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2018年5月 1日

AKAI S3000XL

カテゴリー: DTM/楽器

1995年発売のAKAIのサンプラー、S3000XLを入手しました。(写真のいちばん下)

AKAI S3000XL (いちばん下)現在ではこの手のラックマウント型サンプラーはほぼ絶滅状態ですが、当時からずっと欲しいと思っていました。中でも定番AKAIのSシリーズ、特に2Uラックサイズのこのモデルはデザイン的にも私のストライクゾーンど真ん中で、かなり憧れていました。高価なものだったので(2Uラックサイズとしては最上位モデル?)当時はとても買えませんでしたが、今回とある楽器店で6,800円で販売されていたのを見つけて、衝動買いしてしまいました(^^;)

気になるのは白いスイッチ部分が少し黄ばんでいるのと、液晶のコントラストが低下して見にくくなっている(これは多くの中古品が抱えている問題のようです)ことくらいでしょうか。メモリは最大の32MB(標準は2MB)まで増設されていて、ROM内のOSバージョンは2.0(最終バージョン?)ということです。取説もついていました。

早速いつものラックから不要な機器(穴埋めに入れていた)を抜いて2U分のスペースを空けて設置しました。良い機会なのでレイアウトや配線も見直しました。ちなみに取説には「発熱を避けるため上下に1Uのラックスペースを設けることをおすすめします」等と書いてありましたが、さすがにそこまではできないので、いちばん下の段に入れて、上は奥行きが短く発熱もない(電気を使わない)パッチベイを入れました。本体上面には通気口がありましたが、そこは塞がれていないので、これで大丈夫でしょう。

動作もざっとチェックしましたが、ライン入力からサンプリングし、フロッピーディスクドライブへの保存まで問題なく行えました。MIDIキーボード(DX7II)での演奏もOKです。自分で録音した音を、こうやって音階をつけて演奏できるというのは、やはり凄く楽しいですね。

まあ、スペック的には今のPCを使ったサンプラーとは比べるべくもありませんが、それでもCDと同等の44.1kHz/16bitでサンプリングでき、デジタル入出力端子もあるので、1つの楽器としては十分かもしれません。エフェクターはオプションで、この個体には搭載されていませんが、ラックに外部のエフェクター(BOSSのSE-50)があるし、いざ本気で録音するとなればDAWのプラグインを使うだろうし、全く問題ありません。

不便なのは、サンプリングした音をいちいちディスクに保存しなければならないことですね。SCSIインターフェイスがあるのでハードディスクも繋ぎたいところですが、うるさいのは嫌なので使うならMOでしょうか。本当はフラッシュメモリが良いのですが、そこまでお金をかける価値があるのか、ちょっと考えたいと思います(^^;)


関連リンク
AKAI S3000XL その後 (2018年05月13日)



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