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2022年6月 4日

.strandberg* Boden Standard 6 Tremolo その後

カテゴリー: DTM/楽器

5/12の日記のその後です。購入から3週間ほどたちました。Twitterには思ったことをその都度あれやこれや書いたけど、こちらにもまとめておきたいと思います。

.strandberg* Boden Standard 6 Tremoloこのギターは意外と個性的な音を出すギターかもしれません。最初、歪ませて弾いたら、思ったよりハイが出ないなというのが第一印象でした。でもクリーンで弾いたら凄く良い音。誤解を恐れずに言えば、まるでアコースティックギターのような響きです。改めて生音でも確認してみたところ、同じ印象です。どうやらそういうギターみたいですね。実際にはハイが出ないんじゃなく、ローがとてもよく響くということですかね?

この音の秘密がどこにあるのか、まだはっきりとは分かりませんが、マルチスケール(低音弦になるほど弦が長い)か、もしくはネックの素材でしょうか。でも毎日のように弾いて慣れてしまったので、今ではこれが普通に感じなくもないです。

そのマルチスケール(ファンフレット)は、前回も書いたとおり特に違和感はありません。慣れるまで弾きにくいという人もいるようですが、私は全く問題ありませんでした。それほど極端な角度がついているわけじゃないですしね。

エンデュアネックのほうも慣れました。メリットはそれほど感じないけど、体には優しいのかもしれません。実は2月に再びギターをたくさん弾くようになってから、左手の人差し指の第一関節がずっと痛かったのですが、治ったような気がします。ローポジションでAやDを雑にガバっと握って弾いたときに負担が少ないようです。


■弦の交換

買ったときに貼ってあった弦は少し太かったので、個性的な音はそのせいもあるのかと思い、買って1日で弦を交換しました。ずっと愛用しているダダリオの.009-.042です。

スタインバーガーと違って普通の弦が使えますが、張るのは少し大変です。まずはちゃんと取扱説明書を読もうと思ってケースのポケットを探したのですが、見当たりません。トレモロユニットの調整の仕方を書いた紙1枚だけは入っていて、それだけってのも変だなと思って販売店に問い合わせてみたところ、他には付属しないそうです。それなら、まあ仕方ありませんね・・・。しかし25万もするギターで取説もないとか、今はもうそういう時代なんですかね〜。これはアップルが悪いな(笑)

一応、ストランドバーグのサイトにPDFマニュアルがあることは気づいていました。トップページからは探せなかったのですが、Googleで検索したら出てきました。アジア版には日本語の記述もあります。

このギター、弦を貼る前にチューニングノブをどのくらいの位置にネジ込んでおくか少し迷いますね。説明書にも書いてありませんでた。締めすぎるとチューニング後に弦のボールエンドがノブ後端からはみ出してしまいます。弦を差し込んだ段階でボールエンドが10mmくらいまで引っ込んだあたりが良さそうですが、まだ試行錯誤しています。

なお、ゲージを変えて音の高低のバランスは少し変わりましたが、全体的な印象はそのままでした。


■トレモロユニット

トレモロアームのトルクはスタインバーガーのR-Tremと同様にネジで調整できるのですが、構造はとても良さそうです。簡単にトルク感のある状態に調整できます。また、ゆるゆるにセッティングしても(私の好みはこちら)強く引かないと抜けないのが良いですね。ただ、例によって緩くするとアーミング時に多少グラつくので、締め気味に調整した上で少しグリスアップしたのですが、R-Tremと比べてもう1つという感じです。微妙なところなんですけどね。


■ボリュームノブ

.strandberg* Boden Standard 6 Tremolo ノブ交換このギター、ボリュームノブの位置が微妙に使いづらいです。アームの根本に近すぎるんですよね。でも調べてみるとストランドバーグはモデルによってボリュームノブの位置がバラバラですね。私はストラトと同じような位置が好みですが、このモデルは少し遠いです。

ノブ自体もローレットがないので滑ります。しばらく使ってみたけど、どうしても小指1本で回せません。そこでボリュームとトーンのノブを、似たようなデザインの滑りにくそうなやつに交換しました。EMGのDome Knobってやつです。もう少し手に食い込むような鋭いローレットだと良かったけど、とりあえずOKです。ただ、ポット自体のトルクが重めなので、まだ失敗することがあります。これはポットごと交換しないとだめですかね。

ちなみに新しいBoden NXシリーズではローレットつきの滑りにくそうなノブに変わっているようです。これ、純正パーツとして販売してくれないかな・・・。


■ストラップピン

ESP STRAP LOCK (ボディ側)ストラップピンもロックピンに交換しました。私はいつもシャーラータイプですが、今回は高いギターなので、ちゃんと純正品を買おうとしたら、どうも数年前にモデルチェンジしてるようですね。ギター側のピンとネジが一体になっているのがとても嫌な感じです。旧製品との互換性はあるようですが公式には不明で、だったらシャーラーにこだわる必要はないかなと、初めてESP STRAP LOCKにしてみました。ネジが緩まないのが"売り"らしいです。日本製ということで、加工のクオリティも高そうです。

取り付けには付属の短いほうのネジを使いましたが、それでも純正ネジより2mmほど長くて、しばらく悩みました。でもまあ、このくらいならと、そのままネジ込んでしまいました。純正に戻すと緩くなる可能性はありますが、たぶんやらないと思います。なお純正ネジをこのピンにつけることはできませんでした。ネジの頭の部分が大きすぎました。残念。

ESP STRAP LOCK (ストラップ側)試した限り、このESPのロックピンはシャーラーのもの(新型は未確認)と互換性がありそうです。 シャーラー付きストラップをESP付きギターにつけると少しキツかったけど、逆はちょうどいい感じです。どちらでも外れたりしないと思いますが、ギター回しとかする人は念のため純正ペアで使いましょう(笑)
(※追記:個体差があるのかキツすぎて入らない組み合わせもありました。完全な互換性はないようです)

ちなみに右の写真についている黒いストラップは、私が高校生のときに買ったフェルナンデスの本革ストラップです。さすがにボロボロです(^^;)


■ストラップ

最近はずっと茶系の革のストラップを愛用していますが、この青いギターには似合いませんでした。前述の黒いのはみすぼらしいので新調しようと思って物色していたのですが、みんな没個性で購買意欲が沸きません。そこでアイバニーズの安い布製のものを買ってみました。DCS50というやつです。(写真はいちばん上の画像を参照) 本当は他のギターメーカーのアクセサリーは嫌だったのだけど、ロゴが目立たないので良しとしました。というかアイバニーズ、さすが分かってますね!(^^;)

色はDeep Blueです。少し緑が入ったような青が似てると思ってこれにしたのですが、狙いどおりでした。ギターが半光沢なのに対して、この布は少しツヤがありますが、これはもう同じ色と言ってしまっても差し支えないんじゃないですかね(笑) 機能性にも満足。思ったより厚手でクッション感があります。唯一の不満は、端の部分の合皮がビニールみたいで安っぽいことですが、まあ値段を考えたら仕方ないですね。


■ピックアップ交換

純正のピックアップもひとしきり試してみましたが、リアのハムバッカーに少し不満を感じました。どうもシングルコイルっぽいというか、ジャキジャキした歪みが気になります。実際にいくつか交換もしてみたのですが、まだ納得しきれていない部分もあり、長くなるので、これについてまた後日、キリの良いところでちゃんと書きたいと思います。


関連リンク
.strandberg* Boden Standard 6 Tremolo その後2 (2022年06月09日)



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