2019年3月10日
Arturia KeyStep
こたつでモジュラーシンセを弾くために(笑)Arturiaのキーボード・コントローラー、KeyStepを買いました。
この手の小型キーボードはたくさん持っているのですが、このKeyStepはMIDIだけでなく、アナログシンセで一般的なCV/GATE出力が可能な貴重なキーボードで、以前から欲しいと思っていました。しかし、バッテリー駆動できない点が不便そうで、これまで手を出せずにいました。以前にも書きましたが、この製品に限らず、最近の小型キーボードはPCで使うことを前提としたものが多く(USBバスパワーで使うので)バッテリーを搭載できるものはあまりないんですよね。MIDI端子まで搭載しているとなると、ほぼ絶望的です。そんなわけでモジュラーシンセで使える理想の小型キーボードをずっと夢想していたのですが、先日DoepferからA-183-9 Quad USB Power SupplyというUSB電源モジュールが発売になりました。ここから電源を取ることができれば、コンセントにACアダプター等を繋ぐより遥かに便利です。これで、バッテリー駆動という厳しい条件が必要なくなりました。
右の写真に写っているラックのいちばん左にあるのがそのモジュールで、USB端子が4つあります。いちばん上には、試しにUSB照明を繋げてみました(^^;) 普段はミキサーで使用しているものですが、ちゃんと動作しています。
消費電力は接続した機器によるので、ケース(電源)によっては注意が必要だと思います。実際、Doepfer製の電源以外は動作保証はないとのことですが、うちのRackBruteでは、とりあえず問題はなさそうです。元々ユーロラックの電源には5Vが出ているものが多いので(ないものもある)回路は単純だと思います。安全対策を考えなければ、私でも自作できそうです。
ちなみに、このモジュールの発売はTwitterでフォローしているFive Gさんという日本のモジュラーシンセ界隈では有名なお店のツイートで知ったのですが、それを引用する形で「KeyStepで使いたい」みたいなことを書いたら、すぐに試して返信してくれて、気を良くした私がそのまま購入、という流れでした(^^;) 大きなお店では考えられない対応で、良い買い物ができました。
KeyStepのほうも好印象です。まだCV/GATE経由でちょっと演奏してみただけですが、鍵盤のタッチはまあまあですね。スプリング感はあるけど、重めで上質な印象です。MicroBruteの鍵盤とも似た感じですが、あそこまで重くはなく、ストロークも深めで、こちらのほうが断然、弾きやすいです。
タッチ式のピッチベンド/モジュレーションホイールは購入前には懐疑的でしたが、思ったより悪くないですね。場面によってはこちらのほうが便利かもしれません。
ボディは樹脂製ですが(裏は金属かな?)重さもそこそこあり、あまり安っぽさは感じません。あとは経年劣化で白い部分が黄ばんでしまわないことを祈ります。コメント
よろしければコメントしてください。
※メールアドレス以外の項目はこのページ上に公開されます。個人情報などの入力にはご注意ください。