはラックのいちばん左(電源の右)に取り付けようと思っていたのですが、このRackBruteの左端は電源ケーブルと干渉するため、薄いモジュールじゃないと入らないようです。レイアウト的には色々と制約が出ますねぇ(^^;)

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2018年9月18日

Doepfer A-141-2 VC ADSR

DoepferのA-141-2 VC ADSRが中古で安かったので購入しました。1万円くらいでした。LFOとしても使用できるEG(エンベロープ・ジェネレータ)です。

Doepfer A-141-2 VC ADSR以前から、Plaitsの次に何のモジュールを買うのが有益かと考えてきたのですが、シーケンサのクロックとしても使えるLFOか、ADSR型のEGにしようと決めました。これはその両方が使える(同時には使えないけど)モジュールとして、理想的な選択肢でした。

当面はLFOとして、シーケンサのクロックの代わりに使いたいと思っています。これで外部にmonotribe等を用意する必要がなくなり、とても便利になります。

まあLFOはオマケという感じですが、EGとしてはかなり高機能で、他のモジュールにはない機能がいくつもあります。特にEOA (End Of Attack)やEOR (End Of Release) といった出力端子は、アイデア次第で面白いことができそうです。もう少し機材が増えてきたら活用できるのではないかと期待しています。

ラックへのマウントには1つ誤算がありました。このモジュール、思ったより奥行きがあり(70mm)うちのRackBruteだと、電源基板のない右端にしか取り付けできませんでした。このラックは、どのくらいの奥行きまで対応しているのかスペックが公開されていないのですが、意外と余裕があると思っていたので確認していませんでした。60mm以内と考えておいたほうが良さそうです。ほんと、右端に収まったことを不幸中の幸いと喜ぶべきですね。危ない危ない(^^;)

なお、モジュラーシンセは意外と中古市場が充実しているようだし、2つ買ってみて不満がなかったので、今後も中古メインで買っていくことにしました。早く主要なものを揃えたいですしね。

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2018年9月17日

Quimat 2.4"TFT デジタル オシロスコープ

Amazonで3千円台のオシロスコープを見つけたので買ってみました。


Quimat 2.4
オシロスコープは電子工作用の機材ですが、以前からシンセの波形表示用に欲しかったんですよね。動画サイトでも使っている人をよく見かけますが、これって意味もなく楽しいです。

ユーロラックにマウントできるオシロスコープのモジュールもいくつか存在するのですが、何万円もするので手が出せません。でも数千円なら悩む必要はないし、そのうちマウントできるよう工作してもいいですしね。まあ実際には色々と大変だろうけど(^^;)

オシロスコープは使うのも初めてで何の予備知識もなかったのですが、適当にいじっていたらソレっぽく表示できました。

Quimat デジタル オシロスコープようは横が時間軸で、縦が電圧の振幅なので、レンジを調整してやれば良いんですね。この製品は操作も分かりやすく、そこまではマニュアルを読まずに使えました。なかなか面白いです。将来、電子工作に活用しようなどと期待しているわけではありませんが、せっかくだからちゃんとした使い方くらい勉強してみますかね。

写真と文章だけでは分かりにくいので突貫で動画も作ったのですが、ピンボケだったので仮の限定公開です(^^;) 気力があったら後で作り直します。


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Quimat 2.4"TFT デジタル オシロスコープ その2 (2018年09月24日)

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2018年9月16日

Multipleを自作

モジュラーシンセのMultipleモジュールは信号を分割するだけの単純な機材なのに、パッシブタイプでも5〜6千円くらいします。欲しいものはたくさんあるし、そんなところに予算を割くのはバカらしいので、アルミ板とジャックの部品だけ買って自作してみました。(写真の右端のやつ)

自作Multiple)仕様は、市販品でよくある8端子のタイプです。上4つと下4つが、それぞれ内部で繋がっているので、例えば左の写真のように黄色のケーブルから入ってきたクロック信号を、緑とオレンジのケーブルに分割したいようなときに使います。最大で3分割までできるわけですね。逆にミックスも可能なはずです。

電子工作としては超初級レベルなのですが、アルミ板の加工が想像以上に大変でした。制作時間の99.89%は板金加工かもしれません(笑) 当分やりたくないですね。幅は最初2HP(HPはユーロラック規格の横幅の単位で1HP=1/5インチ)でやろうとしたのですが、ジャックの幅がギリギリで加工が難しく、強度も不安だったので3HPにしました。

