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2017年11月25日

写真日記240

カテゴリー: 写真

今年も紅葉を撮りに成田山まで行ってきました。銀杏はかなり散っていましたが、その他は綺麗でした。人出も例年になく多かったように思います。空港に近いからか、ここは外国人観光客も多いですね。

成田山公園 1
成田山公園 2
PENTAX, K-5 II s
DA★16-50mm F2.8 (16mmで撮影)
絞り優先AE (F8, 1/45秒), ISO 800
PENTAX, K-5 II s
DA★16-50mm F2.8 (31mmで撮影)
絞り優先AE (F8, 1/60秒), ISO 800

成田山公園 3
成田山公園 4
PENTAX, K-5 II s
DA★16-50mm F2.8 (28mmで撮影)
絞り優先AE (F5.6, 1/60秒), ISO 800
PENTAX, K-5 II s
DA★16-50mm F2.8 (16mmで撮影)
絞り優先AE (F8, 1/45秒), ISO 200

成田山公園 5
成田山公園 6
PENTAX, K-5 II s
DA★16-50mm F2.8 (19mmで撮影)
絞り優先AE (F8, 1/45秒), ISO 800
PENTAX, K-5 II s
DA★16-50mm F2.8 (43mmで撮影)
絞り優先AE (F2.8, 1/60秒), ISO 400

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2017年11月24日

Apple IIc その5 (Aztec C)

カテゴリー: レトロPC

17日の日記のその後です。Apple IIにはAztec CというC言語の処理系があって、現在はフリーになっているそうなので(用途は研究、教育目的に限る?)試してみました。

Aztec C (ラベルはソレっぽく自作)動作条件はProDOSが動くこと、フロッピーディスクドライブが少なくとも2台あること、アルファベットの小文字が使えること(初期のApple IIは大文字しか使えない)、フルセットのASCII文字が使えること(これも同様)という内容です。また、私が試した限り、モニタは80桁表示が必須のようです。(80桁表示できない機種では変わる?)

私のIIcは2つ目の条件を満たしていませんが、一方でRAMディスクが使えるので、なんとかなるだろうと思って試してみました。

せっかくなので、ファイルの入手からプログラム開発までの流れを、ちょっとマニュアル風にまとめてみたいと思います。私にしては珍しいHOWTOモノですが、たぶんしばらくたつと忘れるので(^^;)

以下、対象読者はCUI環境でC言語のプログラムをビルドした経験のある人です。


■はじめに

Aztec Cはいくつかのバージョンがありますが、私は公式サイトのApple II Native Mode CompilersにあるAztec C65 for the Apple II ProDOS Disks 1 to 8(←直リンク)をダウンロードしました。ドキュメント類もダウンロードしておくと良いでしょう。

ディスク(イメージファイル)は全部で8枚ありますが、ADTProなどで実機に転送し、ディスクに書き込んでおいてください。エミュレータの場合は、そのまま実行できます。

とりあえず以下の3枚があれば簡単なものは作れます。

ManxSYSTEM.dsk 起動ディスク、シェル、エディタ
ManxCC.dsk インクルードファイル、コンパイラ
ManxLN.dsk ライブラリ、リンカ

更に、作業用ディスクが1枚必要です。私はここをRAMディスクで代用しましたが、最終的な保存用に、やはり1枚は必要だと思います。(RAMディスクは電源を切ったりリセットすると消えてしまうので)

なお、ディスクの容量140KBに対してRAMディスクは64KBくらいしかないので、半分以下です。その分、大きなプログラムが作れなくなります。ソースファイル、オブジェクトファイル、実行ファイルをあわせた容量が必要なので、作れるのはだいたい2〜30KBくらいまでのプログラムですかね。まあ、8bit機としては決して小さくはないと思うので、これでも色々なことができるはずです。


■ブート

まず、ManxSYSTEM.dskをドライブ1に挿入して起動します。ProDOSベースなので、ディスク名があります。このディスクは/Systemです。

起動するとAztec C ShellというCUIのシェルが立ち上がります。UNIXのシェルとそっくりなので、使い方は説明しません。ファイル一覧(ls)、カレントディレクトリの移動(cd)、コピー(cp)、削除(rm)、プログラムの実行(ファイル名)などが使えて、あとはパスの記述などができればOKです。

