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2016年8月21日

ウクレレ

カテゴリー: DTM/楽器

先日、EWIのためにウクレレ用スタンドを買いましたが、実は私はウクレレも持っています。もう15年以上前でしょうか、当時、一緒にバンドをやっていたメンバーにもらったもので、Famousという日本のメーカーのFU-180Pというソプラノ・ウクレレです。高いものではないけど安物でもない、そこそこちゃんとしたウクレレだそうです。

Famous FU-180P調べてみると、ボディはハワイアンコア材の合板だそうで、なるほど木目が綺麗(特にヘッドや裏が凄い)です。他の素材は分かりませんでしたが、見た目の感じから、おそらくネックはマホガニー、指板はローズウッドでしょうか。

長いこと放置していたせいで、だいぶみすぼらしくなっていたので掃除したり磨いたりしていたら、あちこち気になってきてしまい、少しレストアすることにしました。

Famous FU-180P (裏)まず、ペグが酸化して動きも悪くなっていたので、Amazonで見つけたDer JungのDJ229N-WHPというやつに交換しました。最初はギターのようなギア付きのペグにしようかとも思ったのですが、見た目が変わるのは嫌だったので、色も含め、オリジナルと同じようなデザインのものにしました。ただ、オリジナルはツマミが安っぽいプラスチック(金型のパーティングラインまで残っていた)だったので、そこだけパールホワイトの綺麗なやつを選びました。これ、なかなか格好良いですね(^^;)

ペグとナットを交換加工は少し穴を拡張する必要がありましたが、比較的短時間でできました。古いペグを取り外すときヘッドの表面が少し剥がれてしまいましたが、それ以外はうまくできたと思います。ちなみに、この手のストレートタイプのペグは構造上かなり緩みやすいのですが、このペグは内部にスプリングが入っていて、多少ですが緩みにくくなっているようです。そのかわり、以前のものより少し重いかもしれません。

サドルを交換ナットとサドルも交換しました。こちらもAmazonで牛骨のものを見つけて、それにしました。横幅が同じものを買ったのですが、厚みにかなり違いがあり、すり合わせには苦労しました。120番の紙やすりでゴシゴシやったのですが、牛骨は硬いですね・・・。しかも、削ってるとなんか臭いし(笑) なお、平均的なウクレレのサドルの厚みは3mmということですが、このFU-180Pのブリッジのスリットは、どう見ても2mmくらいしかなかったので、ボディ側も少し削りました。

サドルの弦に当たる部分は、はじめから細かい段階上の加工がされていましたが、なるほど、弦を張ってチューナーで測ってみたところ、オクターブピッチも良い感じです。偶然かもしれませんが、ここもたくさん削って調整するとなると大変なので、ラッキーでした。

ブランクが長すぎて以前との音の比較はできませんが、ウクレレの、この枯れたサウンドはなかなか良いものですね。第一線から退いた今のほうが魅力を感じます。

実際、ウクレレの演奏はギター経験があれば比較的簡単です。若い頃ギターをやっていて今もやりたいけど、いろんな意味で躊躇している、なんていう私みたいな人は少なくないと思いますが、そういう人にとって、この小さくて軽くて、あまり大きな音が出ないウクレレという楽器は、意外に魅力的な選択肢かもしれません。私も、ここのところ電子楽器づいていたせいもありますが、やはり生の楽器は良いですね(^^;)

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2016年8月19日

AKAI EWI4000s その後3

カテゴリー: DTM/楽器

12日の日記のその後です。演奏中、ちょっと休憩したりするとき、EWIは意外と置き場所に困ります。横に寝かせると場所を取るし、立てかけると不安定です。


キクタニ ウクレレ・バイオリン兼用スタンド VS-100 ブラック
そこで、EWIを立てるスタンドが欲しいと思って調べてみました。どうやら純正のものもあるようですが、なんと1万円以上します。ステージで使うような頑丈なものなのでしょうが、さすがにそこまで出せません。

更に情報収集してみると、ウクレレ用のスタンドに、リストバンドをつけると代用できることが分かりました。この方法なら千円ちょっとで済むので、定番になっているらしい、キクタニのウクレレ・バイオリン兼用スタンド VS-100を買いました。

リストバンドは近所の100円ショップで買ってきました。「手首用サポーター」という商品名で医療用品っぽいパッケージでしたが、まあ似たようなものでしょう(^^;) 100円で2個入りでした。

