2008年1月 3日
DivX Ultra 実験
昨年12/31の日記のその後です。PS3がDivX Ultraに対応しているかどうかはまだ分かりませんが、TMPGEnc DVD Author 3 with DivX Authoringの体験版をダウンロードして、実際にDivX Ultraの作成を試してみました。
DivXオーサリングに対応していないTMPGEnc DVD Author 2.0はずっと愛用しているので使い方はバッチリです。DVDオーサリングのほうも便利な機能がいくつか追加されているので、それだけでもアップグレードする価値があるかもしれません。
ただ、体験版では旧バージョンのプロジェクトやテンプレートが読み込めない点が残念です。調べた限りコンバートはできるようなのですが、バージョン1.xから2へ上がったときは色々と問題がありました。ここは体験版でしっかりチェックしたかったのですが、それすらできないのは残念ですね。特にペガシスのソフトはネットワークアクティベーションで、アップグレードすると古いバージョンが使えなくなってしまうのが、やっかいです。(1ヶ月くらいは併用できるらしいけど)
それはさておき本題のDivX Ultraです。まず作成。適当な動画でやってみましたが、これってオーサリングの結果として出力されるのは、DVDと違ってあくまで単一ファイル(拡張子.divx)なんですね、CD-RやDVD-Rに書き込んでも、単にディスクのルートにファイルを書き込むだけのようです。(ファイルシステムはUDF)これならHDD上に残しておくような運用も簡単ですね。
次に、作成したものをWindows版のDivX Playerで再生してみましたが、いくつか気になる点がありました。
まず、再生を開始したときに必ずメニュー画面が出てしまうこと。DVDオーサリングでは再生開始時点にはメニューを出さず、本編の再生終了後に出すよう設定することができて、実際に私もそういう形でオーサリングしていましたが、DivX Ultraだとできません。これはおそらくDivX側の仕様なんでしょうね。自由度が低くてちょっと残念です。
それではとメニューなしのディスクを作ってみると、今度はチャプター移動もできなくなってしまいます。ただ、TMPGEnc DVD Authorのシミュレート画面では移動できるので、これはDivX Player側の仕様なのかもしれません。なぜ禁止するんですかね。
また、オーサリング時に各チャプターに名前を付けることができるのですが(日本語もOK)付けずにオーサリングするとDivX Player上のチャプター名が文字化けみたいになってしまい、選択しても移動ができません。これはDivX Playerのバグですかねぇ。いちいちチャプター名を付けるのはかなり面倒なので、付けないでも良い仕様にするか、オーサリングソフト側でデフォルトの名前(連番とか)を付けておいてもらえると嬉しいなと思いました。
全体的にDVDのオーサリングに比べるとDivX Ultraは少し仕様が甘いというか、まだ発展途上にあるような印象を受けました。PS3がUltraに対応していたとしても、再生ソフト側の実装が気になりますね。まあ、私はチャプターの移動さえできれば良いのですが・・・。
ちなみにMac版のDivX Playerでは、本編の再生はできるけど、メニューやチャプター移動などは行えませんでした。単純にUltraに対応してないだけかな?
関連リンク
・PLAYSTATION 3 購入 (2008年01月12日)
2008年1月 2日
MacでPSP用480x272動画を作成
昨年3/29の日記のその後です。久しぶりにPSPの動画関連の情報収集をしていたところ、HandBrakeというオープンソースのソフトを使えばMacでも解像度480x272の動画の作成が可能だという情報をみつけ、試してみました。
まずこのソフトの使い勝手ですが、非常によくできていますね。DVDビデオから直接エンコードできるのが私の目的にピッタリです。設定の保存も簡単だし、バッチエンコードも可能で文句なしですね。
このソフト、プリセットされた対象機器の設定を選ぶことで簡単に動画を作れるのですが、デフォルトの「PSP」というプリセットでは残念ながら480x272の動画は作れませんでした。(作れるけど再生できない)
調べてみると、いくつか設定を行う必要があるようです。きちんとまとまった情報がなかったので、以下に記述しておきます。なお、HandBrake 0.9.1のGUI版で試しています。
- ウィンドウ右側のPresetsドロワーからPSPを選択
- Codecを「AVC/H.264 Video / AAC Audio」に変更
- Picture Settings...で解像度を480x272に設定
- (最初のウィンドウの)AdvancedタブのCurrent x264 Advanced Option String:に「level=21」と記述 (21以下ならOKらしい)
以上です。あとはドロワーの+ボタンでPresetsを保存しておけば次回から楽ちんです。
ちなみにこのソフト、DVDから読み込んだチャプター情報をエンコード後の動画に埋め込む機能があり、iPodでは再生中にチャプターの移動が行えるそうです。以前にも書いたことがありましたが、これ凄い欲しい機能でした。iPodならできるんですね!