起動したらドライブ2に作業ディスクを挿入し、必要ならフォーマットします。フォーマットはシェルからfilerを実行するとProDOSのユーティリティが起動するので、そこから可能です。ディスクの名前は何でもいいのですが、頻繁に入力するので短いほうが良いと思います。マニュアルでは/workになっていました。RAMディスクの場合は最初から/ramという名前で作られています。以下、/ramで説明しますが、適宜読み替えてください。

作業ディスクの準備ができたら、まずシェルのプログラム自身(shell.system)をコピーします。これは、ドライブ2(またはRAMディスク)に作業ディスクを固定し、ドライブ1のディスクを抜き差ししながら作業できるようにするためだと思われます。(Apple IIはシングルタスクなので、シェルから何かプログラムを起動するとメモリからシェルが破棄されるためと推測)

cp shell.system /ram

コピーができたら今後の作業のためにカレントディレクトリを作業ディスクに移動し、そこからシェルを実行します。

cd /ram

shell.system

これで準備は完了です。RAMディスクの場合は、これを起動毎にやる必要があります。


■コーディング

次はソースファイルの編集です。ドライブ1にある/systemにはvedというフルスクリーンエディタが入っています。これはUNIXのviとそっくりなエディタで、使い方も同様のようなので、説明しません。(ネットにたくさんあります)

例えばhello.cというソースファイルを編集する場合は以下のように起動します。hello.cというファイルが存在しない場合は新しい文書として実行されます。

ved hello.c

編集が済んだら、保存して終了します。例えばソースはこんな感じですね(^^;)

main()

{

    printf( "hello, world\n" );

}

ちなみにAztec CはANSI規格準拠以前のC言語のようで、関数の定義などに若干の違いがあります。引数は引数名のみで型などは記述しない、voidもない、プロトタイプ宣言もない、という感じでしょうか。さすがに私も経験はないので、詳しくは分かりません。


■コンパイル

編集が済んだらコンパイルです。ドライブ1をManxCC.dskに入れ替えてください。ディスク名は/ccですが、パスが通っているのでプログラムはディスク名がなくても実行できます。

cc hello.c

このあたりは一般的な手順ですね。でも、たったこれだけのプログラムですが、コンパイルには数十秒かかります。無事コンパイルが終了するとhello.oというオブジェクトファイルができているはずです。

なお、Aztec Cはインラインアセンブラにも対応しており、Cのソースコード中にアセンブラのプログラムを記述できるようです。


■リンク

次はリンクです。ドライブ1をManxLN.dskに入れ替えてください。ディスク名は/lnです。

リンクには先程のhello.oと、c.libというライブラリを指定します。

ln hello.o /ln/c.lib

リンクには数分かかると思います。無事終了すると、helloという実行ファイルができます。シェルからhelloと入力すれば、無事hello, worldと表示されるはずです。

RAMディスクを作業ディスクとした場合は、実行前にソースのバックアップを取るのが懸命です。開発したプログラムにバグがあって暴走したりしたら、その時点でRAMディスクの内容は消えてしまう可能性が高いからです!(^^;)

なお、このプログラムは、このシェルで実行することしかできません。ProDOSの(BASICの)プロンプトから実行できるようにするには、以下のように+bオプションを付け、またsamain.oというライブラリも追加します。

ln +b hello.o /ln/samain.o /ln/c.lib

実際には毎回この形でリンクするのではなく、プログラムが完成してから最後だけ行ったほうが効率が良いのではないかと思います。

なお、ProDOSではなく(古い)DOS 3.3で実行するプログラムにするには、c.libのかわりにd.libというライブラリを使用する必要があるようです。これはManxDOS33.dskというディスクに入っています。samain.oは必要ないようですが、はっきり説明がなくて分かりません。

