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2021年4月23日
中一光学 Lens Turbo II
中国のレンズメーカーである中一光学のフォーカルレデューサーアダプター、Lens Turbo II M42-FXを買いました。
簡単に言えば、富士フイルムXマウントのカメラボディに、M42マウントのレンズを取り付けるためのアダプターです。しかし、それだけではありません。通常の(素通しの)マウントアダプターでAPS-Cのカメラにフルサイズのレンズをつけると焦点距離が1.5倍相当になってしまうわけですが、このフォーカルレデューサーアダプターには補正レンズが入っていて、ほぼ(完全ではない)同じ画角で撮影できるようになります。更に1段分、明るくなるというメリットもあります。以前からこの手の製品の存在は認識していたのですが、通常のマウントアダプターに比べるとかなり高いので躊躇していました。先日なんとなくネットを眺めていたとき出てきて、衝動買いしてしまいました(^^;)
Xマウントボディ向けには他にキヤノンFDレンズ用もあり、そちらも欲しいのですが、さすがに2つは手が出せません。また、ソニーEマウントボディ向けにはペンタックスKマウントレンズ用もあるので、それも出たら欲しいですね。というか、なぜないんだ・・・。私のようにペンタックスから富士フイルムに乗り換えた人間は少なくないと思うんですけどね。
なお、個体差もあるかもしれませんが、私が購入したアダプターをX-T10に取り付けたところ、少し緩いようです。写りには影響なさそうですが、回転方向に遊びがあるため、フォーカスリングを回すたびに気になります。最近は中国メーカーの製品もかなり良くなってきたけど、このあたりの工作精度はまだまだという感じですね。
テスト撮影もしてみました。M42マウントのレンズは2本所有していますが、今回は広角のFlektogon 35mm F2.4を使いました。通常のマウントアダプターだと52.5mm相当の標準レンズになってしまいますが、ちゃんと広角のまま使えます。明るさはF1.7になるわけですね。素晴らしい!
ただ、このレンズは絞り開放付近では甘々な写りで全く使えないので(うちの個体だけ?)この写真ではF8(実質F5.6)まで絞っています。ここまで絞れば実用的です。
また、補正レンズが入っている分、どうしても画質は劣化するわけですが、予想より綺麗でした。レンズにもよるかもしれませんが、オールドレンズで使うなら気にしなくていいレベルですね。
でも、私の本命はこのレンズではなく50mmです。オールドレンズで最も多い標準域のレンズはAPS-C機で使うと中望遠になってしまうため、これまで手を出すことはありませんでした。しかし、実際にはかなり魅力的なレンズが揃っています。そのうち、同じCarl Zeiss JenaのPancolarかTessarが欲しいですね。良い出物があれば買いたいと思います。
以上、私は富士フイルムのAPS-C機に満足していますが、オールドレンズのためだけに、いつかフルサイズのミラーレス一眼が欲しいと思っていました。でもこれで、その必要性は低くなったかもしれません。
関連リンク
・写真日記409 (2021年04月24日)
・Pancolar 50mm F1.8 (2021年04月27日)
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