試しにiPod touchでやってみましたが、Presets「iPhone / iPod Touch」で問題なくできました。やはりこれは便利。ビデオビューアーをPSPからiPod touchに乗り換えたくなりました(^^;) でもiPodの問題はスピーカーを内蔵してないことなんだよなぁ。あと予備のバッテリーを用意できない点もか。
関連リンク
・MacでPSP用480x272動画を作成 2 (2008年01月05日)
2007年12月31日
HD映像をどう残す
それほど興味がなかったのに、とあるブツを入手したことによって、にわかに現実的となってしまったハイビジョン録画ですが、実際にクオリティの高い映像を目にすると、やはりそれを美しいまま残したくなるのが人の性というものです(^^;) そんなわけで、これらの映像をどういった形式で残すべきか、ここしばらく情報収集に励んでいました。
理想は、今現在DVDで可能なようにBDやHD DVD等の次世代メディア、または従来のDVDメディアを利用した規格であるAVCREC、HD RecなどのディスクをPCで作成できることですが、これはまだ難しいようです。唯一可能なのは元々ビデオカメラ向けの規格であるAVCHDですが、これもオーサリングソフトは発展途上で、ものによって一長一短あるようです。
そんな中で目に止まったのがDivXです。調べてみると、DivXにはDivX Ultraというディスクメディアを意識した(メニューやチャプター等を作成できる)規格(?)があるようです。オーサリングソフトも、私が信頼しているTMPGEncシリーズのものが出ています。PS3は先頃DivXの再生ができるようになりましたが、このUltraにも対応しているかどうかは、調べた限りでは分かりませんでした。対応してたらこれがベターかもしれません。
PS3はAVCHDのディスクも再生できるようですし、やっぱ買ってみるしかないかな(^^;)
関連リンク
・DivX Ultra 実験 (2008年01月03日)
・HD映像をどう残す その2 (2008年01月23日)
2007年12月18日
PV4
衝動的にビデオキャプチャーカードのPV4を購入してしまいました(^^;) いや、以前から興味がなかったわけではないのですが、これって秋葉原とかをこまめにチェックしていないと入手できないブツだと思っていました(笑) ところが先日、通販で予約を受け付けている店があることを知って、勢いで注文してしまいました。予約のはずだったのに翌日には発送されて驚きましたが(^^;)
今のところ、うちのWindows Vistaマシン(ASUS P5B-V、Core 2 Duo E6400、メモリ2GB、SATA2 HDD)で問題なく動いています。スペック的に微妙かなと思っていたのですが、意外と余裕でした。地上波デジタル放送の1440x1080は元より、フルHDの1920x1080でも今のところ問題なくキャプチャーできています。CPU使用率も30%程度(タスクマネージャ調べ)ですね。Vista対応の録画アプリはまだベータ版ですが、軽いし安定してるし、これで特に不満はありません。よくできていますね。
コーデックは独自形式ということで気になっていましたが、こちらも特に不満は感じません。むしろクオリティと容量のバランスの良いコーデックで好印象です。容量は1分間で500MBほどになりますが、映像の内容によって大きく変わります。1時間のものを録画するなら40GBは確保して臨みたいところですね。HDD容量は今のままではキツいや・・・。
画質は感動的になほど綺麗。SD解像度のMPEG2に再エンコードしてDVD化したものを自室のテレビでも視聴してみましたが、私はハイビジョンレコーダーは持っていないので未体験の高画質でした。HD解像度のまま視聴できる方法を考えたいですね。PS3でも買うかな(^^;)