また、ManxLIB.dskというディスクにはc.lib以外のライブラリが入っています。グラフィック処理や浮動小数点演算など有用なライブラリですが、こうやって複数のディスクに入っているライブラリを同時にリンクする方法は、まだよく分かりません。マニュアルをざっと読んだ限りでは分からなかったので、私は1枚のディスクに必要なライブラリをコピーして(不要なものは消して)まとめてしまいました。上の写真がそれです。


■インタプリタ版

Aztec Cはコンパイラだけでなくインタプリタでの開発も可能になっています。とはいえ、BASICのようにソースを書いてすぐに実行できるわけではなく、やはりコンパイル、リンクという作業が必要です。実行にはccの代わりにcci、ライブラリも同様にci.libなど、iの文字がついたものを使うようです。(リンカはコンパイル版と同じln)

インタプリタ版のメリットは、遅いけど小さいということらしいです。他にもデバッグができる等の記述もあった気がしますが、まだよく分かりません。


■シェルスクリプト

Aztec C Shellでは、テキストファイルに書かれたコマンドはスクリプトとして実行できるようです。コンパイルやリンクの書式はいつも同じなので、スクリプトを用意しておくと便利ですね。makeのような仕組みはないようですが、似たようなことができると思います。

また、作業ディスクとRAMディスクの間のファイルのコピーなどもスクリプト化しておくと便利です。というか事実上、これを作らないとやってられないと思います(^^;)

ただ、このAztec C Shellは、テキストファイルならなんでもスクリプトとして実行してしまうようなので、注意が必要です。一度、間違ってソースファイルを実行してしまったのですが、1行目から順々に、処理を実行しようとしてはエラーが出るという繰り返しになってしまい、しばらく作業ができませんでした(笑)


■おわりに

以上、ざっとですがAztec Cの使い方を書いてみました。コーディング、コンパイル、リンク、それぞれの作業のたびにディスクの差し替えをしなければならないというのは、ある意味カルチャーショックなくらい不便ですが、ディスク容量が十分でない環境では、こうするしかありませんね。昔の人は大変だったんだなと思う反面、じっくり時間をかけて仕事に打ち込めて、それはそれで古き良き時代なのかな、とも思いました。


関連リンク
Apple IIc その6 (2017年12月07日)

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2017年11月17日

Apple IIc その4

カテゴリー: レトロPC

13日の日記のその後です。Apple IIに限らず、キーボード一体型のPCは本体に厚みがあるため、お世辞にもタイピングしやすいとは言えません。市販のリストレストは現代のキーボードに合わせてあるため、やはり厚みが足りません。

Apple Iic リストレスト?以前から何か良い代替品はないかと探していたのですが、ついに見つけました。5x5x30cmのコルク角棒です。僅か800円弱だったので(送料も同じくらいかかりましたが)買ってみました。

IIcのボディ下端の高さはほぼ5cmなので、サイズはピッタリです。素材も質感もリストレストとして申し分ありません。とてもタイピングしやすくなりました。これで色々と捗ります。

テンキーのあるPC-8001等で使うには、もう少し長いものも欲しいところですが、まあテンキーはどうせホームポジションから手を離さなければならないし、これで良いですかね。


Apple Iic フロッピーディスクドライブ次に、前回1つ書ききれなかった話があるので、書いておきたいと思います。

Apple IIcの内蔵フロッピーディスクドライブの蓋には"重要、蓋はゆっくり閉じろ"みたいな注意書きのシールが貼ってあります。これは購入時にも残っていたのですが、当然30年前のシールなので端が少し剥がれて汚くなっていました。そのためボディの洗浄前に剥がしてしまいました。いったんはゴミ箱に捨てたのですが、ふと思い立ってそのシールを綺麗にして、イメージスキャナでPCに取り込んで修正し、透明のラベルシールに印刷して貼ってみたところ、オリジナルと見まごうばかりの出来栄えになりました(^^;)

さすがに現代のPCは道具としては素晴らしいですね。ものの10分か15分で作ったものですが、見た目でこれを偽物と気づく人は、そうはいないんじゃないかと思います。もしこの画像データが欲しいという方いらしたら、何らかの方法で連絡ください(笑)