自作Multiple (裏)アルミ板の厚さは、以前のブランクパネルのときの倍の1mmにしてみましたが、切ったり穴を開けたりが本当に大変でした。そのくせ簡単に曲がるし傷つくし、穴あけ位置は微妙にズレるし、手作り感あふれるデキになってしまいました。これ以上は、ちゃんとした工具がないと駄目ですね。本当に体を壊します。

なお、中央付近のジャックにケーブルを挿すと簡単にたわんでしまうので、裏からブランクパネルのときの廃材で補強しました。これは我がながら良いアイデアで、単純に巻き付けただけでバッチリうまくいきました。

ロゴはプリンタでラベルシールに印刷したものを切って貼っただけですが、もうちょっと格好良くできないか考えたいです。文字だけならインスタントレタリング(懐かしい)とかが良いんですかね。今なら(使ったことないけど)転写シールでしょうか。

まあ、いろいろ不満も残りましたが、とりあえずちゃんと使えているので満足感はありますね。

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2018年9月11日

Mutable Instruments Plaits その4

3日の日記のその後です。Plaitsの音声出力はOUTに加えて、もう1つAUXという端子が用意されています。これを試してみました。

モノラル音源なので普通はOUTだけを使うわけですが、AUXはOUTとは少しバリエーションの違う音が出るようになっています。内容は音源(MODEL)によって違うのですが、ステレオとして使うのに効果的な音が出てきて、なかなか面白いです。

実際にサンプルデータも用意しました。Seqを使ったランダム再生で、緑の8つの音源(Pair of classic waveforms, Waveshaping, Two operator FM, Granular formant, Harmonic, Wavetable, Chords, Vowel and speech synthesis)を各々14秒くらいずつ切り替えながら録音したものです。

♪Plaits_OUT_and_AUX_DEMO.wav (96kHz/24bit/69.1MB)

(非圧縮ハイレゾデータです。回線状態によっては音切れする可能性があります。パケット代も要注意)

左チャンネルがOUT、右チャンネルがAUXです。AUXのほうが音量が小さいようなので、ボリュームを少し上げました。エフェクトはリバーブだけかけています。

スケールはクロマチックです。クロマチックは調性感がないので、こういった早いテンポだとパーカッシブになって、意外と使えそうですね。曲のバックでずっと鳴らしても面白いかもしれません。

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2018年9月 3日

2hp Seq

中古で安く売っていたので、シーケンサーのモジュールを買ってみました。 2hpのSeqです。(写真の右端の細長いやつ)

2hp SeqYouTube等でモジュラーシンセのデモ動画などを見ていると、鍵盤を使わずシンセの音をシーケンサー等で鳴らしているものが目立ちます。実際、鍵盤を弾きながら音色をいじるのは面倒なので、おのずとそうなるのでしょうね。

更に、人間が作ったシーケンスではなく、音をランダムに鳴らしているようなものも多く、かなり印象的です。音楽と呼べるのかも微妙なレベルですが、ずっと聴いていると不思議なトリップ感があって、非常に面白いです(^^;) ぜひ私もやってみたくなりました。

調べてみると、ランダムに音を鳴らすためには複数のモジュールを組み合わせたり、多機能なシーケンサーを使う必要があり、意外とお金がかかります。しかし、色々な製品を調べてみたところ、このSeqなら、他にクロックを発するものさえあればランダムなシーケンス再生が可能だということに気づきました。ちょうど中古で1万円くらいの出物があったので、買ってみました。クロックは、とりあえずmonotribeのSync outを使っていますが、MicroBruteのLFO出力でも代用できるかもしれませんね。


このseq、最大16ステップの周波数(音程ではなく自由な周波数)をツマミで記録(チューニング)しておくと、内蔵のクォンタイザーが12音階(スケールも選択可)に自動補正して再生してくれるという、珍しいシーケンサーです。いや、珍しくないのかもしれませんが、こんなの初めて知りました(^^;)

周波数が登録できてしまえば、ステップ1から順々に再生したり、逆方向に再生したり、順方向と逆方向を繰り返したり、ランダムに再生したりと、色々できます。各設定は電源を切っても保存されるようです。