チューナーはとりあえず9/17の日記で書いたものを使って試していますが、このチューナーには光音声出力端子がありません。しかしPV4は光入力しかありません(^^;) まあ、買う前から分かっていたことですが、これには良い回避策を思いつきました。MacをA/Dコンバーターとして使うのです。最近のMacには必ず光出力端子がありますからね。チューナーのアナログ音声出力→Macのライン入力→Macの光出力→PV4というふうに接続して録画しました。音質は全然問題なし。音ズレが心配でしたが、それも気になりません。経験上100ms以下の音ズレは認識できないと分かっていたので、たぶん大丈夫だろうとは思っていましたが、それでもなんだかニンマリです(^^;) まあ、例え大きくズレても再エンコード時に補正できるので問題ありません。
ちなみにこの方法で接続しただけでは音は出力されないので、何らかの録音用アプリを使ってライン入力をアクティブにしておく必要があるようです。最初はマシンに付属していたGarageBandを使ったのですが、これだとサンプルレートが44.1KHzになってしまい、映像ソースの音声としては、あまりうまくありません。(気分の問題?) ルーティングするだけのプログラムなら自分でも作れるかなとアップルの開発者向けサイトを見ていたところ、そのまま使えるサンプルプログラムを見つけました。CAPlayThroughというやつです。これならサンプルレートも48KHzで良い感じです。
この方法の問題点は、Mac側で他のアプリが余計な音(警告音とか)を出すと、それも一緒に出力されてしまうことです(^^;) ソースをいじってライン入力の音だけを出力するように改造しようかとも思ったのですが、やはりこのチューナーで実運用するのは何かと不便なので、早めに例の計画を実行に移したいと思っています。
2007年11月30日
クレバリー CB-HARROC01-PCIE
ちょっと前に、PCショップのクレバリーがCB-HARROC01-PCIEという低価格のD4キャプチャーカードを発売するというニュースがあり注目していたのですが、どうやら本日無事発売されたようです。ハイビジョンキャプチャーにはまだあまり興味はないのですが、コンポーネント端子(D端子)でキャプチャーができるカードは欲しいと思っていたので、ちょっと考えています。
在庫は潤沢にあるようだしこの値段なら即決してもいいんですが、ノンサポートの怪しい製品なのでもう少し様子を見たいと思います・・・なんてこと言ってると買えなくなっちゃうんだよね、この手のは(^^;) さてどうするか。
2007年11月 5日
Friio
ちょっと前から地下で話題になっていたデジタルハイビジョンテレビアダプター Friioが発売されたようです。グレイゾーンな(限りなく黒に近い?(^^;) )製品なので内容についてはあえて書きませんが、こいつのコンセプトやアイデアは非常に面白いですね。
その販売方法もあって、最初は詐欺説もありましたが、既に購入者のところに届き始めているようです。もちろん、最初だけ安心させておいて注文が殺到したらお金だけ取ってトンズラというパターンもあるので完全に信用はできませんが、機能自体は本物のようで録画マニアには夢の機械ですね。
いや、夢というかアナログ時代や音楽CDなどでは普通にできたことが単に地上波デジタル放送の録画でもできるようになるだけなんですが、横暴とも言える昨今の日本のデジタル規制に反発心を感じている私なんかから見ると、非常に痛快な製品です。まあ、所有するだけで違法性があるかどうかなど、今のところよく分からないので買うつもりはありませんが、秋葉原とかで普通に売ってたら手を出してしまうかも?(^^;)
関連リンク
・白凡入手 (2008年06月19日)
2007年5月25日
高解像度動画は電池食い?
PSPが液晶サイズと同等の高解像度動画を再生できるようになって、私もライブラリをコツコツと再エンコードしているのですが、最近バッテリーの持ちが悪くなったように感じています。これはもしかして普段再生している動画が高解像度になったせいでしょうか?
