2021年1月 7日
Leica IIIf その後
12/29の日記のその後です。Industar-22を年末年始に色々と試しましたが、このレンズは銀塩のライカで使うには難があるという結論に達しました。距離計連動に問題があり、大きくずれるのです。調べてみると、そもそもIndustarはライカのマウントとは似て非なるものだという話もあるようです。分解調整や多少の加工でなんとかなるのかもしれませんが、簡単ではないですよね。数千円の安いレンズなので諦めたいと思います。
この状態でも目測でピント合わせすれば撮影できるとは思いますが、レンジファインダーカメラで二重像でのピント合わせができないのはどう考えても残念なので、もう1本レンズを買うことにしました。さすがにもう安物買いの銭失いは嫌なので、素直にライカのElmar f=5cm 1:3,5にしました。とはいえ専門店だと高いので今回はヤフオクです。偽物が怖いけど、ざっとチェックした限り(素人目ではありますが)大丈夫そうです。レンズに少しクモリはあるけど全体的には綺麗で、3万円台半ばで落札できました。
シリアルナンバーは30万台で、クロームメッキの黒ダイヤル、コーティングなし。ネット上にある情報によると1936年頃の製品でしょうか? 先日購入したIIIfボディよりかなり古い時代のレンズのようです。距離計連動も問題なさそうなので、今週末にでもテスト撮影してきたいと思います。
ちなみにミラーレス一眼(FUJIFILM X-T10)ではテスト撮影してみました。マウントアダプターはK&F Concept M39-FXです。カメラ側はAPS-Cサイズなので周辺画質は確認できませんが、80年以上前のレンズと考えれば、まずまずですかね。でもIndustar-22で撮影した写真のほうがコントラストが高く、若干綺麗かも・・・。撮影日は違いますが、レンズのコンディションの差ですかね・・・。逆光だともっと差が出るかもしれません。まあ、劣化も味。クラシックカメラに現代のカメラのようなクオリティを求めているわけではないので、とりあえずこれで満足です。
関連リンク
・Leica IIIf その後2 (2021年01月10日)
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