私はこの、事前に使う音を限定した状態でのランダム再生というものに、大きな可能性を感じました。16ステップあれば、ダイアトニック・スケールでも2オクターブ、ペンタトニックなら3オクターブ以上も記録できます。または、同じ音を(例えばルート音などを)複数のステップに入れておくことで、使われる音の確率のコントロールも可能なはずです。


実際に試してみましたが、目論見通り使えています。monotribeのクロックはSeqのCLOCK端子に繋ぎますが、これだと音源のゲートに繋ぐものがなくなって音が鳴りっぱなしになってしまうので(まあ、早いテンポならそれもアリですが)分割してPlaitsのTRIG端子にも繋ぎました。分割ケーブルは持っていないので、家にあったヘッドフォン用の分割アダプターを使いました。モノラルではなくステレオ用ですが、まあ特に問題ないですよね。

文章だとまるで伝わらないと思うので、音声データも用意しました。(非圧縮のハイレゾデータなので再生開始まで時間がかかったり、再生中に途切れたりするかもしれません。パケット代も要注意)

♪Plaits_and_Seq_RANDOM_DEMO.wav (96kHz/24bit/133.6MB)

Plaitsのウェーブテーブル音源を適当なテンポでランダムに再生させたまま、たまに手動で音色のツマミを動かしたものです。スケールはペンタトニック。このスケールがランダムでもいちばん音楽っぽくなりますからね。

録音はオーディオインターフェイス経由で行い、エフェクトはリバーブだけかけています。


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Mutable Instruments Plaits その4 (2018年09月11日)
2hp Seq その2 (2018年09月26日)

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Mutable Instruments Plaits その3

8/31の日記のその後です。Plaitsの出力をMicroBruteのライン入力に入れる件を試してみました。結論から言えば、予想どおりだけど面白味はありませんでした(^^;) というわけで、今回は短めです。

まず、PlaitsのOUT端子からの信号はラインレベルに比べると出力が大きいようで、入力のボリュームをかなり絞る必要がありました。これは音質的にはマイナスでしょうね。でもフィルタの効果は大いにありました。FM音源などのデジタルならではの音にアナログのフィルターという組み合わせも、悪くないですね。特にレゾナンスをかけると良い感じです。

MicroBruteのオシレータとのミックスも可能ですが、おそらくフィルターの手前でミックスされていて、そのあとはフィルターもエンベロープも、みんな共通の設定でかかるので、面白味はありません。オシレータが重なることによって音が太くなるといった効果はあるのでしょうが、やはり個別にフィルターやEGが欲しくなりますね。そのあとで(ミキサー等で)ミックスしたほうが、新しい音が作れるように思いました。

以上、配線の面倒くささを考えると、たぶんもうやらないです(^^;)


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2hp Seq (2018年09月03日)
Mutable Instruments Plaits その4 (2018年09月11日)

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2018年8月31日

Mutable Instruments Plaits その2

25日の日記のその後です。時間をかけていじってみたので、ざっと感想です。

このPlaitsは16種類の音源(MODEL)を搭載しており、パネル上部にある小さな2つのボタンで切り替えます。何度も押すのがちょっと面倒だけど、アイコンがあるので種類は選びやすいです。

16の音源すべての感想を書く気にはなれませんが、気に入ったものを3つほど書いておきます。

Two operator FMまずFM音源(緑の3番目)です。これがあるのは嬉しいですね。アイコンもヤマハDXシリーズを知る者ならニヤっとしてしまう分かりやすさです(^^;) 2オペレータで、キャリアにフィードバックがあるシンプルなFM音源ですが、大きなツマミで操作する音作りは意外と快適で、音色バリエーションも豊富です。2オペだからと侮れませんね。

Wavetable oscillatorウェーブテーブル音源(緑の6番目)も素晴らしいです。アイコンはテーブル(表)ですかね。いわゆるベクターシンセシスというやつだと思いますが、デジタルならではの、きらびやかな美しい音が簡単に作れます。昔、KORGのWAVESTATIONが欲しかったんですよね(^^;) このタイプの音源はなぜ消えてしまったのでしょう。