こんなに体感できるほどの違いが出るとは想像していませんでしたが、考えてみれば、まずメモリへ読み書きする容量がほぼ倍増しているわけですよね。これは大きいかもなぁ。MPEGのデコードや画面への表示などではどれくらいの差になるのでしょう。こういったハードウェア的なことはよく分かりませんね。
予備のバッテリーは用意してあるのですが、PSP付属のACアダプターでの充電はやっぱり不便です。以前も書きましたが、本体なしで充電できるバッテリーチャージャー(PSP-190)が欲しいですね。そんなに高いものじゃないんだけど、なかなか手が出せません(^^;)
2007年4月25日
PSPのVIDEOフォルダとMP_ROOTフォルダ
PSPでムービーファイルを扱うには、ファームウェア2.8の時にできたVIDEOフォルダと、それより古いMP_ROOTフォルダの2種類があります。新しいVIDEOフォルダはMP_ROOTフォルダよりも多くの形式に対応していることは知っていたのですが、逆にMP_ROOTフォルダでしか再生できない形式もあることが分かりました。
先日、昔エンコードしたファイルをVIDEOフォルダにコピーしたところ、未対応だとはねられてしまったのです。そのファイルは携帯動画変換ちゃん(ffmpeg)でエンコードしたもので、MP_ROOTフォルダではちゃんと再生できます。細かい設定によるのだと思いますが、私が利用していた設定では全滅のようです。
3/28の日記で書いたとおり、私は最近MP_ROOTフォルダはやめてVIDEOフォルダを使うようになったのですが、古いファイルは本当に再エンコードする必要がありそうです。まあ、元は自分で録画したDVDからエンコードしたものばかりなので、もう一度やり直せばいいだけなんですが、このPSPの仕様には納得できませんね。それぞれのフォルダで別のデコーダーを使っているのでしょうか。
2007年4月 4日
PSPで高解像度の動画を再生 その2
3/29の日記のその後です。TMPGEnc 4.0 XPressでエンコードした480x272のファイルをいくつかPSPで試聴してみたのですが、前回書いた設定では動きの激しいシーンでかなり画質が荒れることが分かりました。どうやら、このソフトのMPEG-4テンプレートは320x240程度を想定しているようです。そこで、どのくらいのレートが適切か実験してみました。
せっかくだから画質優先にしようと、可変ビットレートの2パスエンコードでやりました。最高ビットレートは高くしてもサイズはほとんど変わらないので1536kbpsに固定。平均ビットレートをデフォルトの384kbpsから、128おきに1024まで試しました。その結果(ソースにもよるでしょうが)だいたい512kbpsから768kbps程度がちょうど良いようです。実際、市販の480x270の動画もビットレートは768kbps程度のようです。
この設定でエンコードにかかる時間は、うちのマシン(Core 2 Duo E6400)で、だいたい実時間の10%増しくらいです。つまり1時間の動画のエンコードに1時間ちょっとです。1パスならおそらく半分くらいですよね。用途に応じて使い分けたほうが良いかもしれません。容量も以前の倍近くになって、1時間で300〜350MBくらい。今の1GBのメモリースティックでは少し心許なくなってきました。安くなってるし、2GBのを買おうかな(^^;)
2007年3月29日
PSPで高解像度の動画を再生
昨日、PSPファームウェア3.30がリリースされ、従来の320x240や368x208等より高解像度な動画が再生できるようになりました。今までも市販のPSP用動画は480x270等だったので、ユーザーレベルで作成したものだけ再生できないのは納得できませんでした。やっと対応してくれたという感じですね。
今回サポートされたのは720x480、352x480、480x272の3種類です。最初の2つはそれぞれDVDビデオのフルD1、ハーフD1解像度ですが、PSPで使うにはあまり向かないと思うので、今回は試していません。やはりPSPの液晶サイズと同じ480x272のサポートが嬉しいですね。4:3の動画は左右を黒くすればいいし、個人的にはこれで不満はありません。
しかし、再生できるフォーマットの条件は相変わらず厳しいようで、苦労しました。最初はいつも使っているMacの携帯動画変換ちゃん(ffmpeg)で試したのですが、どうもうまくいきません。そこでMacは諦めて、WindowsでいつもDVDビデオ用MPEG2のエンコードに使っているTMPGEnc 4.0 XPressでやってみたところ、再生できる動画が作れました。このソフトは画質にも定評があるし、個人的にも我が家はWindowsマシンのほうが速いので、今後はPSP用の動画もこっちで作ろうかと思っています。
参考までに、オプションを載せておきます。MPEG-4のテンプレートから以下の部分を変更しました。フレームレートはインターレースだとだめみたいです。
ストリーム種別:MPEG-4 AVC 形式出力コンテナの種類:ポータブルゲーム機器