しかし、こうやって写真に撮って改めて見ると、ケースの上下で漂白の度合いに少し差があるのが気になりますね。サイドは陽が当たりにくいんですよね。次に何か機会があれば(まあ夏になったらですね)下ケースだけ再漂白したいと思います。


関連リンク
Apple IIc その5 (Aztec C) (2017年11月22日)

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2017年11月13日

Apple IIc その3

カテゴリー: レトロPC

9日の日記のその後です。週末かけて徹底的に綺麗にしました。この手の作業もだいぶ慣れてきたかもしれません。満足いくレベルになりました。

Apple IIc今回はケースを漂白するために全てのパーツを取り外す必要がありましたが、以前のGIGAZINEの記事が凄く参考になりました。

なお、Apple IIcは製造時期によっていくつかパーツ構成に違いがあるようですが、今回のこのIIcはおそらく最初期のもの(ROMも16KBの最初のもの)のようです。

ケースは以前のオーナーによって何度か開けられたことがあるようで、ケース同士を固定するための爪が、何ヶ所か折れていました。届いたときから、中で何かカラカラ鳴っているので不安だったのですが、折れた爪でした。ケースはネジでも固定されるので、何ヶ所か折れたところで特に問題はありません。

トップケースの上部には排熱のためのスリットが開いていますが、その裏には、なんと不織布が貼ってありました。たしかに埃が入りやすい部分ですが、ここまでしてある電子機器は見たことがありません。幸い、綺麗に剥がせたので洗って再利用しました。元は、おそらく薄めた木工用ボンドか何かで貼ってあったのだと思いますが、剥がせなくなると嫌なので紙用のスティック糊で何ヶ所か固定しました(^^;)

Apple IIc マザーボードマザーボードも外して洗浄しましたが、ここは分解された形跡がありませんでした。ケースから出ている支柱の一部を溶かして固定しているようなところがあったので、そこはカットしました。

キーボードのキーの下には、GIGAZINEの記事にもあったとおりゴム製のシートがあって、例によって経年劣化が酷い状態でした。水洗いするとボロボロと海苔のように粉々になってしまいました。ちなみにその下には更に合成皮革っぽい素材のシートがあり、そちらは良い状態でした。

かなり厳重な作りになっていますが、ゴムシートがなくなったら、逆にキータッチが良くなったように感じます。フニャフニャした感触だったのが、メカニカルキーらしい軽快なタッチになりました。このゴムシートはいったい何のためにあったんですかね。埃が入りにくくなる、また乱暴にキーを叩いても壊れにくくなるというメリットはあるかもしれませんが、はっきり言って不要ですね。

Apple IIc キーボードなお、キースイッチ自体も少し調整しました。IIcのキーボードはアルプス製とAtlanta Photocircuits製があるそうで、これは後者のようです。このスイッチにはΩ記号を逆さまにしたような針金が入っていますが、これはキーを押したときに抵抗を与え、更に押し込んだときにカチっというクリック感を出すためのもののようです。(Cherry青軸の感触に少し似ている)ただ、この針金が閉じすぎているとキーが引っかかるような感触になり、逆に不快です。いくつかのキーがそうなっていました。

そこで、1つ1つ針金を(ほんの少しだけ)曲げて調整しました。広げすぎると今度はクリック感がなくなってしまいますが、それはそれでアリかもしれません。実際、ESCキー(フルキーの左上)の針金は錆びて折れていましたが(何か液体が混入したようです)タッチ自体は悪くないです。(Cherry茶軸のようなスムーズな感触)

Apple IIc フロッピーディスクドライブフロッピーディスクの挿入口の部分も漂白する関係で、そこも分解したのですが、こちらはアルプス製です。MADE IN JAPANでした。ベルトドライブなので、そのうちダメになると思いますが、交換はとても簡単そうなので、合うサイズのベルトが手に入れば自分で修理できると思います。

漂白はボディ(上、下、背面)とスペースキー、前述のフロッピーディスク挿入口のみ行いました。スペースキー以外のキーは変色を感じなかったので、洗浄のみです。

以上、例によってこれで他者由来の埃や雑菌はほぼなくなったと思うので、気持ちよく使えますね(^^;)