Chordsコード(緑の7番目)も面白いですね。アイコンは楽譜の和音。モジュラーシンセでポリフォニックを実現するには果てしない投資が必要になりますが、これで簡易的に2〜4和音が鳴らせます。ただ、スケール上の音程に合わせてコードが変わるわけではないし、音色バリエーションも少ないので、実用性は低いかもしれません。でもコードの種類もCVで切り替えることができるようなので、シーケンサーで気合を入れて操作すれば、そういったコードワークもできるかな?(笑) あとは、オクターブとか5度とかなら、音色パラメータの一部っぽく使えるかもしれませんね。

ざっと以上です。右ボタン(赤いアイコン)のほうの音源はノイズやパーカッション系の音なので、シンセとしては8音源ということになるのかもしれませんが、弾いてみて感じたのは、やはり良くも悪くもデジタルだなということですね。デジタルにしか出せない音は当然あるし素晴らしいんだけど、やはりアナログシンセには独特の魅力があるので、そのうち普通のオシレータモジュールも欲しいですね。


次にローパスゲートについて。こちらはまだ分からないことが多いのですが、パラメータのコントロールができることが分かりました。

adjust_lpg.pngまず前回、TRIGに入力した場合は打楽器のようなエンベロープになると書きましたが、それはデフォルトの設定で、ディケイタイムを調整することが可能でした。パネル上部の左ボタンを押しながらMORPHツマミを回します。ディケイを長めにするとシンプルな減衰系のエンベロープ(鐘の音のような感じ)になります。鍵盤を離しても減衰が続くので、ADSR型のEGで言えばのDSRを兼ねている感じでしょうか。持続音はLEVEL端子に繋げば可能なので、あとできないのはアタックタイムの操作ですね。フワっと立ち上がるような音は作れないようです。やはり、ゆくゆくは普通のADSR型のEGも欲しいけど、今はMicroBruteで代用します。

また、ローパスゲートのフィルターに相当する部分も調整ができます。左ボタンを押しながらTIMBREツマミです。マニュアルには「VCFA ↔ VCA」と書いてあるのですが、意味がよく分かりません。単なるカットオフとは違って、意外と大きな音色変化が起こります。ここはアナログなんですかね? まあ、仕組みは分からないけど"使える"という印象はありました。

ただ、ボタンを押しながらツマミを回すという操作は、ちょっと最悪ですね。音色を決めたあとはツマミの位置を無闇に動かしたくないけど、これらの調整をするには動かさないとなりませんからね。元と同じ位置に戻すのが大変だし、よく忘れます。オールインワン的なモジュールだから操作性が悪いのは仕方ないですけどね。


最後に前回やり残したLFOですが、実際に試してみました。予想どおりMicroBruteのMOD MATRIXにあるLFOの出力を、PlaitsのFM端子に入力すると、良い感じにモジュレーションがかかりました。かかる量はその上のツマミで調整できます。MicroBrute側のモジュレーションホイールでも調整できるので、演奏でも使えそうです。とても良いですね。FMの左右にある端子に繋げば、それぞれの音色パラメータに対してモジュレーションをかけることもできます。LFOのモジュールもそのうち欲しいけど、当分はこれで代用できますね。


以上、今回はここまでです。次は、Plaitsの出力をMicroBruteのライン入力に繋ぎ、フィルターを通してどんな感じになるのかを試しみたいと思います。


※なお、このページの画像はPlaitsのマニュアルページから引用させていただきました。


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Mutable Instruments Plaits その3 (2018年09月03日)

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2018年8月25日

Mutable Instruments Plaits

昨日の続きです。別の店に注文してあったモジュールも届きました。Mutable InstrumentsのPlaits、デジタルオシレータです。

Mutable Instruments Plaits最初の1つにデジタルを選ぶなんてどうかとも思ったのですが、MicroBruteに搭載されているものと同じようなモジュールを買っても面白くないので、ないものを買おうというコンセプトです。

アナログのオシレータよりかなり高いのですが(3万円超)できあいのシンセでは、オシレータがデジタルで他はアナログなんて構成は考えられませんから、意外と面白いと思います。実際、デジタル系のモジュールは意外とあるようです。アナログオシレータと混ぜても良いですしね。

Plaits & MicroBruteまた、このPlaitsにはローパスゲートという機能が内蔵されています。そんな名前のものは知らなかったのですが、VCFやEG, VCAの代わりにもなり、このPlaits単体でも演奏ができるようです。これも、最初の1つとして選んだ理由です。