映像設定(1)
映像設定(2)
プロファイル:Main
サイズ:480x272
フレームレート:29.97 fps (プログレッシブ)
エントロピー符号化モード:CABAC
他はデフォルトでOKでした。
関連リンク
・PSPで動画再生 その1 (2006年02月03日)
・PSPで高解像度の動画を再生 その2 (2007年04月04日)
・MacでPSP用480x272動画を作成 (2008年1月02日)
2006年8月18日
萌えぺぐえんく
私も愛用しているTMPGEncシリーズに新たに萌えぺぐえんくという製品が加わるようです(^^;) なんでもアニメ専用のエンコード/オーサリングソフトだということです。やってくれますねー。画面デザインなども凄いものがあります。素晴らしきかなメイドインジャパン(笑)
ただ、果たしてアニメ専用としてしまってどれだけ売れるのかちょっと疑問です。私だってアニメも録るけど他のものも録るしね。まあ、話題になって他の製品が売れるだけでも良いのかな。とりあえず、これを製品化した勇気に拍手という感じでしょうか(^^;)
2006年8月13日
TMPGEnc 4.0 XPress
TMPGEnc XPressを3.0から4.0にアップグレードしました。4.0が出たのは春頃ですが、時間があるときに体験版を試してからと思っていて、ずっと後回しにしていました。アップグレードすると以前のバージョンは使えなくなるので、問題があると大変です。このソフトは毎日のように使っていますからね(^^;)
ざっと試してみましたが、編集画面にサムネイルのプレビューがついた点、シークバーでのフレーム移動が速くなった点、カット編集でアンドゥが効くようになった点、クリップ分割機能などは良いですね。フィルターもいくつか新しく追加されているようで、例えば映像のフェードイン/アウトなどは使う機会があるかもしれません。
逆に、キーボードでのフレーム移動は遅くなったように感じます。よく使っているので、これが唯一の不満点でしょうか。ただ、これについてはマシンのパワーアップで改善できると思うので、そろそろ検討しようかな。Windowsマシン(自作機)はもう3年以上もアップグレードしていませんからね。ビデオ編集以外では不満はないんですが・・・。
2006年3月16日
PSPで動画再生 その8
10日ぶりのその8です。単なる転送ユーティリティーだったはずなのに思いつきでどんどん機能を追加して使い勝手が悪くなってしまったので、GUIを一新しました。
タイトルの変更は携帯動画変換ちゃんのようにリスト上でダイレクトに行えます。一括変換する処理はメニューから実行するようにしました。サムネイルも1つ1つプレビューを見ながら選べるので、数が多くても結構サクサクと作れます。これがいちばん便利になった部分かな(^^;) まだ実装できていない機能も残っていますが、キリのいいところで(今度こそ)公開したいと思っています。
ところで、今回リスト表示のためにData Browserを初めて使いました。アップルのサンプルなどはいじったことがあったのですが、これって古のリストマネージャーと違って、やりたいと思ったことはほとんど実現できますね。素晴らしいです。ただ、OSバージョン間の互換性はかなり低いようで苦労しました。まだ発展途上なのかもしれませんね。
あと前から気になっているのですが、メタル調ウィンドウにアクアのボタンは似合わないですよね。FinderやSafariのものみたいにしたいのですが、Interface Builderの標準オブジェクトに合うものがないんですよ。カスタムボタンを作るほどのプログラムじゃないし、Mac OS X 10.2以前との兼ね合いもあるし、難しいですね。
関連リンク
・PSPで動画再生 その1 (2006年02月03日)
・PSPで動画再生 その2 (2006年02月06日)
・PSPで動画再生 その3 (2006年02月09日)
・PSPで動画再生 その4 (2006年02月13日)
・PSPで動画再生 その5 (2006年02月21日)
・PSPで動画再生 その6 (2006年03月05日)
・PSPで動画再生 その7 (2006年03月06日)
・PSPで動画再生 その8 (2006年03月16日)
2006年3月 6日
PSPで動画再生 その7
昨日の続きです。サムネイル作成機能を本格的に使ってみようと、ここ最近コツコツとエンコードしている動画ライブラリのサムネイルを作り直してみました。実際にやってみると便利だなと思う反面、大いに不満な点がありました。QuickTimeのムービーコントローラーって、意外と使いにくいですね。スライダーの反応が思ったより悪いです。特に長い動画で秒単位の移動を行うのはかなり困難。10個くらいやったところで「これじゃとても使えない」と断念しました(^^;)
ウィンドウを大きくすれば(スライダーが長くなれば)多少はマシになるんでしょうけど、根本的な解決にはなりそうもありません。そこで秒単位でフレームを移動する機能を付けてみました。これでかなり使えるようになったと思います。
