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2019年4月 2日

スズキ スイフトスポーツ その後

カテゴリー: クルマ

3/28の日記のその後です。週末に200kmくらい走ったので、ファーストインプレッションです。主に先代のマツダ アクセラ(2代目のBLアクセラ)1.5Lとの比較になります。

■駆動性能

アクセラより遥かに軽く、かつターボエンジンで馬力もトルクも上なので、本当に加速が気持ち良いです。一般道でも、制限速度を守っていても、十分に恩恵があると思います。

スイフトスポーツ停止(あるいは低速)状態から60km/hくらいまでの加速ならあっという間で、6速ATの変速も小気味良いので、ついついアクセルを踏み込んでしまいます。「自制心」という言葉を常に頭に浮かべて運転するようにしています(笑) ほんと、まるでセミオートマのレーシングカーのように、ブン、ブン、ブーンと気持ちよくシフトアップしてくれます。MTの変速とは違った魅力ですね。逆に坂道では低速ギアのまま引っ張ってくれるので、上り下りともに快適です。アクセルの踏み方によっては変速ショックも出ますが、うまくコントロールできるよう、特性を見極めたいですね。

非常に魅力的なATですが、セレクトレバーはちょっとおそまつな印象です。試乗のときも感じて、営業の方に確認もしたのですが、ストレート式なのに、レバー側では今どのモードに入っているのか分かりにくいんですよね。切り替えてもレバーの傾き以外、何も変わらないのです。(インパネには文字で表示される) 普通はランプが付いたりしますよね? アクセラはゲート式だったので全く事情が違いますが、その前の日産マーチはストレート式でも分かりやすかったので、凄く違和感があります。

仕方ないので、そちらは見ずに感覚で操作するよう練習しています。Pの位置からレバーのボタンを押して動かしたら、すぐにボタンを離し、止まるまで下げるとDになるので、これはこれで素早く操作できて良い感じです。そこからRに戻すときは、ボタンを押さずにNまで戻して、そこでボタンを押して1段階上に上げる感じでしょうか。ちょっとコツがいりますね。慌ててやると失敗します。なおDからボタンを押して更に下げるとMモード(パドルシフト)になりますが、そちらはまだ試せていません。パドルシフトはDモードでも効くらしいので、活用しやすいと思います。

スイフトスポーツブレーキについては前回も書きましたが、まだ慣れません。赤信号の停止時など、スーっと減速して、無ショックで止まりたいのですが、なかなかうまくいきません。これまでのクルマでは普通にできたんですけどね〜。完全に止まる前にブレーキを少し緩める操作だけではダメな気がします。これは試乗車でも感じたのですが、どうも停止直前に車体がガタガタ暴れるんですよね。ならないときもあるので、これはATのせいかもしれません。また停止直前に、まるで自動ブレーキがかかっているかのように急減速してカックンと止まることもあります。それを予測して踏み込みを緩めると逆にクリープで動いてしまったり、思ったより状況に左右されているようで一貫性が感じられません。ここはもう少し試行錯誤して、なんとかモノにしたいですね。

■安全装備

アクセラにはABSくらいしかありませんでしたが、今回はオプションのセーフティパッケージを付けたので、先進機能がてんこ盛りです。保険も少し安くなりました。特にトラクションコントロールとか、かつてF1で初めて知ったような技術が自分のクルマに搭載されているというのは感無量ですね(笑) 高級車では珍しくないのでしょうが、そういったものがやっとこの価格帯のクルマにも降りてきたのかもしれません。

自動ブレーキと車線逸脱警報機能は感度が高めなのか、細道などで頻繁に警告音が鳴ってしまいます。慣れないせいか、意外と大きな音でびっくりします。歩道のない道路では歩行者にも敏感に反応しているようです。ボタンでオフにもできるのですが、まあ鈍感より敏感のほうが良いんでしょうね。

全方位モニタは今回どうしても欲しかったのですが、これは未来感のある素晴らしい技術ですね。映像も想像していたより綺麗でした。私はケチって小さい画面のナビにしてしまったのですが(ナビについては後述)もっと大きいほうが良かったかもしれません。

まあアクセラよりボディが小さいので駐車に苦労することは少ないのですが、たまにとんでもなく狭い駐車場や住宅街の細い道に迷い込んでしまったりすることもあるので、そういうときは助けになるはずです。普段も、ちゃんと車体がまっすぐになっているか確認できるのは良いですね。そのあたり私は少し苦手なので、助かります。

高速道路でクルーズコントロールも試してみました。クルーズコントロールを搭載したクルマ自体、初めてですが、このセーフティパッケージに搭載されているのは前車に追随するアダプティブクルーズコントロールです。