そこで、ざっと試してみました。まずMicroBruteのGate OutをTRIGに、Pitch OutをV/OCTに繋いでみたところ、ちゃんと演奏できました。打楽器のようなアタック感のあるエンベロープになります。更に、TRIGをLEVELに変えると持続音になるので、MicroBrute側をGate OutではなくMOD MATRIXにあるENVからの接続に変えてみたところ、MicroBruteのスライダーで設定したエンベロープで演奏できました。予想はしていましたが、フレキシブルで素晴らしいですね。試していませんが、LFOも使えると思います。

とりあえず見よう見まねではこんなところですが、まだPlaitsの音の作り方が全く分からないので、あとはマニュアルを読んでみたいと思います。



久宝金属製作所 ミニ アルミ板 パンチング 3φxピッチ5Px0.5x225x300mm M524
なお今回、写真にもあるとおり、ラックの空きスペースを埋めるブランクパネルも付けました。色々なサイズのユーロラック専用パネルが販売されていますが、この広いスペースを全て埋めるとなると5千円くらいかかってしまうことが分かったので、アルミ板で自作しました。モジュールが揃ったら不要になるものなので、あまりお金をかけたくないですしね。

最初は単なるアルミの板を付けようと思っていたのですが、パンチングという素材があることを知って、それにしてみました。穴が空いているほうがカットしやすそうだし(そもそも工具がカッターしかないし)傷が付いても目立たないだろうという目論見です。大変でしたが、うまくいきました。何気に市販品より格好良いんじゃないですかね、これ?(^^;)

実際に今回使用したこの製品は、穴のサイズもユーロラックのネジと同じでした。カットする位置をうまく合わせれば、もしかするとネジ止めも可能かもしれません。今回は単純に、綺麗に剥がせるタイプの両面テープで貼りましたが、次の機会があれば(ないかなぁ)挑戦してみたいです。

また、穴が開いているとホコリが入るかと思って、はじめは裏に不織布を貼ってみたりもしたのですが、ないほうが中がぼんやり見えて格好良いので(中にはLEDもある)悩んだ末に取ってしまいました。迷ったら見た目を取るのが私のポリシーです(笑)


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Mutable Instruments Plaits その2 (2018年08月31日)

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2018年8月24日

Arturia RackBrute 3U

ArturiaのRackBrute 3Uを買いました。ユーロラック規格のモジュラーシンセ用ケース&電源です。モジュラーシンセの世界には以前からかなり心惹かれるものがあったのですが、初期費用がかかりすぎるのが難点で、なかなか手が出せませんでした。モジュールは1万円前後のものも多いのですが、ケースが高いんですよね。


Arturia アートリア/RackBrute 3U ユーロラック・ケース
しかし今回このRackBruteが、とある店の決算セールで相場より1万円近く安い27,800円(+ポイント千円分の値引き)で売られていたのを見つけて、衝動買いしてしまいました。なんというか「今こそモジュラーシンセを始める時です!」という天啓にうたれたような気がしました(笑)

実際にはもう少し安いケースもあるのですが、私は何でもデザインが気に入らないと満足できない人なので、そこだけは妥協したくありませんでした。自作PCのときも同じで、結局あとから良いものに買い換えましたしね。

とりあえずデザインは最高ですね。Arturiaの製品はみんなデザインが良いと思います。モジュールはまだないので何もできませんが、数年かける覚悟で、少しずつ揃えていくつもりです。手始めに別の店で1つ注文したので、それはまた届いてから書きたいと思います。

Arturia RackBrute 3Uちなみに、うちにはMicroBruteがあるので、それと連携すれば、基本的なモジュールが揃っていない段階でも、それなりに楽しめるはずです。元々セミモジュラー的なシンセですしね。鍵盤も当分それを使うつもりです。

本当は写真にあるDX7IIの鍵盤で弾きたいので、MIDIをCV/GATEに変換するモジュールは早い段階で欲しいとは思っています。でもそれも1〜2万円くらいするし、他にも欲しいモジュールはたくさんあるので、優先順位をじっくり考えながら決めたいと思います。


関連リンク
Mutable Instruments Plaits (2018年08月25日)