万人向けの機能とするにはもっとカスタマイズができたほうがいいんでしょうね。ホットキー(controlキーやcommandキーなど)を押したときは別の秒数になるとか、キーボードでの移動とか、考えられる機能はたくさんあります。そんなに難しくないはずなので、のんびりやっていきたいと思います。
それにしても、QuickTimeのプログラミングは楽しいですね。今までQuickTimeを使ったことがないわけではないのですが、こんなに本格的(?)に動画を再生するアプリケーションを作ったのは初めてです。やりたいことが意外と簡単にできるので嬉しいですね。あとはアップルには、そろそろMPEG2をタダで再生できるようにして欲しいです。QuickTime MPEG-2再生コンポーネントなんてものはどうしても購入する気になれません(^^;)
関連リンク
・PSPで動画再生 その1 (2006年02月03日)
・PSPで動画再生 その2 (2006年02月06日)
・PSPで動画再生 その3 (2006年02月09日)
・PSPで動画再生 その4 (2006年02月13日)
・PSPで動画再生 その5 (2006年02月21日)
・PSPで動画再生 その6 (2006年03月05日)
・PSPで動画再生 その7 (2006年03月06日)
・PSPで動画再生 その8 (2006年03月16日)
2006年3月 5日
PSPで動画再生 その6
久々のその6です。近日中に公開すると言っておいてなかなか公開できていない転送ユーティリティですが、けっこう楽しくなってきてしまって、新たに機能を追加しています(^^;)
今度はサムネイルを作る機能をつけました。QuickTimeのお馴染みのコントローラーでフレームを指定して、その絵でサムネイルを作ります。1つ1つ作業しなくてはならないので、あまり使い勝手が良いとは言えませんが、それでも画像編集ソフトなどで作ることを考えればかなり便利だと思います。
なお、PSPのサムネイルファイルは中身の構造がJPEGファイルと同じなので、作成したサムネイルにはファイルタイプ'JPEG'をセットするようにしました。これで拡張子を変えたりしなくても他のアプリケーションで開けるようになります。(もちろんMac上でのみ有効) このプログラムで作ったものに更に編集を加えたりするのに便利だと思います。
これで携帯動画変換ちゃんとこのプログラムで、個人的にやりたいことはほとんどできるようになりました。
あとはもっと高画質の動画が作れると嬉しいんですけどね。WindowsではPSP用の動画が作れる市販ソフトが続々と登場していますが、果たして480x720などの大きな動画は作れるのでしょうか。
関連リンク
・PSPで動画再生 その1 (2006年02月03日)
・PSPで動画再生 その2 (2006年02月06日)
・PSPで動画再生 その3 (2006年02月09日)
・PSPで動画再生 その4 (2006年02月13日)
・PSPで動画再生 その5 (2006年02月21日)
・PSPで動画再生 その6 (2006年03月05日)
・PSPで動画再生 その7 (2006年03月06日)
・PSPで動画再生 その8 (2006年03月16日)
2006年2月21日
PSPで動画再生 その5
約1週間ぶりのその5です。あれから実際にPSPをビデオビューワーとして使ってみています。私は夜、なかなか寝付けない人で、いつもベッドに入ってから1時間くらい本やマンガを読んだりしているのですが、その時間をPSPでビデオ鑑賞することにしてみました(^^;)
まず感じたのは、横になった姿勢だと本を読むよりずっと楽だということ。PSPは横長なので安定しているし、片手操作が難しいという点を除けばなかなか快適です。照明も必要ないので、眠くなったら電源を落としてそのまま沈んでいいけます(笑)
DVDと比べて不便だと思ったのは、チャプター移動ができない点ですね。映画やスポーツなどではあまり必要ありませんが、ドラマやアニメなどは主題歌をスキップしたいことが多いです。MPEGをそのまま再生する機器なのでしょうがないんでしょうけど、これからこういったものを設計する方は仕様に盛り込んで欲しいですね。右矢印キーでの早送りはレスポンスも良くて使いやすいほうだと思いますが、逆にちょっと速すぎるような気もします。思いっきり行き過ぎてしまいます(^^;)
画質は、やはり自分でエンコードしたものは解像度の低さが気になりますね。眠くなってしまえば気になりませんが、やはり480x270の動画が作りたいです。ソニー純正の(Windowsの)エンコーダーならできるのかな? だったらMacでやることは諦めてもいいかも(^^;)
音質は、PSPの内蔵スピーカーで聴いているので全く気になりません。これなら24KHzでもOKかもしれません。
その3のときに書いた転送プログラムも、実はコツコツと作り込んでいます。友人の協力でタイトルの設定や、MPEG4とAVCの自動判別なども実現できたので、シンプルだけどなかなか使いやすいんじゃないかと思います。ちなみに現状の設定画面は以下のような感じです。
