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2018年5月20日

AKAI S3000XL その後2

カテゴリー: DTM/楽器

13日の日記のその後です。S3000XLにはS/PDIFのデジタル音声入出力端子があるので、それを利用したサンプリングを試してみました。上限が44.1kHz/16bitという点は変わりませんが、これなら無劣化でサンプリングができます。

まず、音楽CDからのサンプリングをやってみました。S3000XLにはコアキシャル(同軸)の端子しかないので、それに対応している古いDVDプレイヤーを出してきて、ラックの上に置いて使いました。CDは頭出し等の操作性も良いし、意外と快適にサンプリングができますね。PCで作業するのと大差ないかもしれません。これで市販のサンプリングCD(これも絶滅危惧種?)からのサンプリングは実用になりますね。物は試しで、何か1枚入手してみるのも面白いかもしれません。


Portta オーディオ変換アダプタ同軸光デジタル オーディオスプリッタ オーディオ切替器 オーディオ分配器 スイッチ2×1(2入力1出力)
PC内にある音声ファイルもCD-Rで音楽CDを作ればサンプリングが可能になりますが、さすがにそれは面倒です。S/PDIFの音声出力のあるPCなら、そこから直接サンプリングができるはずなので、それも試してみました。

まず、残念ながら多くのPCにはデジタル音声出力があったとしても、オプティカル(光)端子しかない場合がほとんどです。我が家のPCも同様でした。そこでAmazonを物色してみたところ、1,500円くらいでオプティカル/コアキシャルの変換ができる機器を見つけたので買ってみました。高かったら諦めようと思っていたのですが、このくらいならOKです。

動作も問題ありませんでした。試したのはWindowsマシンですが、コントロールパネルの「サウンド」で出力を44.1kHz/16bitに設定しておけば、ファイル自体はどんな形式でも大丈夫でした。これでPCから発音するあらゆる音がサンプリング可能になります。実際に、ネットにあったフリーのサンプリング素材の中から、ドラムの音をいくつかサンプリングしてみましたが、うまくいきました。PCが少し離れたところにあるので場所の移動が面倒でしたが、それ以外は快適です。

ただドラムの音の場合、サンプリング作業そのものより、MIDI経由で演奏できるようプログラムを作るのが、思った以上に大変ですね。パーカッション系の素材は16パッドを搭載した現代の据え置き型サンプラーのほうが活用しやすそうです。ラックマウント型は、何か面白い音を1つだけサンプリングして、それを鍵盤で弾くという使い方が現実的かもしれません。

なお今まで気づかなかったのですが、最近のMacには光音声出力がないんですね。昔の機種はヘッドフォン端子が光出力も兼ねていて便利だったのですが、私のMacBook Pro(Late 2016)では省かれているようです。まあ、さすがに使う人は少ないだろうし、仕方ないですけどね。


関連リンク
AKAI S3000XL その後3 (2018年05月24日)



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