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2018年8月12日

AKAI S3000XL その後4

5/24の日記のその後です。MPCに浮気していて時間がたってしまいましたが、せっかくお金をかけて大容量ドライブを搭載したので、本格的な複数サンプルによるプログラムの作成を試してみました。

AKAI S3000XL Program Editとはいえ自分でサンプリングするといっても、なかなか音ネタがないので、今回はMASCHINEの「PIANO 1」というプリセット音を使いました。調べてみると、これは44.1kHz/16bitのWAVデータで、サンプル容量の合計が約31.5MBという、まさにメモリ32MBのこのS3000XLで使ってくださいと言わんばかりのデータです(^^;) ライセンス的にどうなのかは調べていませんが、まあ私が買ったものだし、外に出すわけでもないので、気にしなくても良いでしょう。

このデータは鍵盤3個(半音3つ)ごとにサンプリングされているようで、C0〜A6まで、合計29個のWAVデータでした。これをS/PDIF経由で1つ1つS3000XLにサンプリングしました。S3000XLではステレオの場合、左右が別々のデータになるようなので、この時点で58サンプルとなります。その後、これらを1つ1つ鍵盤の特定範囲(元サンプルの音程を中心に半音下と半音上の1音半の範囲)に割り当てて1つのプログラムを作りました。

大変な作業になるだろうと覚悟していましたが、思ったほどではありませんでした。液晶も大きいしボタンもたくさんあるので、効率よく操作できます。インターフェイスもよく考えられていますね。このくらいのデータなら、慣れれば1時間かからずに作れそうです。

音も満足です。PCなしでピアノの音を弾くとなると、我が家ではこれまで古いKORG M1かRoland JV-880のピアノの音を使うしかありませんでしたが、時代を考えると、どちらのPCMデータもそれほど大容量なものとは思えません。一方、MASCHINEのデータがいつ頃サンプリングされたのかは分かりませんが、少なくとも今世紀に入ってからでしょうから、それなりに高音質なデータなのだろうと思います。実際、弾いていても全く違和感なく、ピアノらしいピアノの音で、かなりハッピーです(^^;)

ちなみに、SDカードを使ったSCSIストレージとはいえ、32MBの読み込みには1分ほどかかります。このあたりは、ちょっと実用的じゃないかもしれませんね。


関連リンク
AKAI S3000XL その後5 (2019年10月09日)

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2018年8月 7日

YAMAHA UX16

先日、ちょっと試したいことがあってDX7IIのほうもMacと接続できるようにしたのですが、私が所有しているEDIROL (Roland)のUM-1という古いUSB-MIDIインターフェイスが、最近のmacOSでは動作しないことが分かりました。


YAMAHA USB-MIDIインターフェース UX-16
その時は、退役させたMacBook AirにMavericks (10.9)の環境を作って凌いだのですが、やはりないと不便なこともあるので、安いのを買うことにしました。

ハードウェアが故障したわけではないのにドライバソフトがバージョンアップされないせいで使えなくなってしまうのは残念な話です。ローランドに裏切られたのは2度目なので、今度はヤマハにしてみました。いちばん安いUX16というやつで、3千円ちょっとでした。

これも2001年発売と古いようですが、最新のHigh Sierra (10.13)で問題なく動いています。UM-1も同じ時期の製品だと思いますが、こちらは後継機が出ているせいで、古いほうはサポートが打ち切られてしまったのでしょうね。

Amazonを調べていると、千円以下のMIDIインターフェイスもたくさん売っていますね。聞いたことのないメーカー(おそらく中国)ばかりで、さすがに手が出せませんでしたが・・・。

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2018年7月11日

FOSTEX PM0.3H

5/16の日記のその後です。せっかく大きな台を作ったので、そこに乗せるちゃんとしたモニタ用のアクティブ・スピーカーを買いました。FOSTEXのPM0.3Hです。


FOSTEX アクティブ・スピーカー PM0.3H(B)
ちゃんとしたと言っても1万円ちょっとと安いのですが、以前のものが千円くらいだったので、ざっと10倍です(笑) それなりに良いミキサーを買ったのに、繋いでいるのが千円のスピーカーというのはもったいなさすぎるので、なんとかしたいと思っていました(^^;)