タイトルを変更するプログラムと転送するプログラムは分けるべきか、またここまでやるんなら音楽ファイルや写真ファイルも転送できるようにすべきか等々、いろいろ悩んでいるんですが、とりあえず第一段階として早めに公開したいですね。
関連リンク
・PSPで動画再生 その1 (2006年02月03日)
・PSPで動画再生 その2 (2006年02月06日)
・PSPで動画再生 その3 (2006年02月09日)
・PSPで動画再生 その4 (2006年02月13日)
・PSPで動画再生 その5 (2006年02月21日)
・PSPで動画再生 その6 (2006年03月05日)
・PSPで動画再生 その7 (2006年03月06日)
・PSPで動画再生 その8 (2006年03月16日)
2006年2月13日
PSPで動画再生 その4
「PSPで動画再生」のその4ですが、今日はちょっと番外編です。自分でエンコードした動画がどれくらいのクオリティなのかを知るために、Portable TVの無料コンテンツをダウンロードしてみました。先日も別のネタでちょっと書きましたが、私はSo-netの「こんてんつコース」会員なので、このサイトはすぐに利用可能です。有料コンテンツをざっと見た限り購入したいと思ったものはありませんでしたが、中には自分で録画してあるコンテンツもあったので、画質比較には最適でした(^^;)
まずテスト画像をダウンロードしてみましたが、いやあ綺麗ですね。自分でエンコードしたものとは雲泥の差です。調べてみると、このコンテンツはなんと解像度が480x270です。PSPの液晶サイズとほぼ同じですね。こんなサイズも可能なんですね。
次に無料コンテンツをいくつかダウンロードしてみましたが、こちらも綺麗です。4:3のコンテンツも解像度は同じく480x270と表示されています。これは地上波デジタルのサイドパネルみたいに左右に黒帯をつけているのでしょうか、それとも圧縮(つまりスクィーズの逆)しているのでしょうか。PCでは再生できない(らしい)ので確認できませんが、どちらにせよ綺麗です。このクオリティなら満足ですね。
先日のテストでエンコードしたものも、それなりに映像が綺麗なものを選んだつもりだったので、この差はちょっとショックですね。このクオリティでエンコードしたいなぁ。これはライブラリを作る前に、もっと研究してみる必要がありそうですね。
ちなみに今回はPSPで直接ダウンロードしましたが、うちの無線LANは802.11bの11Mbpsなので、ちょっとしたものをダウンロードするのにも凄く時間がかかりました。PCでやったほうが良さそうです。また、やはり文字入力は大変ですね。ユーザーIDやパスワードなどを入力するだけで何分もかかってしまいました(^^;) PSPの文字入力って、なんで携帯電話方式なんですかね。ソフトウェアキーボードみたいなのだったら良かったのに・・・。毎回これをやるのかと思ったら、2回目からはブラウザに入力内容が残っているようです。PSPを外でなくしたりすると大変ですね(^^;)
関連リンク
・PSPで動画再生 その1 (2006年02月03日)
・PSPで動画再生 その2 (2006年02月06日)
・PSPで動画再生 その3 (2006年02月09日)
・PSPで動画再生 その4 (2006年02月13日)
・PSPで動画再生 その5 (2006年02月21日)
・PSPで動画再生 その6 (2006年03月05日)
・PSPで動画再生 その7 (2006年03月06日)
・PSPで動画再生 その8 (2006年03月16日)
2006年2月 9日
PSPで動画再生 その3
2/6の日記の続きです。タイトル文字化けの件は、友人がこれを修正するプログラムをサクっと作ってくれたことで、あっさり解決しました(^^;) これで携帯動画変換ちゃんで問題なくライブラリが作れます。
PSPで再生できるフォーマットについても、新たに分かったことがあります。音声はサンプリング周波数が24KHzでなければならないと思っていましたが(そう書いてあるサイトが多い)試したところ48KHzでも再生できました。ただ、圧縮レートによるようです。64kbpsと96kbpsで試したのですが、前者はOKで後者はだめでした。それ以上は追求していませんが、映像のレートとの兼ね合いもあるんですかね。昨年1/17の日記で書いた私の調査(?)によるとAAC 2ch.なら64kbpsでギリギリ満足いく音質です。ビデオではオーディオのみの場合ほど高音質を求めない(24KHzというのは論外ですが)ので、この16bit/48KHz/64kbpsを私の標準としたいと思います。
