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2021年3月10日

富士フイルム マクロエクステンションチューブ MCEX-11

カテゴリー: カメラ

富士フイルムのカメラに乗り換えてからマクロレンズのない生活が続いています。本当はもっと早くに買うつもりでいたのですが、純正の60mmマクロは高いくせに(中古でも高い)スペック的にちょっと古く、もう1つ魅力がありません。ツァイスのTouitシリーズの50mmマクロは魅力的なのですが、更に高くて手が出せません(笑)


FUJIFILM エクステンションチューブ MCXE-11 MCEX-11
そこで、ふと思い立ってマクロエクステンションチューブ(接写リング)を買ってみました。11mmのMCEX-11です。これなら1万円くらいで買えます。更に安い中国メーカーの製品もあって迷ったのですが、今回は純正にしました。

主にツァイスのTouit 1.8/32で使う予定です。実はこないだ露出計を買ったとき、このレンズで撮影した写真が、えらく艶かしい写りになって密かにほくそ笑んでいたのですが(笑)このレンズだとこれ以上は寄れないんですよね・・・。もっと物撮りに使いたくなったので、買ってみたというわけです。

接写リングはレンズとの相性も大きいようですが、このTouitとの組み合わせはネットにも情報がなかったので、半ば人柱覚悟での購入です。特に広角系は全く実用にならないレンズもあるようですが、この換算48mm相当の標準レンズならギリギリいけるだろうと期待して購入しました。

ZEISS Touit 1.8/32 単体で撮影軽くテストもしてみました。まず接写リングなしの最大倍率です。だいたい0.15倍くらいでしょうか? Planarタイプのレンズとしては寄れるほうだけど、このミニカー(5cmくらい)みたいな小さなものを撮るには物足りない接写能力です。これ以上、被写体に近づくとピントが合いません。


ZEISS Touit 1.8/32 & マクロエクステンションチューブ MCEX-11 (最短撮影距離)で、接写リングをレンズとボディの間に噛まして、最短撮影距離付近で撮影したものがこれです。ちょうど1/2倍くらいですかね。予想よりかなり大きく撮れました。立派にマクロですね。ただ、絞り開放(F1.8)で撮影したのですが、これでは被写界深度が浅すぎてボケボケです。(ピントは100の文字の上あたり) もっと絞り込まないと実用になりませんね。


ZEISS Touit 1.8/32 & マクロエクステンションチューブ MCEX-11 (無限遠)次にピントを無限遠に合わせた状態がこれです。1/3倍ってところでしょうか。最短撮影距離と無限遠で、これだけしか変わりません。マクロレンズと違って撮影できる距離の幅がこのように狭くなってしまうのが接写リングの弱点ですね。マクロ専用となってしまうのは仕方ないとしても、接写リングなしの状態と、この無限遠の状態のあいだがまんべんなく使えると嬉しいのですが・・・。でもまあ、とりあえず実用レベルではありそうなので、無駄にならずホッとしました。5cm以下の被写体を撮るときに使うと覚えておけば良さそうです。


ZEISS Touit 1.8/32 & マクロエクステンションチューブ MCEX-11最後に絞り込んで撮影したのがこちら。F16です。倍率は、ほぼ無限遠に近いですかね。ミニカーのフロントにピントを合わせてリアが少しボケているけど、悪くないですよね。

ちなみに手持ち撮影なので感度をISO 3200まで上げています(^^;) したがって画質は参考レベルということで・・・。光源は全てストロボ(天井バウンス)です。


撮影時の使い勝手は普通のレンズと全く同じです。明るさが1段分くらい暗くなるけど、電子接点があってAEやAFも使えます。昔と違って機械式の制御がまったくないマウントだから、簡単にこういうことができるのですね。軽くカルチャーショックでした(笑)


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