まだ少ししか試していませんが、CDやPC内にあった音楽データを聴いてみたところ、低音から高音までバランス良く鳴ってくれていて、とりあえず不満はありません。値段を考えれば、かなり好印象です。

内蔵アンプは15Wですが、狭い部屋(仕事部屋にしている5畳くらいの洋間)で使うには十分すぎるくらい大きな音が出ます。

FOSTEX PM0.3Hまた、このスピーカーは(ヘッドフォンも含めて)私にとって初めてのハイレゾ対応機器です。高域再生能力だけがハイレゾの魅力ではないと思っているので、いわゆる対応機器というものに意味があるのかどうか懐疑的なのですが、そのあたりもいろいろチェックしてみたいですね。

なお、以前からそうでしたが、この場所ではスピーカーを左右逆に置いています。これは左側にミキサーや電源があるので、アンプを内蔵しているほう(右用)を近くに置いたほうが都合が良いからです。もちろん、配線も左右逆にしています。

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2018年6月29日

AKAI MPC500 その後3

19日の日記のその後です。先日、eBayを眺めていたら、黒いパッドのついたMPC500が出品されていました。気になって調べたところ、MPCstuffというお店(?)で様々なMPC用のカスタムパーツが販売されていることを知りました。

AKAI MPC500このMPCstuffのパッドには通常タイプと、厚手の(裏も平らな)高感度タイプがあるようです。ちょっと高かったけど後者を買ってみました。

色も選択肢が豊富で、はじめは黄色や青を買おうかとも思ったのですが、ここだけが派手な色になっても変かなと思い直して、無難な黒にしました(^^;) もう少し安ければ2種類くらい買って試したんですけどね。でも純正のグレイより断然格好良くなったので大満足です。

叩き心地も良好です。以前のも裏に滑り止めパッドを貼って加工したので悪くはなかったのですが、最初からこれを知っていれば、いらぬ苦労をせずに済みましたね。

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2018年6月19日

AKAI MPC500 その後2

5/30の日記のその後です。手間暇かけて綺麗にしたボディを埃まみれにしないため、使わないときはビニールの袋に入れていたのですが、せっかくなのでケースを買いました。


Amazonベーシック ハードカメラケース - Small
いつも、この手のものを入れるためのケースは、安いアルミ製アタッシュにカッティングスポンジを付けて自作していましたが(これとかこれとかこれとか)今回はちょうどいいサイズのものが見つけられなかったので、Amazonベーシック ハードカメラケース - Smallというのを買ってみました。

見るからに頑丈でMPC500を入れるには大げさすぎる気もしましたが、カッティングスポンジまで付属していて2,780円と、かなりお買い得です。

Amazonベーシック ハードカメラケース - Smallサイズはほぼピッタリですが、厚みはだいぶ過剰でしたね。まあ、買う前からそうだろうなとは思っていましたが(笑)

ちなみに底面側のスポンジは三重になっていて、いちばん上のものを、最外枠だけ残して切り取りました。以前、単品で購入したスポンジより少し硬めでしたが、それでも薄くて安定感がなくなってしまったので、両面テープで貼っています。もっと硬いスポンジでも良さそうですね。

防水構造のためか、蓋の開閉にはそれなりに力が必要です。特に閉めるときはバチンと大きな音が出て、深夜だと気になります。

グリップの近くには半透明な素材のポケットがあり、中に紙などが入れられるようになっています。 なぜか赤い色の派手な紙が入っていましたが、購入者に存在を気づかせるためですかね。(この製品には説明書の類は何も入っていない) 外に持ち出す機会はないと思うけど、せっかくだし連絡先をプリントした紙でも入れておこうかと思います。


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AKAI MPC500 その後3 (2018年06月29日)

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2018年5月30日

AKAI MPC500 その後

27日の日記のその後です。パッドの感度が悪い問題の対策をしてみました。これまたネットに事例がたくさんあるのですが、以下のサイトがとても参考になりました。

Electribe Lab. MPC500 のパッド改造

この記事にあるのと全く同じアサヒペンの「すべりどめパッド」が手に入ったので(ヨドバシ.comで57円でした(^^;) )そのまま真似させていただきました。両面テープは家にあった別のものですが、MPC500のパッド側は粘着力が低くて作業に苦労しました。先にすべりどめパッドに貼らないとだめですね。

