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2008年1月 3日
DivX Ultra 実験
昨年12/31の日記のその後です。PS3がDivX Ultraに対応しているかどうかはまだ分かりませんが、TMPGEnc DVD Author 3 with DivX Authoringの体験版をダウンロードして、実際にDivX Ultraの作成を試してみました。
DivXオーサリングに対応していないTMPGEnc DVD Author 2.0はずっと愛用しているので使い方はバッチリです。DVDオーサリングのほうも便利な機能がいくつか追加されているので、それだけでもアップグレードする価値があるかもしれません。
ただ、体験版では旧バージョンのプロジェクトやテンプレートが読み込めない点が残念です。調べた限りコンバートはできるようなのですが、バージョン1.xから2へ上がったときは色々と問題がありました。ここは体験版でしっかりチェックしたかったのですが、それすらできないのは残念ですね。特にペガシスのソフトはネットワークアクティベーションで、アップグレードすると古いバージョンが使えなくなってしまうのが、やっかいです。(1ヶ月くらいは併用できるらしいけど)
それはさておき本題のDivX Ultraです。まず作成。適当な動画でやってみましたが、これってオーサリングの結果として出力されるのは、DVDと違ってあくまで単一ファイル(拡張子.divx)なんですね、CD-RやDVD-Rに書き込んでも、単にディスクのルートにファイルを書き込むだけのようです。(ファイルシステムはUDF)これならHDD上に残しておくような運用も簡単ですね。
次に、作成したものをWindows版のDivX Playerで再生してみましたが、いくつか気になる点がありました。
まず、再生を開始したときに必ずメニュー画面が出てしまうこと。DVDオーサリングでは再生開始時点にはメニューを出さず、本編の再生終了後に出すよう設定することができて、実際に私もそういう形でオーサリングしていましたが、DivX Ultraだとできません。これはおそらくDivX側の仕様なんでしょうね。自由度が低くてちょっと残念です。
それではとメニューなしのディスクを作ってみると、今度はチャプター移動もできなくなってしまいます。ただ、TMPGEnc DVD Authorのシミュレート画面では移動できるので、これはDivX Player側の仕様なのかもしれません。なぜ禁止するんですかね。
また、オーサリング時に各チャプターに名前を付けることができるのですが(日本語もOK)付けずにオーサリングするとDivX Player上のチャプター名が文字化けみたいになってしまい、選択しても移動ができません。これはDivX Playerのバグですかねぇ。いちいちチャプター名を付けるのはかなり面倒なので、付けないでも良い仕様にするか、オーサリングソフト側でデフォルトの名前(連番とか)を付けておいてもらえると嬉しいなと思いました。
全体的にDVDのオーサリングに比べるとDivX Ultraは少し仕様が甘いというか、まだ発展途上にあるような印象を受けました。PS3がUltraに対応していたとしても、再生ソフト側の実装が気になりますね。まあ、私はチャプターの移動さえできれば良いのですが・・・。
ちなみにMac版のDivX Playerでは、本編の再生はできるけど、メニューやチャプター移動などは行えませんでした。単純にUltraに対応してないだけかな?
関連リンク
・PLAYSTATION 3 購入 (2008年01月12日)
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