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2015年7月13日
Quick Sync Video
最近のIntel Core iプロセッサーはGPUにQuick Sync Videoと呼ばれる動画のエンコーダーを内蔵しています。画質はそこそこだけど非常に高速で、CPUに負荷をかけないのが特徴だそうです。昨年Core i7-4790を買ってからもう1年くらいたつので今更ですが、ふと気になったので試してみました。
アプリケーションはいつも愛用しているTMPGEnc Video Mastering Works 5です。(まだ6は買っていない(^^;) )適当な4分の動画ファイルをエンコードしてみました。これまでは標準のエンコーダー(x264)をVBR固定品質で使っていたのですが、残念ながらQSVには固定品質がないようなので、可能な設定5種類すべてを比較してみました。
エンコーダー | 所要時間 | サイズ |
---|---|---|
x264 CBR (固定ビットレート) | 2'31'' | 105MB |
QSV CBR (固定ビットレート) | 1'47'' | 118MB |
x264 VBR (平均ビットレート) | 5'06'' | 120MB |
QSV VBR (平均ビットレート) | 1'45'' | 120MB |
x264 VBR (固定品質) | 2'25'' | 85MB |
処理時間は、CBRではx264に対して70%くらい、VBRは35%くらいの結果でした。QSVはCBRとVBRに差がないのに、x264はVBRがやけに遅いですね。アルゴリズムの違いなのでしょうか。
サイズは大差ないですね。固定品質はこの例では小さくなっていますが、これは動画の内容によって大きく変わるはずです。
画質は、普通に再生して視聴してみた限り、5種類の違いは分かりませんでした。まあ、これも動画の内容によるでしょうし、実際に一時停止して比べたりしたら違いが出るのかもしれません。
あまり参考になるテストではありませんでしたが、大きな動画を急いでエンコードしたい場合などは、QSVのこの早さは魅力かもしれませんね。早いだけでなくCPU負荷も低いので、同時に何かやりながらエンコードできるのもメリットだと思います。
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