12個とも、パッド裏の窪みのサイズに切り取って貼り付けただけの無調整ですが、ほぼ満足いく結果になりました。これまでは親の仇のように叩かなければならなかったのが、ほとんど触る程度の弱い力でも反応するようになりました。ただ、最大音量(ベロシティ127)に近い値を出すには、それなりの力で叩く必要がありますね。この、弱から強までの幅が、もう少し狭くなると良かったのですが、まあ最大音量を出さなきゃならない場面なんて、そう多くないですかね。(常に最大音量にするボタンはある)

ちなみにパッドの感度はソフト的にも16段階で設定できるのですが、どんな値にしても、あまり違いを感じません。この設定、全く効いてないんじゃないかと疑うほどです。ベロシティ変化のカーブもA,B,C,Dの4種類から選べるのですが、どの設定がどんなカーブなのか説明書にも詳細な記述がありません。(可変抵抗と同じかと思ったら違うみたい?)


CFカードも入手しました。MPC500で扱える最大容量は2GBだそうですが、既に普通の店だとあまり選択肢もなく高かったので、ヤフオクで買いました。Transcendの新品が千円以下で入手できました。そういやCFカードを買うのはこれが初めてです。まさか2018年にもなって買うことになるとは思いませんでしたけどね(^^;)

また、本体のメモリは出荷時の16MBのままだったので、128MBの増設メモリも入手しました。こちらもヤフオクで千円以下でした。AKAI純正ではありませんが(当時のノートPC用?)問題はなさそうです。16MBだとドラムとベースくらいしか入りませんでしたが、128MBあれば何でもできそうですね。

ちなみに、このマシンは主に打楽器(フィンガードラム)として使っていくつもりです。元々その目的でMASCHINEを買って、今でも楽しんでいるのですが、やはりPCに繋ぐのが面倒で仕方ありません。その点、単独で動くハードウェアは良いですね。なお、スピーカーは内蔵されていませんが、EWIのために買った小さなスピーカーを繋くと(要変換プラグ)ケーブルレスで演奏できて良い感じです。


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AKAI MPC500 その後2 (2018年06月19日)

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2018年5月27日

AKAI MPC500

最近すっかりサンプラーにハマっていますが、また中古でAKAIのMPC500を買ってしまいました。これは2006年発売の当時のエントリー機で、電池駆動もできる可愛いやつです(笑)

AKAI MPC500エントリー機とはいえ、見た目も作りも、安っぽさは微塵もありません。パッドの数が12しかないのが残念と言えば残念ですが(他機種は16)小さいもの好きの私には、たまらないデザインですね。なぜ当時これを買おうとしなかったのか(まあ安くはなかったけど)不思議なくらいです。

パッと見は新品のように綺麗な中古品でしたが、それはあくまで見た目の話です。やはりMPCはラックマウント機材と違って頻繁に手で触れる"楽器"なので、他人が使った機材は気になります。というわけで、悩んだ末、全分解して洗浄することにしました。

分解で特に苦労したのは、マザーボードを外すことと(先に入出力端子に刺さっているコの字型の金具を外す必要がある)液晶のコネクタを繋ぐこと(単純にケーブルが短い)ですかね。液晶は外さなくても良かった気もしますが、最初は分かりませんでした。例によって、もう外側は舐めても大丈夫なくらい清潔です(^^;)

実はデータ保存のためのCFカードを別に注文してあるのですが、それがまだ届いていません。そんなわけで、まだプリセットの音(CF型のROMカードが付属)を少し鳴らしてみた程度ですが、噂どおりこの機種はパッドの感度が低いですね。かなり強く叩かないと反応しません。経年劣化もあるのかもしれませんが、これも改良する手段があるようなので、後日チャレンジしてみたいと思います。

しかし、ラックマウントのSシリーズが二束三文で売られているのに対して、MPCは古いものでも意外と高値ですね〜。おもちゃとして買うには躊躇するレベルでした。


・訂正
付属のカードはROMではなく、AKAIのラベルが印刷された普通のCFカード(128MB)でした。元々プリセットデータが入っていたのだと思いますが、これまでのオーナーが内容をいじっていないことを祈ります。(PCでタイムスタンプを見る限り大丈夫そう)


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AKAI MPC500 その後 (2018年05月30日)

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