ところで、こういう実験をやっているとMacからPSPにファイルを転送するのが凄く面倒ですね。Macには日本語のファイル名で保存しておきたいけど、PSP側はMAQ00001.MP4など決められた名前じゃないといけません。重複や並び順なども考慮しながら手作業でリネーム(リナンバー)していると気が狂いそうです(笑) 何かツールがあるだろうと思って探したのですが、ファイル転送だけを行うシンプルなものが見つけられません。仕方ないので思いきって自分で作ってしまいました。とりあえず自分用なので汎用性は全くありませんが(設定を変えるのにも再コンパイルが必要(笑))ドラッグ&ドロップ1発でまとめてコピー&リネームができるようになりました。他にもっと良いものがなければ、ちゃんと作り込んでフリーウェアとして公開してもいいかなと思っています。
関連リンク
・PSPで動画再生 その1 (2006年02月03日)
・PSPで動画再生 その2 (2006年02月06日)
・PSPで動画再生 その3 (2006年02月09日)
・PSPで動画再生 その4 (2006年02月13日)
・PSPで動画再生 その5 (2006年02月21日)
・PSPで動画再生 その6 (2006年03月05日)
・PSPで動画再生 その7 (2006年03月06日)
・PSPで動画再生 その8 (2006年03月16日)
2006年2月 6日
PSPで動画再生 その2
2/3の日記の続きです。USBケーブルと1GBのメモリースティックDUOを買ってきました。メモリは実験してから買うつもりだったんですが、近所のJoshinに行ったらソニー純正のが8,880円と安かったので、悩んだ末に買ってしまいました(^^;)
さっそく実験で作った動画を転送してみました。まず画質ですが、思ったより良くないですね(笑) PSPでは解像度が320x240(16:9の場合は368x208)までの動画しか再生できないようで、これではPSPの液晶を生かせませんよね。なぜ液晶サイズの480x272まで再生できないんでしょうか。ていうか、実際に試してはいないんですが、ホントに再生できないのかな?(^^;)
また、PSPで見ると全体的に色が少し淡いような気がします。初めこれは液晶の特性なのかもと思ったのですが、そういえばゲームでもプレイ中の画面とイベントシーンなどのアニメーションで違いを感じたことがあります。デコーダーの特性? PSP用の動画は彩度を高めに作っておくと良いかもしれませんね。
音質も画質同様、あまり良くないですね。サンプリング周波数が24KHzでないといけないようなので、高域はどうしようもありません。CDの約半分ですからね。さすがに違いを感じます。特にPSPの場合、主にヘッドフォンを使うことになるので気になりますね。
エンコーダーは前回のaltShiivaとは別に携帯動画変換ちゃんというフリーウェアがあることを知りました。現状での使い勝手は断然こちらが上ですね。ただ、実際にこれで作った動画をPSPに転送すると、どうも日本語のタイトルが文字化けしてしまうようです。そういうものなのかうちの環境の問題なのか分かりませんが、今回は個人的にお気に入りのライブラリを作りたいと思っているので、これが解決できるまでaltShiivaでやっていこうと思います。
関連リンク
・PSPで動画再生 その1 (2006年02月03日)
・PSPで動画再生 その2 (2006年02月06日)
・PSPで動画再生 その3 (2006年02月09日)
・PSPで動画再生 その4 (2006年02月13日)
・PSPで動画再生 その5 (2006年02月21日)
・PSPで動画再生 その6 (2006年03月05日)
・PSPで動画再生 その7 (2006年03月06日)
・PSPで動画再生 その8 (2006年03月16日)
2006年2月 3日
PSPで動画再生 その1
今更ですが、ふとPSPでビデオを見るのってどんな感じなんだろうと思って実験してみることにしました。うちにはテレビ番組を録画してDVDビデオ化したものがたくさんあるのですが、その中から気に入ったものをエンコードしておいてPSPで見たら面白いんじゃないかと思ったのです。
どうせならMacでやりたいので、まずエンコーダーを探したところ、altShiivaというフリーウェアを見つけました。DVDビデオのvobファイルから直接エンコードすることが可能で、私の目的にもぴったり。まだ開発途上のようで設定が保存されないなど使いづらい面もありますが、動作的には問題なさそうです。処理時間はうちのG5 Dual 1.8GHzで320x240の動画をエンコードするのに、実時間の20%増くらいです。(つまり10分の動画をエンコードするのに12分くらい) Macでこういうことやるのは初めてなので、これが早いか遅いかは分かりませんけどね(^^;)
まだ32MBのメモリースティックDUOしか持っていないので、実験的にほんの数分のものをエンコードしてみたのですが、実際にPSPに転送しようとしたら、うちにはPSPに繋げられるUSBケーブルがないことに気づきました(笑) いやあ、デジカメのと同じだと思ってたんですけどね。う〜ん残念。買ってこなければ・・・。というわけで、続く(^^;)
関連リンク
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