関連リンク
Apple IIc その4 (2017年11月17日)

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2017年11月 9日

Apple IIc その2

カテゴリー: レトロPC

昨日の続きです。Apple IIcは標準でRS-232Cポートを搭載しているので、最新のPCとのデータのやり取りが可能です。ADTProというフリーソフトが定番のようで、エミュレータ等で使われているディスクイメージファイルを簡単に送受信できます。Javaで作られているので、Macでも使用可能です。公式サイトにはケーブルの作り方の解説まであり、至れり尽くせりです。事前に自作しておきました。さすがにApple II、かつての名機、なんでも揃ってますね。

20171109-00002.jpgUSBシリアル変換器も持っているので、今回はMacで試してみました。Apple IIはROMに簡単なシリアル通信のプログラムを持っているようで、最初にそれを使って接続し、Apple II側のプログラムをインストールします。転送が終わると自動的にプログラムが立ち上がるので、そこからはもうディスクイメージの転送が可能です。実際には、まずADTPro自身が入ったディスクイメージからブートディスクを作ることになります。これで次回からは簡単にデータ転送が始められます。

受信したデータはそのままディスクに書き込むことになりますが、Apple IIのディスクは僅か140KBなので、ほんの数十秒で終わります。ディスクは事前にフォーマットが必要ですが、それもこのプログラムから行えます。

20171110-00006.jpgネット上にはApple II用の様々なディスクイメージがあるので、いくつか試してみました。まずはApple IIの名作ゲームの1つ、Mystery Houseです。アドベンチャーゲームの元祖とも言える作品で、かなり以前にパブリックドメインになっていたようです。私も子供の頃、やりたくて仕方ありませんでした。まあ、今やってもあまり面白くないかもしれませんが(英語だし)当時はアドベンチャーゲームという未知の世界に、かなり興奮しました。

とはいえ今の私は、レトロPCは好きだけど、レトロゲームにはあまり興味がありません。子供の頃、パソコンに憧れた理由の1つがゲームだったことは否定しませんが、家庭用ゲーム機が普及した80年代半ば以降は、そういう憧れは半減しました。アドベンチャーゲームはキーボードのあるPCじゃなくちゃできないだろうとか思ってたら、コマンド選択式でどんどん出ましたしね・・・。

ネットを見ているとレトロPC愛好家の多くはゲーム愛好家でもあるようですが、そうでない私は珍しいタイプなのかもしれません。私は単に昔の機械に触れて体感し、愛でたいだけなのです(笑)あとはプログラミングとか、ちょっとした機械いじりがしたいんですよね。実際、この時代のPCは人間とハードウェアとの距離が凄く近いので、機械をいじってるという感覚が非常に強いです。今のPCは人間とハードウェアの間に、何層にも及ぶソフトウェアの障壁が存在していると言っても過言ではありません。その中身もブラックボックスすぎて素人はおろか玄人にも手が出せません。もう少し単純で、ワクワクする最新機器というものが出てこないものですかねぇ。


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Apple IIc その3 (2017年11月13日)

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2017年11月 8日

Apple IIc

カテゴリー: レトロPC

eBay(セカイモン経由)で、1984年発売の8bit機、Apple IIcを入手しました。(//cと書くのがマニアなのかな?(^^;) )

Apple IIcApple IIシリーズは、8月にレトロPC収集を解禁してからずっと"欲しいものリスト"のトップだったのですが、国内ではなかなかリーズナブルな価格で手に入らず、ついにeBayに手を出してしまいました。

しかし、さすがにアメリカはアップルのお膝元ですね。凄い物量です。相場も日本の半額くらいでしょうか。送料が何倍もかかりますが、それでも安いです。

Apple IIというと初代からIIeまでのデザインが基本なんでしょうけど、私の美的感覚からすると、ちょっと大きすぎます。そんなわけで私は発売当時から、このIIcが好きでした。雑誌の記事か広告で見てから、ずっと憧れていました。後に有名になるフロッグデザインの手によるコンパクトな白いボディと専用の9インチモニタの組み合わせが非常に未来的でした。このサイズに5インチのフロッピーディスクドライブを搭載しているというのも驚きですね。今回のこの個体はちょっと黄ばんでいますが、この程度なら問題なく漂白できるはずなので、そのうちやりたいと思います。