20160819-0007.jpgさそくやってみました。右の写真がEWIを乗せた状態です。見た目は完璧。それに、このリストバンドを使用するアイデアは、なかなか良いですね。EWIはボディ下部から唾液が落ちるので、布ならその受け皿としても最適です。汚れたら洗濯もできるし、むしろ純正より良いのではないでしょうか。

ちなみにこのスタンド、折りたたみ式でなかなか面白いギミックです。カメラの三脚のように全体が細く短く収納されます。同じ機構のギター用もあるのでしょうか? ちょっと欲しくなりました。

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2016年8月12日

AKAI EWI4000s その後2

カテゴリー: DTM/楽器

2日の日記のその後です。なかなか演奏についての話ができませんでしたが、少し書いてみたいと思います。

まず、運指について。前述のとおり私はトランペット経験があります。EWIはトランペットに近い運指も設定可能なので、まずはそれを試してみました。トランペットは右手で3つのピストンを押したり離したりして演奏するわけですが、例えばドとソ、ミとラは同じ運指です。その音程の違いは吹き方(唇の振動のさせ方)でコントロールします。しかし、EWIでは吹き方で音程をコントロールすることはできません。そこで右手の3キーに加えて左手も併用するわけですが、これが凄く混乱します。かえって複雑な運指になっているような気がして、早々に断念しました。

そこで素直にEWI標準の運指(リコーダーやクラリネット等の木管楽器とほぼ同じ)で練習することにしました。リコーダーは小中学校で普通にやりましたが、運指も含めて全く記憶にありませんでした。まあ、ドレミファソラシドはすぐに吹けるようになりましたが、そこから半音違う音を出す運指は改めて練習が必要ですね。また、オクターブの変更は裏側にあるローラーに触ることで行うのですが、これは意外と難しいです。オクターブの変わり目で、必ずもたついてしまいます。

次にEWI独自のタッチ式のキーについて。購入前はタッチ式は嫌だなと思っていたのですが、意外と違和感ありませんでした。リコーダーのように、穴を指で塞ぐ操作は神経質で嫌いだったのですが、それに比べたらかなり気軽ですね。反応も良いので、素早い演奏がすぐにできるようになります。ただ、ギミックとしてはクラリネットやサックス等のメカニカルなキーには憧れがあるので、少し寂しい気もします。演奏経験があるわけではないのですが、あのカチャカチャと音が出る感じが好きなんですよね(^^;)

次にマウスピースについて。EWIはここが凄いです。ハードウェアだけでなく音源のほうの効果もあるのだと思いますが、吹き方によって音に様々なニュアンスがつきます。タンギングも見事に再現され、まるで本物の管楽器を演奏しているかのようです。適当にロングトーンで演奏しているだけで、かなり自己満足に浸れます(笑)

一方、難しいと思ったのが、息継ぎですね。EWIは吹いた息がチューブを通ってボディ下端に抜けるようになっているのですが、実際にはほとんど抜ける感覚はありません。唇の左右から息を抜きながら吹くと良いらしいのですが、これが難しいです。どうしても息を止めて吹いてしまい、その結果、息継ぎに時間がかかります。オーボエも息が抜けにくい楽器だそうですが、こんな感じなのでしょうか? これはかなり練習が必要ですね。ちなみに、ボディ下端の穴からは、すぐに唾液がポタポタと落ちます(^^;) これは生楽器もそうですが、演奏する場所には注意が必要ですね。

特殊奏法もなかなか良くできています。ピッチベンドは裏側のキーで行うのですが、これはすんなり使えました。ニュアンスも自然だし、かなり良い感じですね。擦弦楽器(ヴァイオリンのように弓で弾く弦楽器)の演奏にも向いてそうです。ビブラートはマウスピースを小刻みに噛むことで行うのですが、こちらは音色によっては少し違和感も感じました。使いこなしが難しそうです。

以上、ざっと感じたことを書いてみましたが、想像以上に表現力が高く、まさに"楽器"だなという印象です。毎日というわけにはいきませんが、今のところ楽しんで練習できています。とりあえず最初の目標は、ちょっと前に鍵盤ハーモニカ向けに作った短い曲を、満足なレベルで演奏できるようになることです(^^;)


関連リンク
AKAI EWI4000s その後3 (2016年08月19日)

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2016年8月11日

三菱 LVP-HC3800 修理

カテゴリー: Audio&Visual

ちょっと前の話ですが、4〜5年前に購入した三菱のDLPプロジェクターが壊れました。

だいぶ前から、たまにリモコンが効かない症状が出ていたのですが、普段は電源のON/OFFくらいしか操作しないので、騙し騙し使っていました。2週間くらい前に、本体からガラガラという異音が出るようになりました。よく見ると、本体の右側にある空冷ファンに、何やら白いものが絡んでいます。ピンセットでつまみ出してみたところ、どうやら内部のケーブルのようです。その後、電源も入らなくなったので、修理に出していました。

