2020年1月 7日
Rollei 35
先日の期限切れフィルムでの撮影から、再びフィルムの魅力にハマっています。普段からデジタルカメラと一緒にCONTAX T3を持ち歩いているのですが、単焦点レンズでのスナップ撮影が存外楽しいです。ただ、このカメラはちょっと最新鋭すぎて(?)もう1つレトロ感が足りないんですよね(笑)
で、せっかくフィルムに先祖返りしたのだから、どうせなら古い機械式のカメラで撮りたいなと正月休みにいろいろ物色して、買ってしまいました。Rollei 35です。バルナックライカと並んで昔から欲しかったのですが、もうフィルムでは撮らないと思って我慢してきました。どちらも(特にライカは)初めて興味を持った10数年前と比較すると高騰していましたが、ローライはまだ手が届きます。某カメラ店で整備済(分解、洗浄、グリス交換、調整組み直し)かつ半年保証(露出計は無保証)の綺麗な個体が4万円台半ばで売られていたのを見つけて決断しました。
このRollei 35はシンガポール製の後期モデルです。本国ドイツ製の前期モデルは相場も高いし、あまり状態の良いものが見つけられませんでした。イメージ的にはもちろんドイツ製のほうが良いのですが、こちらもざっといじってみた限り、作りはしっかりしているし、特に不満はありません。巷では後継モデルのRollei 35Sのほうが人気のようですが、そちらもシンガポール製ですしね。
ちなみに35Sはレンズがカールツァイスのテッサーからゾナーに変わっているわけですが、こちらは迷いました。F2.8のレンズは魅力的で赤い刻印も格好良いけど、目測でピントを合わせるこのカメラには少々オーバースペックな気がします。どうせF8くらいまで絞り込まないとピントを外しそうですしね。また、既にゾナーは持っているので(前述のT3に搭載)これまた評価の高いテッサーを経験しておくのも良いかなと思いました。最終的には値段の安さと、ボディの刻印がシンプルで格好良いという理由で初代を選びました。
サイズは本当にコンパクトで"小さいもの好き"としては、この上ない喜びです(^^;)
本体の他に純正のケース、ストラップ、レンズキャップも付属していましたが、これらは使わずにコレクションとして大切に保管しておこうと思います。特にレンズキャップは傷だらけで少し緩くなっているとのことで、購入したお店が非純正のキャップも付けてくれました。普段はそちらを使います。ストラップはローライ独自の形状なので、千円くらいのローライ用ストラップを買って、金具だけ流用し、普段から使い慣れている携帯電話用のストラップを付けました。
CONTAX T3と並べてみると、ほぼ同じサイズですね。ローライのほうが重さと厚みが少しありますが、高級感は上でしょうか。金属感バリバリで、まるで銃器のようですが(笑)
この2台、発売時期は35年くらい違うのですが、まさに"高級コンパクトの始まりと終わり"という感じですね。実はT3も中古市場では高騰しているようで、かつての定価(15万円くらい?)を超えています。まあ、私が新品で買ったときは4〜6万円くらいだった気がするのですが、今では20万円以上で売られている個体も見かけます。いま売れば確実に元が取れますね。
最後に、SONY DSC-RX100を含めた比較写真も撮ったので載せておきます。我が家の、カールツァイス搭載コンパクト3兄弟です(^^;)
・Rollei 35, CONTAX T3, SONY DSC-RX100
・Rollei 35, CONTAX T3, SONY DSC-RX100 (レンズ沈胴)
・Rollei 35, CONTAX T3, SONY DSC-RX100 (厚さ)
関連リンク
・Rollei 35 その後 (2020年01月13日)
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