モニタはいつものやつですが(何か貼ってあるのはスルーの方向で(^^;) )Apple IIはコンポジット出力(いわゆるビデオ出力)なので、Amazonで見つけた2千円くらいのアップスキャンコンバータをかまして接続しています。Apple IIのコンポジット出力は、最近の液晶テレビでは映らないこともあるそうなので、ちょっとギャンブルでしたが、コンポジットとは思えないほど綺麗に表示されています。80桁も意外と読めますね。

Apple IIc 電源電源(写真手前)は外付けなのですが、ACアダプターと呼ぶには巨大すぎるサイズで、ケーブルも太くて硬くて取り回しがしにくいです。また、ちゃんと動作はしているのですが、なんだかたまにノイズ音がします。ビーンという感じの音で、これはコイル鳴きってやつでしょうか? もともとアメリカの115V 60Hz専用の電源なので、そのせいですかね。

しかし、こんなこともあろうかと、別の出品者から新品の代替電源(写真奥の黒いやつ)も落札しておきました。小さくて軽いし、日本の(関東の)100V 50Hzにも対応しているので(コンセント側の付属ケーブルも日本仕様の2ピンだった)普段はこちらを使おうと思います。純正は予備ということで(笑)

なお、写真のいちばん奥のにある白いテーブルタップも今回新調したものです。モニタとアップスキャンコンバータがどちらもUSB電源なので、USB端子が付いているタイプを買いました。これは便利ですね。

5インチ フロッピーディスク&クリーナーフロッピーディスクは、本体が届くまでのあいだ(2週間くらいかかった)日本で購入しておきました。Apple IIのドライブは1D(片面倍密度)ですが、さすがにそんなメディアはもう手に入らないので、2DD(両面倍密度倍トラック)で代用します。2HD(両面高密度)は使えないらしいので2DDが必要なのですが、こちらもなかなか手に入りません。とりあえずネットで見つけた3M製とノーブランド品を10枚ずつ買いました。古いものは新品でもカビてることがあるそうですが、肉眼で見た限りどちらも問題なさそうです。念のため、ドライブ用のクリーナーも買っておきました。

動作確認がてら、これまた別の出品者から落札したProDOSのディスクをバックアップしてみましたが、ちゃんと動いているようです。ちなみにこのIIcのフロッピーディスクドライブ、電源投入時などにガーガーと凄い音がして心臓に悪いのですが、こういうものなんですかね?(^^;)


関連リンク
Apple IIc その2 (2017年11月09日)

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2017年11月 4日

Apple Macintosh IIsi 修理

カテゴリー: レトロPC

8月のお盆休みのとき、所有している古いPCを何台か出してきて動かしてみたのですが、そのときMacintosh IIsi(1990年発売)の電源が入らないことが分かりました。

Macintosh IIsi実際には、最初は途中まで起動したのですが、アイコンパレードのあたりでブツっと電源が落ちてしまい、その後うんともすんとも言わなくなりました。長いこと使っていなかった機器の電源をいきなり入れると、そこでとどめを刺してしまうことがあるそうですが、今回のもそのパターンでしょうか。最悪、火を噴いたりすることもあるようです(笑)

おそらく電源の故障、パーツは電解コンデンサだろうとは思っていましたが、そのまましばらく放置していました。(ハードディスクは抜いて別のマシンに入れたりしていた)

Macintosh IIsi 電源先日、重い腰を上げて電源のケースを開けてみると、予想通り基板の電解コンデンサが、いくつか液漏れしていました。そのコンデンサにはLongLifeとか書いてあってイラっときましたが、まあ25年モノじゃ仕方ないですね(笑)電解液は電源の下にあるマザーボードにもこぼれ落ちていて、このまま放置すると基板もダメージを受けるので、思いきって交換修理することにしました。修理したからといって、今後このIIsiを何かに使おうというわけじゃないのですが、いざというときのための練習として、壊してもいいやという気持ちでやってみました。