今週はじめに戻ってきたのですが、電源が入らなくなったのは内部のセンサーの異常とのことで簡単に直りました。(それでも技術料1万8千円くらいかかった) ついでに修理してもらおうと思っていたリモコンが効かない問題は、メイン基板交換が必要だそうで、パーツ代だけで4〜5万かかるとのことです。これだと、おそらく安いプロジェクターが買えてしまうので、今回はそちらは修理しないことにしました。本体側にもボタンがありますしね。

とはいえ、メイン基板に問題が出ているということは、今後どこか他に症状が広がる可能性もあるかもしれませんね。せめて今のランプの寿命が来るまで持ちこたえてくれることを祈っています。

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2016年8月 6日

AQUOS LC-32H30

カテゴリー: Audio&Visual

10年くらい前に購入したリビングのテレビが壊れました。ちょっと前から内蔵のチューナーは機能しなくなっていたのですが(うちはCATVなので支障はなかった)ついに電源すら入らなくなりました。まあ、10年なら仕方ないですね。


シャープ AQUOS 液晶テレビ 32V型 LC-32H30
クルマに古いテレビを積んで近所の家電量販店まで行って、新しいのを買ってきました。同じシャープの32型、AQUOS LC-32H30です。1つ上の40型にしようかとも思ったのですが、主に使用する(お金も出す)母が大きすぎると主張したので、以前と同じになりました。

画面サイズは同じだけど、10年前のモデルとは比べものにならないくらい、小さくて軽いですね。ここまで違うとは思いませんでした。値段も1/3以下です(^^;) それでもAmazonの価格より数千円くらい高かったけど、3年保証がついていたので、まあ良しとしました。テレビの買い替えはリサイクル回収も必要なので、通販だと面倒ですしね。

今回、久々にテレビについて調べていて驚いたのは、32型のような大きなサイズでも、いまだにフルハイビジョン(1920x1080)ではなく、WXGA(1366x768)のモデルが大半だということ。このAQUOSも同様です。テレビ程度には、これで十分ということなんでしょうけど、高解像度なPCのモニタに慣れていると、なんだかバカにされているような気にもなります。そういや、数年前に買った22型のテレビはフルハイビジョンだったのに、何かがおかしい・・・。

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2016年8月 2日

AKAI EWI4000s その後

カテゴリー: DTM/楽器

一昨日の日記のその後です。せっかく音源内蔵で電池駆動もできるのだから、やはりスピーカーがないのは非常に残念です。何かつけられないかとネットで情報収集してみたところ、やはり同じことを考える人は多いのですね。スマホ等のイヤフォン端子にそのまま接続するタイプの小型スピーカーをつけると良いようです。


E-More 高音質小型ポータブルスピーカー PCスピーカー USB充電 スピーカー サブウーファー  デスクトップ/ラップトップ /タブレットPC /スマートフォン
Amazonで調べてみると、この手の製品はたくさんあるのですね。いろいろと物色して、音(の評判)とデザイン、価格のバランスが良さそうな「E-More 高音質小型ポータブルスピーカー PCスピーカー USB充電 スピーカー サブウーファー デスクトップ/ラップトップ /タブレットPC /スマートフォン」という製品にしてみました。中国メーカーのようですが、やけに評判が良く、値段も2千円くらいでした。

大きさは、ちょうどピンポン玉くらいでしょうか。非常に軽いので機器側の端子を痛める心配もないと思います。見た目も良く、高級感さえ感じます。充電池が内蔵されていて、45分の充電で8時間くらい使えるそうです。

20160802-0015.jpgEWIにつけると右の写真のような感じになります。一体感がないのは仕方ないけど、思ったより悪くないですよね?(^^;) ただ、向きをどうするか少し悩みます。自分で聴くためなら、やはり上向きでしょうか・・・。

音も満足です。それほど大きな音が出るわけではありませんが、一般家庭の部屋で演奏するには十分です。また、商品名に「サブウーファー」という単語が入っていることからも予想できましたが、低音もかなり出ます。強く吹くと振動がビリビリと手に伝わってくるほどです。金管楽器のような音色で低音域を演奏していると、ブリブリと非常にソレっぽい音になって、気分はチューバかユーフォニアムですね(^^;)


関連リンク
AKAI EWI4000s その後2 (2016年08月12日)

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