ネットを見ると皆が皆、クルーズコントロールは楽で良いという意見ばかりですが、私はどうもまだ馴染めません。機械を信用しきれないというか、思い通りの運転にならないというか、下腹あたりがムズムズするような感覚がありますね(^^;) なんというか、ハンドル操作とアクセル/ブレーキ操作は別個のものではなく、互いに連携している操作だと思うんですよね。その半分だけを機械に任せるというのは、どんなものなのかなと思いつつ運転していました。ハンドルが急にゲームのコントローラーになったような感覚でした。まあこれは、もう少し経験してみる必要があるかもしれませんね。単に、自分が運転したほうが楽しいということなのかもしれないし、判断は保留にしたいと思います。

■ナビ/ETC車載器/ドライブレコーダー

カーナビなどは全て純正オプションですが、備忘録を兼ねて型番等を書いておきます。ナビはパナソニックのエントリーモデル(7インチ)のCN-RZ743WZA(99000-79BM6-W00)、ETC車載器はパナソニックのC9TZ(99000-79BA0)、ドライブレコーダーはケンウッドのDRV518S(99000-79BP5)です。全方位モニタ対応のナビの中で、いちばん安くなる(割引率の高い)組み合わせにしてもらいました(^^;)

もともとナビにはあまり多くを求めていないので、とりあえず不満はありません。オーディオも、以前のナビで使用していたSDカード内の音楽データがそのまま再生できました。スピーカーも純正ですが、オプションのツイーターが全方位モニタとの抱き合わせで付いているようで、アクセラのものより高域も低域もよく出ている印象です。カーオーディオにも私は多くを求めていないので(どうせ騒音まみれの環境なので)これで満足です。ハイレゾにも対応しているようですが、意味はないと思います。まあ、カーオーディオ用にデータを再エンコードしなくて良いのはメリットかもしれません。

ドライブレコーダーはナビ連動タイプではなく、映像のみをナビの画面で見て、操作は本体でするタイプです。ケチりました(^^;) そのうち動画をアップする機会もあると思うので画質等については後日としたいと思いますが、1つ気になったのは駐車時に振動を感知して映像を記録するモードです。これ、少しドアを強く閉めただけでも反応してしまうことがあって、エンジン始動時にちょくちょく警告メッセージが出てしまいます。本当に何かあったのかと思うと確認せずにはおられないし、ちょっと面倒かもしれません。

ETCは2.0対応の車載器です。割高でメリットもあまりないと思っていたのですが、せっかくなので2.0にしました。目立った違いは、高速道路で渋滞案内が流れる(ラジオみたいに音声で流れる)くらいでしょうか。これは悪くないかもしれません。また、圏央道とかは割引になるようなので、そのうち利用することもあるでしょう。

■収納

運転席は、思ったより収納が少なくてライフスタイルの変更を強いられています。アクセラより少ないのは仕方ないのですが、その前の日産マーチよりも劣るのは困ったものです。カー用品店でいくつか小物入れやゴミ箱とかを買ってみたのですが、まだどう使おうか試行錯誤している段階です。蓋が閉まるのはグローブボックスのみですが、そこも狭く、車検証やマニュアルを数冊くらい入れるとティッシュの箱も入りません。

ラッゲージルームも当然、狭くなりましたが、こちらはアクセラが無駄に大きすぎたので、これで十分です。後部座席は決して狭く感じないので(むしろ広いくらい)アクセラとの全長の差のほとんどは、ラッゲージルームの分なんでしょうね。

■燃費

唯一の懸念材料だった燃費ですが、問題なさそうです。前述のように加速を楽しんだ運転をしていても、アクセラを上回っています。スイスポはハイオク仕様ですが、それを考えても安くなると思います。具体的には、アクセラはリセットしない限り平均燃費が累積されるので数年分のデータですが、最近は10.8km/Lのまま全く動かなくなっていました。スイスポはガソリンを入れるたびにリセットされるようですが、高速道路主体だと13〜14km/L、街中では11〜12km/L程度でした。こんなクルマを買ったからには楽しんでナンボだと思っているので、今後も燃費走行をするつもりはありませんが、気を使えばもっと良くなるはずです。

■乗り心地

乗り心地や静粛性などは、アクセラと同程度か、少し悪いくらいですかね。首都高の段差の乗り越えなどは、少しキツめのショックを感じましたが、逆に言えば路面の状況は良く分かるということでしょう。スポーツカー寄りのクルマなので、これはこれで正しいのでしょうね。高速安定性もアクセラより少し劣る気がしましたが、そこは車体の大きさやタイヤ幅などの違いがあるのでしょうか。もしくは、たまたまかもしれません。

シートはセミバケット形状ということで少し窮屈さはありますが、アクセラより腰に優しい気がします。長時間運転するとたいてい腰に来ていたのですが、この日はなりませんでした。助手席に何度か同乗した母も、悪くないと言っていました。


以上、長くなりましたが、とりあえずこんなものでしょうか。不満点の多くも試乗のときに分かっていたことで、大きな問題ではありません。とても楽しいクルマです。これを書いている今も、ものすごく乗りたくてうずうずしています!(^^;)


関連リンク
スズキ スイフトスポーツ その後2 (2019年04月28日)



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