電源はどうやらソニー製で、パーツがかなり密集しています。私はこの手の作業はそれなりに経験豊富ですが(昔バイトでやっていたことがある)リスクのある電源の修理ということもあって、さすがに少し躊躇しました。特に、古いパーツは取りにくいという話ですしね。でも1つ外してみたところ意外となんとかなりそうです。以前購入した半田吸取器が大いに役に立ちました。これがなければできなかったと思います。あとは根気よくやるだけです。

Macintosh IIsi 電源調べてみると、電源基板の電解コンデンサの数は全部で14個です。今回はそのうち10個を交換しました。(左の写真はその10個を抜いたあと) 部品代は1,500円くらい。1個ずつ買うと高いですね。

交換しなかったのは、中央の大きめの2個と、面実装の小さなもの2個です。前者は買うと高そうだったから(笑) 後者はメイン基板に直立して取り付けてあるサブ基板(右のケーブルの束の左にある)にあり、交換が大変そうだったからです。本当は全て交換したほうがいいのは分かっているのですが、これで直らなかったら改めてやることにしました。どちらも見た目は大丈夫そうでしたしね。

Macintosh IIsi 画面コンデンサを交換して全ての基板を洗浄したあと、念のためベランダで電源+マザーボードのみのテストをしました。(マザーボードがないと電源投入できない) 幸い何の問題もなく、改めて組み立てて試してみると、あっさり起動しました。そのあと小一時間ほどテストしてみましたが、快調に動作しています。

残念だったのは、いつもの8インチのSVGAモニタには映らなかったことです。(最初は修理失敗かと思った) Quadra 700では使えたんですけどね。古いシャープの19インチSXGAモニタには映ったのですが、これだとアスペクト比が5:4なので、縦に少し間延びしてしまいます。なお、このモニタでは640x480の34kHzとして認識しているようです。本来のVGAは31kHzだと思いますが、QuadraはIIsiより新しいので、両方に対応しているのかもしれませんね。


サンワサプライ 3.5クリーニングディスケット CD-31W
FDD(フロッピーディスクドライブ)にも1つ問題がありました。読み書きは快調だけど、ディスクが排出されません。(MacのFDDはオートイジェクトで、デスクトップにマウントされたディスクのアイコンをゴミ箱にドラッグすると排出される)

排出時に、あの独特の音がしないので、メカではなく電気的な故障でしょうか。まあ、横の穴に棒をつっこめば排出できるのでOKですが、これも練習と思って、そのうち分解してみますかね。なお、事前にフロッピークリーナーも買っておいたので、ヘッドのクリーニングもしておきました。これ、Amazonで400円くらいでしたが、そのうち手に入らなくなると思います。

DiiMOCache 50MHzちなみにこのIIsiは、私の初めてのMacです。中古で購入したあと何年か使って、そのあと友人に譲渡したのですが、数年後にまた帰ってきました。これにはDiiMOCacheという、68030 50MHzのアクセラレータも入っていて(オリジナルのIIsiは68030 20MHz)当時のOSで使うとかなり快適です。せっかくだから、もうしばらく手元に置いておくことにします。

以上、ダメ元でやった修理でしたが、成功するとそれなりに嬉しいですね。経験値が上がった気がします(笑)

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2017年11月 3日

写真日記239

カテゴリー: 写真

久々に晴れの休日となったので、先日入れなかった袖ヶ浦海浜公園まで行ってきました。天気は最高で海の青も綺麗でしたが、写真は代わり映えしないので少な目です。

袖ヶ浦海浜公園 1
袖ヶ浦海浜公園 2
PENTAX, K-5 II s
DA★16-50mm F2.8 (16mmで撮影)
絞り優先AE (F8, 1/250秒, 露出補正 -0.5), ISO 100
PENTAX, K-5 II s
DA★16-50mm F2.8 (16mmで撮影)
絞り優先AE (F8, 1/500秒), ISO 100

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